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飛竜のバッグを手にしてみたい

作者: 六月梅雨子

ファッションに凝っているシンデレラストーリーって見どころ沢山で良いですよね。

日の目を見ない女の子がだんだんと才能を開花して認められて、散々馬鹿にしてきた人たちをギャフンと言わせて幸せを手にする王道ストーリー。

もうずっと口角を上げて見てられる。


例えば、比較的最近で有名な映画作品で言うと「プリティプリンセス」「プラダを着た悪魔」「クルエラ」あたりが大好きです。

洗練されたファッション、小物、それに負けない個性を持った登場人物とジェットコースターのような展開のストーリー。


そういった現代ファッションにも重きを置いた作品で、ファンタジー要素モリモリのものは無いのかなと、ふと思ったんです。


食事や宝飾品に関してはたくさん登場するの作品があるけれど、ファッションに関してはあんまり見かけたことがないなと。

あっても何か魔法を付与していたり、元々のモンスターの性質が着用者を助けたりとお役立ちアイテム的な実用的な描写が多い。

求めているのはそうじゃなくて、かわいいから着るとか、このデザインなら体型をカバーできるとか、このブランドは憧れだからとかで着用していてほしい。


小説でも漫画でも映画でも、魔物素材でできたファッションはどんな可能性があるのだろう。


現代ファッションとあえて書いたのは、武具や魔道具のような戦闘用とかの西洋ファンタジーなものでなくて、純粋に現代の日常に浮かずにちゃんと着れる洋服の形をしたものがみたいから。


例えば、毛皮のコートやジャケット、バッグにパンプス、財布にキーホルダー、シャツのボタン。

良い毛皮になりそうなモンスターって沢山いるし、角や爪なんかもボタンや小物入れの素材として重宝しそうだし、長毛種なら素敵な布が仕立てられそう。


御当地モンスターがいたとして、その地域の伝統的な民族衣装に取り込まれていても不思議ではないだろうし、歴史と変遷を辿ってみてもいいかもしれない。

それか、ワシントン条約ならぬマホウノトシ条約とかで禁じられた希少品とか。


そんな妄想を膨らませて、時代を現代に当てはめて考えてみると、庶民が頑張れば購入出来そうな物の候補の一つが飛竜のバッグではないかなと思ったり。


ドラゴン、ワイバーン、個人的調べだと、どれも翼のある小顔のTレックスみたいな見た目をしている。

実写版ネバーエンディングストーリーのファルコンはゴールデンレトリーバーだから除外してほしい。


空飛ぶ恐竜の皮膚を素材として見た場合、そもそも大型捕食者というのは個体数が少ないので、希少性が高い。

しかし彼らはくて丈夫で軽い皮を持っているだろうし、鱗も存在感が唯一無二だろうし、バッグに最適だと思う。

仕立てたら機能美が凄いことになりそう。


飛竜はきっとクロコダイルのように模様が美しく、オーストリッチよりも滑らかで丈夫で軽いと予想する。

もしも、その世界にエルメスみたいな貴族御用達の職人たちのメゾンがあるとしよう。

バーキンやケリーように飛竜のバッグがシリーズをなして覇権を握っていてもおかしくないし、むしろその希少性から超高級品になっていてほしい。


なんならバーキンはマザーズバッグとして誕生しているので、飛竜のバッグは子持ち富裕層魔女に大人気でもおかしくはないかもしれない。


富と成功の証の飛竜のバッグ。

車1台買えそうな値段で、店舗に赴いてもタイミングが合わなければ売ってもらえないバッグ。

夢がある。


ファッション雑誌に今季のコレクションとして澄ました顔のモデルが持つのだろう。

アイコニックな〇〇みたいな謳い文句で紹介されちゃったりするのだろう。


はー見てみたい。

どうしたら異世界に行けるだろう。

とりあえず、天寿全うを目指してみようかと思います。

お読み下さりありがとうございました。

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