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マウレリアの復讐  作者: 神嵜 隸
3/4

第3章 悪い兆し

マウレリア 会議場


リチャード総督

此度の襲撃は酒場で起こった

死者は役15人、

目撃者は魔道士だといっている

それに男を1人誘拐した

これは大変な事態だ


マウレリア これは…1番恐れていた事がおきましたね


首相 犯人の手掛かりだがどうも奇妙だ

この街で誰も彼の顔に確かな見覚えがないというのだ どうもただならぬものを感じる

嫌な匂いがする


教皇ヴィヨン 掟を踏み越えるのは等しく悪であり我々全ては粛清され洗い流すようにどんな忌まわしい獣を清めるのです

すなわち祈りによって

誠に祈りは全てをなだめる

絶対なる陛下がいる限りわたしたちは何も恐れるものは無いのです

(感情)はっぱさえかけておけばよいのだ

それで良い……


マウレリア さて ギルドはこのため今この時のために人々から隠され果たすべき尊い任務を達成するべく我らのもとに集った

私らは翡翠やダイヤモンドで自分をつくろってはいるがかれらは鉄臭い鎧を被りをながらもっとも誉らしき誉として誇らしくもこの国を守っているのだ


(その頃 バルバロス帝国、アレクシス帝国の敵国で戦いが長く続いていた)


ベレト そう 全ては陛下のお望みのままに

わたしが全てを自己の偉力をもって長きに渡る戦いに終止符をうちましょう

その時あなたは心に安堵をもたらす勝利と暁の光のように揺るぎない栄光があなたを明るく照らすのです 平安がありますように


デストロイ陛下 ほぅ なかなか容易いことでは無いことをぬけぬけと申すわい

確信はあるのだな

お前の命をわたしは保証できんぞ

ここに立っていることも含めて

お前は身の丈を知らない無謀者にしか

見えないが


ベレト それはそうと 早速わたしが本当に疑いがないのかどうか気が済むまで調べてくださいな


デストロイ 手始めにどんな歓迎が待っているのだ?


ベレト そうですな たとえば大海に潜れば多くの神秘がつまっているのですよ そこには実際金以上に古代の伝説とか謎の文書とかそういうものがただの子供騙しに聞こえるかもしれないが神々が残した我々の椅子取り式の宝なのですよ

誰も振り向かないからこそそこが期待であり今しかないものなのです

どんなに容易いことでも先駆けとなるのはとても難しい

コロンブスの卵のようにね

そうやって昔から彼らは人々の先頭をきって後世にまで名を残し至上の快楽を味わい心地よい余韻に浸り死んだのです

あれほど美しい死に方はございません


デストロイ (怒りを露わにする)

お前というやつはわたしを困らせに来たのか

そんなくだらん話を聞かせて私の心を惑わせると思ったか


ベレト まぁよいではありませんか

前置きがあった方がより楽しめましょう


デストロイ わたしはお前をここで生かすことも殺すこともできるのだ

それはお前が特別な力があるのかないのか

とどのつまりそれだけだ


ベレト (感情)なかなか威圧的ではあるが単細胞だ これだから野蛮人は愚かな死に方をするのだ


杯をこちらへ複数もっていただきたい

水を私が味わったことの無い最高のぶどう酒にして差し上げましょう


(水は赤色を呈しぶどう酒に変わる )


デストロイ ほぅ それ以外は何が使えるのだ?


ベレト 私は炎の魔道士でしてね(笑いをかみ殺す) 炎で範囲こそでないが強力な魔法を出すことができます (身体から炎が出る)


デストロイ (かなり驚く)ほぅ 噂には聞いていたがやりおるな

宝といったものは意外と近くに埋まっているのかもしれないな

お前は気に入った

私のそばで使えられることに感謝するのだな

なんせ我が王宮にはどんな美食も謎めいた書物も麗しき女達もお前がつまみ食いのように手を伸ばすだけで手に入るのだ

いとも容易く栄華を楽しむお前は確かにもうただの人間ではない

わたしはこの帝国で神と同等だ

おまえは至上の快楽として宴にさぞかし酔いしれ

やがては知る 自身が始まりも終わりもみることのできることに

究極の快楽を星屑のよう散りばめた芥の世界のなかから吸い寄せているのだ

もうそんな衣装を纏わなくてよい

たしかに生まれ変わるときお前は神々の子供だ


ベレト 有り難き幸せ ご恩は必ず返します こうみえても気は短いが律儀な性格でしてね


マウレリア 王の広間


マウレリア 困ったな このままでは迷宮と化してしまう

この胸騒ぎはなんだろうか

いつだってわたしは霊の力を得て未来すらもある程度知ることが出来たのに

遠くにいる魔物のようなものがまるで時の乱れが生じたように千年も前から生きていたようにすら思える

例えるなら悠久の時を経た異形の存在が呪いの鎖を振りほどくようにたしかにわたしのなかで遠い闇の灯火が私の心すら蝕むように近くに感じる

おっと私としたことが考えすぎたな

しかしなんだろうな 私に近づいている力は

確かに感じる


ベレト 確かにこれで用意は整った

あとはあの女

汝の深い眠りから深い闇と霧の中に

隠された宝

まだ満たされない感情こそあるが

そこには這い回っている幾千もの魂の光

それこそ我の貴重な代物!!

(薄ら笑いをする)

もし良ければ感想おきかせ下さい(^-^)/

待ってます 誤字脱字等すみません(・ω・;#)

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