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趣味なのに金をとってる人について

 よう。F-117だ。実はイラストを描く趣味があった(過去形)。

 いや、今でも時々、思い出したように落書きはしているんだけどさ。

 ……え?どうして辞めたのかって?……やっぱあれだ。流行りの絵柄を追わないと売れないとか、パースに沿って描かないと(たとえ意図的にパースを外しているのであっても)下手なイラスト呼ばわりされるとか、そういう時代が嫌でな。

 だからプロの業界から降板してきた。このサイトで日々『どうせテンプレしか売れない』とか『小説作法だなんだとうるさい』とか愚痴ってる君たちクズなら分かるだろ?僕もかつて君たちと同じクズだったってことさ。時代に文句をつけて、芸術家気取ってただけのアホだったのさ。

 あ、ちなみにプロ絵師を名乗る方法をみんなに教えよう。フリーランスサイトなんかに会員登録して、完了だ。ラーメン屋はのれんを下げたら客が来るかどうかにかかわらずラーメン屋であるように、フリーランスのイラストレーターも似たようなところがある。

 君も明日からニートを卒業できるぞ。表面だけは。


 さて、余談はこのくらいにしておこう。本題だ。

 好きなことを仕事にする『プロ』とは別に、『セミプロ』とか言われる趣味と仕事の中間でやってる連中がいる。もっと言えば、趣味100%のくせに客から金取っている奴らがいる。

 そんな奴らを、お前らはどう思う?

 僕は、そんな奴らを尊敬している。


 だって、すげーよな。趣味でやっていることに対して、「金を払ってもいいよ」と言ってくれるファンがいるんだぜ?これって素敵なことじゃないか。

 もちろん、金が重要ってわけじゃないぜ。そこまで愛されているってことが重要だと思うんだ。ちなみに金額はたいして重要ではない。ファンそれぞれ、金銭感覚は異なるだろうからな。

 本当なら美味いもん食ったり、遠くまで遊びに出かけたり、彼女にデート代おごってドヤ顔したりって使い道のあった金を、君の作品のためにささげてもいいと言ってくれる人がいる。それって素晴らしいじゃん?

 だから僕は、趣味で金取ってる人……もうちょっと詳しく言うなら、趣味で金を取れる人を、尊敬している。

 それはそれとして、だ。


 ここ近年、ツイッターなんかで腹立つツイートを目にするようになった。大体の意訳としては、こんな奴だ。

『イラストを描くなら、客からお金を取るべきです。貴方たちが無料で絵を描くから、有料でやっているこっちに客が来ないんです。これではイラスト業界が潰れます』

 こんな感じのツイートやリプライを見たことはないか?僕はたくさんある。

 僕はね。こんな奴らは尊敬できない。


 だって、僕が尊敬しているのは『金を払ってもいいとファンに思わせるほど、素晴らしい絵を描く人』であって、決して『無料で描いているアマチュアを蹴落とさないと金が貰えない程度の人』を尊敬しているわけではないんだよ。

 要するに、僕が金にもならない絵を無償で描くことと、お前らが大差ない絵で金をとろうとすることとは別問題だろうと言いたい。

 どうせなら金になるほど素晴らしい絵を描いてみろ。それができないくせに蹴落とし合いをしたって何の意味もない。そんなお前ら雑魚どもが、なぜイラストレーターの代表者面してるのか。

 はっきり言おう。仮にイラスト業界が潰れたとしたら、それは無料で絵を提供した奴のせいじゃない。それに文句を言う事でしか自分の絵をアピールできなかった自称フリーランスのプロ絵師どものせいだ。


 これ、小説の業界でも同じことが言える。

 書籍化作家に文句をつけて『テンプレでどーのこーの』とほざいている連中に朗報だ。実はテンプレじゃなくても書籍化の可能性は残っている。あとは、この時代をひっくり返すだけの実力が君たちにあれば、君たちは自分の好きなジャンルで書籍化できるはずだ。

 あえて言えば、テンプレに文句をつけて相手をこき下ろしてるうちは、書籍化なんかない。

 本当に書籍化したければ、相手を悪く言うより自分を磨いた方が良いぞ。


 え?僕はどうなのかって?

 ああ、無し無し。イラストを趣味としていたのは過去の話だと言っただろ。もう今は仕事でも趣味でも多分描かないよ。だから僕はその手の話に関係ない。

 ちなみに、小説の方でも書籍化は狙ってないんだ。だから書籍化確約のコンテストには極力参加しないようにしている。もう僕は金がからむような話はパスだ。パス。


 ただ、だからこそ、な。

 自分の好きなことで金を取れている連中が、うらやましくもあるんだ。それはかつて僕が憧れた姿だからな。

 そして、無料でしか創作をしない今の僕が誇らしくもあるんだ。それは今、僕が満足しているいき方だからな。

 だから、無料でやっているところに文句をつける輩が嫌いなんだ。それは過去、現在、未来のすべてにおける僕が、邪魔だと思う存在だからな。


 小説で食っていきたいと思っている諸君に告ぐ。まずはそう思わせるだけの、魅力的な作品を書け。そしてファンの人たちに「これならお金を出してもいい」って言わせる努力をしろ。

 それができる奴を、心の底から尊敬する。

 もちろんあえて金をとらずに作品を提供する人も尊敬している。

 さて、次回は


 ツイッターとかで『ここはカラ売りか』『レジスタンスライン越えたら』とか呟いているやつは全員エアプだった!?

 インサイダー取引と見られそうな危険行為に隠された意味と、本当にデイトレードで儲けている人が絶対にしないツイートとは!


 について書いていこうと思わない。

 つまり、全く関係のない話になる。

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