転生1-6
レジーさんが我が家にきて早3か月たった
「ほらアル! 集中!集中!!」
今俺が何をしているのかと言うと木刀に魔力を流し木刀全体を魔力でコーティングしながら素振りをしている・・・・各足を細い木1本づつに乗せて・・・
「ほら! 体の魔力が偏ってきてるよ! 全身に流して! そこから延長するように武器にも流す!」
と先ほどからレジーさんにしごかれている
「999・・・・1000!!!」
「よし! 休憩だ!」
といわれ 俺は木から飛び降り 魔力を切りその場にへたり込んだ
「まぁだいぶ様になってきたね! あとは発動するまでの時間と維持だね」
とレジーさんが笑顔でいい俺の頭にタオルをかけ 水を手渡してくれた
「さて 魔力の使い方も少しは様になったから今日はこれからアルの魔法属性をしらべるよ!」
といい
そこから5分後 俺の呼吸が整ったのを見計らって さぁ始めようか と笑顔で言い
「この盥に入った水に両手を入れて水に魔力を溶かすイメージで流すんだよ?」
といい どこからか持ってきた 鈍い銀色をした液体が入った盥をもってきた
俺は言われた通りに両手を盥に入れ 水に溶けるイメージをして魔力をどんどん流していくと
「いい調子だよアル・・・・って! えぇ~!?」
とレジーさんが驚きの声をあげたので俺はびっくりして集中がきれ魔力を流すのを中断してしまった
そしてレジーさんを見ていると レジーさんと目が合い
「アル! もう一回だ! もう一回魔力を流してみて!!」
と興奮気味にいい
俺はたぶんひきつった顔をしながら はい と答え 再び盥の中の水に溶ける様に魔力を流した
すると盥の中の水はだんだんと光っていった 3色に
それをみてレジーさんが
「やっぱり見間違いじゃない!! アル!! 君すごいよ!!!」
とさらに興奮して叫ぶようにいい 俺に抱き着いてきた
両手を盥にいれているので姿勢が前傾していてちょうど顔の位置にレジーさんの豊満でバインバインの何かが俺の顔を包んだ
息苦しかったが最高かよ! 死にそうだけどご褒美かよ! と死と煩悩の狭間で格闘していると
「レジーさん? なにがあった・・・・ちょっと!! アルちゃんになにしてるのよ!!」
と母が驚き俺をレジーさんから引き離した
突然 現実に引き戻されショックを隠せないでいると
「アルちゃん大丈夫!? こんなにぐったりして! レジーさん!! いくらアルちゃんが魅力的で天才でも! 抱き着くなんてやりすぎじゃない!?」
と怒りをあらわにするとレジーさんは すまなそうに
「すいません・・・ただ アル君があまりにもすごいので興奮してしまって・・・」
といい 母がどういうこと? と聞くとレジーさんは 再び少し興奮したように
「アル君の魔法適正を調べたんですが! なんとアル君は 風 水 雷 の3属性持ちだったんですよ!!」
といい それを聞いた母が これでもか というほど 目を見開いて驚いたあと
「ほ・・ほんと・・・なんですか・・・?」
と震える声でレジーさんに聞くと はい と何かをかみしめるように 頷くと 母はプルプル震えだし
突然 ぎゅっと力いっぱい俺を抱きしめ
「すごい!! すごいわ!!! さすが私のアルちゃん!! どこまでも天才すぎるわ!!!」
と叫びすさまじい速さで頬ずりをし何度も頬にキスをしてきた
そしてそれをみているレジーさんも
「アル! 普通は1人1属性なんだ! 稀に2属性もいるが3属性となると王城いや王都でもそうそう見かけないほどなんだよ!!!」
と興奮しながらいってきた
それを聞きながら へぇ そうなんだと思いつつ 母親の締め付けが苦しく俺は 気絶した