【雉も鳴かずば射たれまい】ニワトリと愉快な仲間達の生活
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【庭には二羽、鶏がいます】(N5904DK)の続編にあたりますが、単独でお読みいただけます。<http://ncode.syosetu.com/n5904dk/>
『我が家の常識は、世間の非常識』を地で行く愉快な生活、皆様にもお裾分けいたします。
-----《承前》-----
お隣さん宅の鶏が、なぜか一羽増えて三羽になっておりました。卵がお裾分けされるペースが、月ニ回になりそうです。代わりに我が家からは、庭木にたわわに実り“テデトール”除虫された「シモフリスズメの青虫」(※検索注意)が、鶏さん達に貢がれております。タンパク質、万歳。
愛玩動物といえば、犬猫やハムスターなどの齧歯類、インコやカナリヤ、ジュウシマツといった愛玩鳥が世の中の主流でしょうか。「他の生き物を飼う」という行為は、人間ならではの行動とも言えます。
難しい話はさておいて、子どもの頃から自分は「動物を飼う」ことについて希望が叶った経験がありません。成人してからは、その責任の重さを踏まえて飼わなかった(ちょっと格好付けていますが、一人暮らし時代は飼う余裕も覚悟もなかった)のですが、幼少期は違いました。「希望を述べる機会」や「選択肢」が与えられなかったのです。
【気がつくと、周りに動物が居た。そしていつの間にか、増えていた。】
そんな実家での思い出を中心に、記憶にまぶしく可愛い「ニワコッコ達」(烏骨鶏ほかの鶏たちまとめてひとくくりで、我が家ではこう呼んでいました)と、彼らと共に暮らしてきた他の動物たちが織りなした喜悲劇を綴りたいと思います。
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【エピソード1:ニワトリは飛びます】
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前作の感想欄でのやり取りで思い出しましたが、ニワトリだって飛びます。確かに空駆ける鳩や雀のような飛び方はできませんが、脱走できる程度には飛ぶ個体もいるのです。
我が家のニワトリさん達は、基本屋外での放し飼いでした。四方は板壁やフェンス、生け垣などで囲われておりましたが、高さは2mもありません。そして地面を闊歩している印象の強いニワトリですが、高いところも好きです。雄の個体を中心に、我が家のニワトリ達は屋根の上(実家は田舎にありがちの平屋)や庭木の上で過ごすものも多くいました。
飛び方は、羽を広げて舞い上がりますが、どちらかというと「羽を使った跳躍」に近いかも知れません。バサバサバサ~ッと大きな羽音を立てて、羽ばたいて舞い上がります。降りる時も同じ。格好良く滑降すればいいものを、降りる時もバサバサバサ~ッです。羽を動かす筋力の凄さです。なお羽ばたかれると、かなり羽(ダウンやスモールフェザーといった小さな羽)が舞い飛びます。そして軒先に干した洗濯物が羽まみれになるのです……ああ、洗い直し……。
放し飼いですが、日が暮れる前に彼らは自主的に「夜の小屋」に戻ります。その後、家人によりその個体数が確認されますが、時々数が合わない。そういう時は庭中の捜索をしなくてはいけないのですが、小屋に戻って来ないニワトリのパターンはある程度決まっています。
1つ目、どっかで勝手に抱卵して(卵を抱いて)いる。これは当然ですが、雌限定。
(なおごく稀に、抱卵中の雌に雄が護衛のごとく付き添っていることがあります。“気遣いできる雄”アピールなのか、イケメンな性格の鶏もいるようです)
この場合は庭の隅の植え込みや、雑然と置かれた荷物箱の隅などにいることが多いです。(庭がガラクタで散らかるのはお約束……ですよね?)
抱卵場所は安全第一ですから、探索する側としても場所が決まっていて見つけることはそれほど苦労しません。
問題は、見つけた後。
卵を守ろうとする雌の攻撃力は、強烈です。『動物のお医者さん』でニワトリの攻撃を「ペンチでつかんで、ひねる」と描写しておりましたが、まさしくその通り。手をのばした瞬間に、その攻撃を受けます。よって“触らぬ神にたたり無し”です。抱卵中のニワトリには基本、手出ししません。その周囲を板で囲って守って見送ります。
外敵襲撃の危険性が高い場所や抱卵を中止させる場合は、強制撤去です。うちでは夜になってから、懐中電灯片手に強制撤去にでておりました。懐中電灯を腰にぶら下げ、真っ暗闇から両手に白いニワトリを抱えて出てくる人間……軽くホラーです。
2つ目のパターン、樹木の上や屋根の上にいる。これは主に雄です。
気に入ったのか降りそこねたのか分かりませんが、時々「飛んで登ったまま、降りてこない」子がいます。この場合は、大抵無視。人間が梯子で降ろすまでもないということで、そのまま一晩過ごさせます。そうすると翌朝――日の出と共に、屋根の上から近所に響き渡る『コッケコッコーーーーーー』が楽しめます(?)
