転生1-1 初の転生
記念すべき1回目の転生です
ちなみに
今回は650文字程度です
さらっと読んでいただければ嬉しいです
意識が戻り 目を開けてみると目に張ったのは激しく霞んだ視界で 明るいと暗いくらいしかわからない程だった
そして体を動かそうとしても動かせず さっきから耳の近くで 雑音が聞こえている
『どういうことだろ?転生は無事にすんだのかな?』
とつぶやこうとしてもつぶやけず なにやらすぐに耐えきれないほどの眠気に意識を手放した
そしてまた目が覚め先ほどと同じ景色しか見えず どうしようか と思ったがなんだか腹が減り
あまりの空腹に耐えきれず 声をだしてしまったが
「おぎゃーーー!!! おぎゃーーー!!」
自分の出した声を聴き びくっ とびっくりしてしまった
なぜか赤ちゃんの泣き声が聞こえたからだ
どうやら自分の泣き声らしいなと口では おぎゃーー と泣きつつもどこか冷静な俺がそう思っていると また 雑音が聞こえ 次に体が ふわっ と浮いた
そして次には口になにかをねじ込まれ なんとなく一生懸命吸うと飲み物がでてきた
それは人肌の暖かさで鉄の味というか血の味がした少し脂っぽい液体だったがなぜか嫌悪感もなく
腹がいっぱいになるまで飲めた
飲み物を飲み終え満腹になり口からねじ込まれた吞み口を出すと今度は背中に トントントン と一定のリズムで痛みのない衝撃をうけしばらくトントンされていると 胸が苦しくなりつい口から
「げふぅ」
とゲップがでた
ゲップが出るとまた体が柔らかいなにかに包まれたような感じになり 暖かさと謎の安心感がありついつい眠気に襲われ再び意識を手放した
そんなことを3~4回繰り返し俺は自分が 赤ちゃんになったんだな と確信した
そしてそれから何度も何度もそんなことを繰り返した