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精神的自殺(自我崩壊)

2010年11月13日の作品です。

 自分を殺す、自分に殺されると書いて『自殺』という。では、自分の精神を心を気持ちを殺す、自分の精神を心を気持ちを殺されると書いて『……』何というのだろう。



 私は私が嫌いだ。私の弱い精神が嫌いだ。私の弱い心が嫌いだ。私の弱い気持ちが嫌いだ。私はそんな目に見えない自分の内面を殺してしまいたかった。


 私は1974年に生まれた。今年で36歳になる。今まで平凡に暮らしてきた。幼少時代は体が弱くよく親に迷惑を掛けたものだ。少年時代は気が弱いのもあり、学校でイジメを受けた。その頃からだ、私が私を殺してしまいたくなったのは。中学校に入り、イジメは無くなったが、部活がきつく、顧問が気に入らなかった。友達も数名いたが、今となっては、あれも友達と呼べた関係では無かったのかもしれない。この時分も私は私を殺したくて仕方なかった。他人に暴力を奮う訳でもなく、親に八つ当たりをする訳でもない。ただ、自分を殺したくて、殺したくて仕方なかった。私のお気に入りの場所は近くのマンションの屋上だった。マンションの屋上から下を見下ろすと、人が米粒のように見えた。少し離れて見ると人など小さな、ちっぽけな存在だった。私もそのちっぽけな存在の一人だった。マンションの屋上の端に足を出して座る。下から見たらそれは危険な行為だろう。しかし人は前か下しか見ない。上を見上げる者など殆どいない。私は何度そこから、ピョンっと外に飛び出してやろうと思った事か。しかし出来なかった。恐怖という見えない心の壁に邪魔されて出来なかった。

 そんな3年を過ごし私は高校生になった。学校でイジメられる事も無くなった。教師達から不良というレッテルを貼られているヤツらと一緒にいる時間が増えていった。学校生活に不満を感じる事は殆ど無かった。中学時代にやっていた部活により高校でも同じ部活からの勧誘がくる。何度断っても、しつこくしつこく。昔スイミングスクールに通っており、中学時代に何かの大会で賞をとった事により、水泳部からもよく勧誘がきた。音楽の授業が好きだったのと、音楽の教師が吹奏楽部の顧問だった事から、吹奏楽部からも勧誘をよく受けた。しかし私は部活には興味が無かった。学校が終わると、すぐに下校し学校から少し離れたゲームセンターに行く。当時ゲームセンターのゲームといえば、1回100円と相場が決まっていたが、そこは1回50円だった。そのゲームセンターでたむろし、タバコを吸い、そして家に帰った。そんな毎日だった。高校3年になって進路について話す機会が多くなった。私は数学と生物学が得意分野だったので、大学に行こうと思っていたが、英語の成績が良くなく断念した。その頃、父親は毎日のように勉強しろと言っていた。大学に行きたいならば勉強をしろと。今思えば、父親は自分(父親)の為(世間体)に勉強しろと言っていたように感じる。

 私は大学への進学を断念し、専門学校へ行った。授業に真面目に取り組む気は無かったが、友人がいたので、毎日学校へは行った。専門学校の2年間はあっという間だった。

 そして私は就職し、恋もした。その頃からまた私の病気が芽を出したのだった。嫌な事、自分の理に叶わない事がある度に自殺を考えた。しかし、やはり出来なかった。自制心がそうさせなかったのだと思う。そして2度目の職場で私は我を失った。多量薬剤服用による自我崩壊を行った。失敗に終わったのだが、その時に死よりツラい事があると学んだ筈だった。


 そして今、私は精神、心、気持ちを殺そうとしている。肉体的な死ではない。精神的な死を望んでいる。精神的な死、これは何というのだろうか。私は精神の自殺志願、自殺未遂者だ。



 精神的な苦しみから逃れる為に、ストレス解消、ストレス発散という形で何かを行う者もいる。しかしそれが出来ない、それを思い付かない者はどうすればいいのだろう。私は、自我が崩壊してしまいそうである。




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