早朝の空に響き渡る雄鶏の声、前作でも記しましたが毎朝のことです。空の様子を伺いやすいということもあるのでしょうが、庭木や屋根の上にいる雄鶏は鳴き始めが常より早かった気がします。
なお、複数飼いの場合、あの朝の雄叫びは「ヒエラルキー順」です。最も力の強いハーレム主が最初に鳴き、その後に他の雄が続きます。よって、“高いところ”に脱走したものがハーレム主の場合……皆がそろって、いつもより早い時間から鳴いてくれます(涙)
逆にハーレム主が寝坊すると、鳴き始めが遅いです。冬場など、時々あります。目覚まし時計代わりにしている家人としては困りもの。
3つ目のパターン、『大脱走』。本格的に逃げている場合です。
ニワトリはハーレム&テリトリー制のため、あまり自らのテリトリー外には出ません。ですが、仲間内でのイジメであったり、はたまた自由を求めて独立しようとしたり(?)で、テリトリーから抜け出す個体は少なからずいます。
この場合はご近所迷惑になっている可能性が高いので、家族総出で大捜索です。自分が経験した中では、6軒先のお宅まで逃げていた子がいました。
(そういえばこの6軒先のお宅は、動物を惹きつける何かがあったのか、我が家の動物たちがよく『脱走先』に選んでいました。脱走した我が家の飼い犬が、そのお宅の『風呂場』でくつろいでいたこともあったとか。何でだったんだろう? というか、飼い犬の不法侵入、申し訳ありませんでした……)
このとき、どうも「飛んで」逃げる個体もいたようで。自分は飛んでいる姿を見たことがありませんが、脱走先のお宅が『うちの庭に飛んできた』と連れてきてくれたことがしばしば。
結論。ニワトリは逃げるし、飛びます。脱走、注意。ご近所さん、すみません。
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【エピソード2:何でも孵します】
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ニワトリに限らず鳥類の多くは卵を温めて孵します。種類や気質、個別の性格にもよりますが、ニワトリ類は「抱卵」に対して鷹揚な側面があります。
自分が産んだ卵でなくても抱きますし、抱卵好きの個体は、“丸っこいもの”なら何でも抱き込みます。野球ボールや犬の玩具のボールが鶏小屋から発見される時は、いつも抱卵用の巣箱の中からです。
我が家にいたニワコッコ達で、もっとも“卵、抱きたがり”だったのは矮鶏でした。どちらかというと烏骨鶏は、下手というか途中で諦める奴が多かったです。根性無し。
よって、実家では常に矮鶏のつがいが飼われておりました。彼らは「子育て係」でした。この矮鶏が抱卵するタイミングを見計らって、他のニワトリ達の卵を混ぜ込みます。そうすると矮鶏は文句も言わず、ちゃんと抱卵して孵してくれるのです。スーパーナーサリー(乳母)です。
そうやって代々の矮鶏夫妻が育てた“里子”さん達は、烏骨鶏に限りません。他のお宅に頼まれて、合鴨なんかを孵したこともあります。
そんな中でも特異的だった、我が家の“異種の里子”さん。
「雉」と「孔雀」です。
我が家に雉の卵が持ち込まれた背景は、多少R15です。
『雉も鳴かずば射たれまい』ということわざがありますが、『雉も鳴いていれば……』という話の果てに持ち込まれた卵さん達です。
抱卵中の雌は、じっと空腹にも耐え身動きもとらずにうずくまっています。これはニワトリだけじゃありません。その卵を抱いていた雉もそうでした。
田舎の広大な休耕地には、雑草が生い茂ります。これを長柄の機械式草刈り機で刈り取ります。機械の音は大きく、持ち手も長いため、気づかず草と一緒に「何か」をついうっかり「チョンと刈って」しまうことは、ままあります。
直接的描写は控えますが……その雉の卵の母は、そのままお亡くなりになりました。
草刈りをしていた小父さん曰く『せめて鳴いてくれりゃ、分かったのにな~』と、スプラッタな昼下がり。
そして残された卵が、我が家に持ち込まれた次第です。(なお「母雉」の方も、美味しく頂戴しました。確か禁猟期だったので、内緒の消費です。「親子丼」にしなかった家人の理性を褒めるべきでしょうか?)
