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二度目の人生も船上で  作者: キツー
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太平洋戦争へのカウントダウン 一

 先日の陸軍との模擬宣での成果もあり、大本営政府連絡会議での評判は頗るよく、空母艦隊が日本海軍に名を連ねることは二つ返事で決まったといっても過言ではないほどにあっけなく終わった、しかし、評価が高いというのはいいことではあるが、少々大本営の面々はロナルド・レーガンの戦力を過大評価していた、具体的には「この空母艦隊があれば対米戦も楽勝でしょう」といった感じか、実際はそこまでは簡単にいかないだろう、戦術的にはこれより強いが、戦略的な話になるとそこまでではない、史実の日米戦争を見るとミッドウェー海戦が日本の初の大敗となり、その後のガダルカナル海戦で半年ほどかけて多くの艦艇を失うと同時に、シーレーンを寸断されていた、まあミッドウェー海戦は空母艦隊を使えば勝てるだろう、問題はその後だ、千九百四十四年にはアメリカの月間空母、週間軽空母の生産ラインが完成するはずだ、そんな一週間に一隻も空母を作ってくるような相手はいくらロナルド・レーガンといえずも荷が勝ちすぎている、いくらなんでも無理というものだ、ゆえにまずこちらの意見に賛同してくれる人を集める必要があった、しかし俺にそんな人脈があるはずもなく、決まってしまった

「我々日本は千九百四十一年、三月十五日にアメリカへ宣戦布告、同時に真珠湾へと侵略を開始する」

 こうなってしまってはもはや方針変更などできない、ゆえに如何にして対米戦を乗り越えるかだ、取りあえずは軍令部の今後の方針であるロナルド・レーガンを旗艦とし、スーパーホーネットで対地攻撃を慣行するということだった、

「本当にか勝つつもりなんですかね、日本は」

そう聞いてきたのは空母艦隊の参謀の鬼塚だった

「まあ勝てるつもりなんだろうさ、違うか、勝てると思い込んでるんだろ、そして負ける可能性から目をそらす、そういうことだと俺は思うよ」

 そう言いつつも今回の戦争は勝つしかなかった、史実では真珠湾攻撃をした山本五十六はアメリカ軍が殺したい人ナンバーワンだったのだ、それを今回では俺が指揮することになっている、このまま行けばナンバーワンはほ確実に俺になるだろう、そうしないためにも少なくとも講和会議は痛み分け程度にはしなければならない、日本は正面戦力こそ高いものの、それ以外が点でない、なので重機などの開発を含めて行うしかなかった



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