表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
さよなら、愛しき地球  作者: 若き素人
5/7

街を徘徊

ちょっとあれな描写があるので、食事中とかでしたら見ないでください。

不快な思いをするかもしれません。すみません。

初めての土地

知らない場所

見慣れない建造物


それらを見て舞い上がらない子供はいるのだろうか。

いや、私が知ってる限りはいない。

私が知っている奴らは、知らない建造物はとりあえずペタペタ触って、感触を味わって、興奮のあまり犬みたいな雄叫びを上げるだろう。「うぉーー!!」みたいな感じに。

そして先公に怒鳴られるんだ。「煩い」と。

そしてその中に私もいるんだ。「サーセン」だけ言って、まだ懲りず触るだろう。

そして現地に住む人たちに変な目で見られて、泣き泣き友達の方によっては「馬鹿じゃないの?」と罵られるんだ。

うん、懐かしい。

....そんな感じに思い出に浸っている私の頬を叩いて、夜のロンドンのような街を徘徊した。

こんな夜でも、警官は街を徘徊して平和を守る。

そんな警官に注意して、私は行く当てもなくぐるぐる回る。

本当に視界が悪い。霧が立っているせいでちょっと遠くは見えないし、夜だから明かりは街灯頼り、街灯も照らせない裏路地からは娼婦やなんか夜の仕事をしている大人達がでてきそうだ。

そしてその娼婦らをジャック・ザ・リッパーがザクリと....


ジャック・ザ・リッパー?

切り裂きジャック?

....この世界に居たりする?

いないよね?

え、だってここはロンドンのようでロンドンでない街だよね?

地球じゃないもんね?

...........


慎重に街を徘徊することにした。


______________________


徘徊して恐らく1時間は経過しただろう。

ジャック・ザ・リッパーみたいな怖い奴にも合わないし娼婦みたいないろいろとしつこそうな人たちにも合わないので退屈していた。

欠伸を1発かまして曲がり角を曲がると、霧が立っていてあまり見えない視界にギリギリ見える人が街灯の根元に向かってなんかやってた。

あの忌々しい音と共に何かを吐き出しているようにも見えた。いや、見える。そう見える。

これは大和撫子の心を持つ私も見逃せない、がこの手はなるべく無縁でいたい。

いろいろな思いを胸に込めて、来た道を通る。

あの音は響く。

悪いな、私はそれを見たらもらっちゃうタチなんだ。


....いや待てよ。

もしあいつに女房がいたとして、あいつを家に返したら女房から何かを貰えるのでは...?

そうだ!そこで地図を貰おう!

うむ、名案だ。

そう思い、曲がり角をまた曲がる。

猛烈な匂いのせいで、私もやってしまった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