転生1-5
教会で称号を見てもらってから1か月くらいたった昼下がり俺はババ様に教えてもらった魔力を増やしたり細かく制御する練習を2階の自室で行っていた。
すると一階から
「アルぅ~ ちょっときてぇ」
と母の声が聞こえてきたので はい と少し大き目な声で返事をし部屋を出て一階に行くと母は玄関の前に立っており
「アル?こっちよ ご挨拶して?」
といい玄関の先をみると、背の高い少しがっしりして褐色の肌に燃えるような真っ赤な髪が短めに整えられた女性が一人立っていた。
「初めまして アルといいます こんにちわ」
と俺が挨拶するとその女性は
「君がアル君か 私は王都から派遣されたレジーという よろしく」
といい 母が補足として
「今日から1年アルに魔剣士としてのいろいろなことを教えてくださる方よ」
と教えてくれたので 先生よろしくお願いします と一礼すると
「レジーでいい 今日から1年よろしく頼むよ」
とニカっと笑い手を差し伸べてきたので 俺も手を出し握手をした。
その際 少しピリっと静電気みたいなものを感じ 体がびっくと反応してしまうと
レジーさんは少し驚いた顔をし
「もう魔力を感じることができるのか・・・・それにその年にしては魔力の量も結構多いな」
と言ってきた。
正直自分ではわからないが母がそれを聞き
「えぇ レジー先生もお気づきになられましたか!? うちのアルちゃんの天才っぷりを!!」
と興奮気味に言い始め俺が恥ずかしさでどん引きしているのを見てレジーさんは苦笑しながら
「そうですね このまま成長したら1年で私の総魔力を超えると思います」
といい、さらに母を興奮させた。
俺は
「レジーさん・・・・からかわないでくださいよ・・・」
とつぶやくとレジーさんは
「事実だよ」
と苦笑した
そして夕方まで明日からどんなことをするのかの説明を受けていると父が帰ってきてレジーさんを含めた4人で夕食をとりレジーさんは近くにあるこの村唯一の宿屋(国営)の一室に住むといい帰っていった
俺は父に
「朝は座学と魔法のことを昼からは剣術と体術を習うんだ」
と明日からの大まかな予定を教えた
それをきき父は
「そうか いきなり無理はするなよ? 俺と母さんはおまえが元気に育つのならそれだけで十分なんだからな」
と優しく笑い頭を撫でてくれた
俺はうれしくなり はい! と元気に返事をし 明日からの修行のため早めに就寝をした