第十二話
今回は第三者目線での話なので書き方がおかしいかもしれません。
時と場所は変わり、オークたちの巣窟。
彼らは前線の砦にて夕食をとっている。
と言っても『食事』と呼べるほどの物では無く、それはもはや『あった物を混ぜただけ』という状態である。
「フガッ」
「フゴッ」
彼らは今日あった出来事を思い出し、笑っている。
今日あった出来事と言えば、『集落を襲った』こと。
彼らは笑い、その醜い顔をさらに醜く歪ませた。
「フゴッ」
「フガッ」
彼らは醜く歪んだ顔で更に会話を続ける。
今日襲った集落の女はどうだ、もっと他の集落も襲い支配したい、などなど…。
彼らの話の種は無くならず、その会話は焚き火のがパチパチと弾ける深夜になっても続いていた。
片方のオークが武器の手入れをするために席を立った。それに続いてもう片方のオークも立ち上がる。
会話を成立させる、武器は手入れをする必要がある程度の知識はあるようだ。
◾︎
夜の内に武器の手入れを終えた一匹のオークは用を足すために近くの雑木林に足を踏み入れた。
その時、近くの草が擦れる音が彼の耳に入った。
彼は警戒心を強め、何かあった際にはすぐに逃げられるように足を砦の方に向ける。
彼が再び音の方を見るとそこには夜の暗闇の中に光る眼光が見えた。
それもゴブリンや自分たちオークとは異なる圧倒的強種族のもの。
ギロリ
と眼光は彼を、オークを捉えた次の瞬間ーー
ーーオークの胴体に風穴が空いた。
砦にいたオークからは雑木林の一部が風に揺れているようにしか見えなかった。
主人公は劣等竜なのに何で無双してんだよ!
と思った方々へ
主人公は転生者特典的なもので通常の劣等竜とは異なる強さを持っている……という設定です。
はい、知ってます。こういうのを『ご都合主義』って言うんですよね…。