託された二個の卵は無事に矮鶏を里親として孵り、長じて山に戻されました。(雉は基本野生なので、飼育しない)
家に居た間、ひよこ期を過ぎてかなり大きくなった雉が、コーコー鳴きながら自身より小さな矮鶏の後をトコトコついてゆく姿は、とても可愛らしかったです。
(雉の雄はケーンと鳴きますが、雌はコーコーという鳴き声だったと記憶しています。)
そして「孔雀」……間違いなく、日本でのお話です。信じてください。
自分が小学生低学年の頃でしたので、実はあまり記憶はありません。母に確認してみたところ、この卵が持ち込まれた背景はかなりグレーゾーンというか真っ黒でした。
実行犯は姉、戦犯は父です。動物園とも言えない程度のとある動物公園から「卵」を誘拐してきたそうです……。
『なんとなく拾ったと言ってたけど、お父さんの性格を考えると絶対に姉を唆した』とは、長年連れ添った母の弁。ええ、実娘も賛同します。動物好きで、イタズラ好きで、お茶目で困ったちゃんの父でした。
とまれかくまれ、我が家にやってきた卵は見事有精卵だったため、ベテラン矮鶏の献身により無事に誕生しましたとさ。
記憶は不鮮明ですが、実家にいた雌孔雀。結構サイズが大きく、そして凶暴だった思い出がなんとなくあります。地味な茶系の羽色で庭を闊歩していましたが、親からは“近づくな、触るな”を厳命されていました。どうも脚の爪がかなり鋭く、また気性が荒いので不用意に近づくと蹴り飛ばされて、ニワトリどころではない流血沙汰になるからだったそうです。覚えているのは、変な鳴き声だったな〜ということくらいです。
このクジャクの行く末ですが、幼児(まだ園児の弟)がいる家庭で飼うことの危険性を慮った親が、「親元」の動物公園に正直に卵泥棒を自首したそうです。ただ当然ですが、由来が明確でない(自首したとはいえ、自己申告ですからね)個体は引き取って貰えなかったらしく、出戻って来ました。その後、鳥類飼い好きだという遠方の父知人が引き取り、大往生したそうです。クジャクは結構長生きらしく、私が進学で家を出る頃まではまだ生きていたと思います。彼女は幸せだったかな?
なお「卵泥棒罪」への罰ですが、時代と田舎の大らかさのおかげで「厳重注意」で済んだとか。いい時代でした。
ということで(?)ニワトリ達の自家繁殖を目指すなら、子育て(孵化)係は矮鶏さんイチ押しです。体格が小さいこともあり、彼らがお尻ふりふりしながら庭を闊歩する姿は、なごみます。
何より矮鶏はあまり攻撃的ではない! ここ、重要です(笑)
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【エピソード3:不憫で自業自得な、被害者達】
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冒頭で「飼う動物に対する選択肢がなかった」と記しましたが、基本我が家の飼育動物達は全て父セレクトでした。大原則が「犬」、次点「鳥類」でした。興味はあったようですが、犬より大きなサイズの動物飼育はなかったですね。ご近所には、山羊だの馬だのがおりましたが。
で、本来我が家の「ペット」としては主役であるはずの「ワンコ(犬)」ですが、ニワトリとの共生においては、かなり不憫な目にあってきています。そんなお話。
父の犬好きは筋金入りでして、少なくとも母と結婚してから亡くなるまでの間、犬を飼っていなかった期間が1年以上空いたことがなかったほどです。飼うのは原則、和犬でした。自分が小学校の頃までは紀州犬、その後は柴犬にシフトしました。これは好みもさることながら、譲ってもらえる知人の存在が関係していたようです。
自分が把握しているだけで、のべ紀州犬3頭、柴犬3頭おりました。多頭飼いしないので、同時飼育最大値は2頭です。毎日早朝から(それこそニワトリの鳴き声と共に)犬を連れて山野を数kmジョギングしていた父の体力、凄いです。高校生の一夏、一緒に付き合いましたがキツかったです。これでも運動部だったんですが。天候が悪い時でも、散歩などの世話は欠かしませんでした。
「愛玩するだけ」の“犬好き”では無く、「きちんと、生命を責任持って育てる飼育」を行う“好き”であったこと。ちょっと身びいきですが、今でも尊敬しています。
そういえば、今でも苦笑交じりに語る、母が忘れえぬエピソードの一つ。
【子供を産んで退院してきたら、知らない犬が出迎えた】
まさしく自分を出産するため入院していたわずか一週間の間に、新しい紀州犬が増えていたそうで……父曰く『これはワシの犬ではなく、娘の犬だ』と主張したとかなんとか。
そうです、自分は“誕生と同時に”ペットを飼わされたのです(笑) 「選択肢がなかった」という意味、分かっていただけましたでしょうか……。
なお、当然のように孔雀卵泥棒実行犯の姉にも「自分の犬」がおりました。人間姉妹に犬の姉妹、の四姉妹(?)生活でした。ともかく幼児には世話は無理。実質的な飼い主が父であったことは、言うまでもありません。
この生まれた時から一緒だった「私の犬」は、10歳になるまで共に暮らしましたが、我ながら優秀で問題の少ない犬でした。最初に行われた父の躾が優れていた為です。そこも素直に父を尊敬します。ちなみにこの犬は自分の命の恩人(恩犬)でもあり、散歩中に農業用池に落ちた自分(2歳)を、引き上げて助けてくれたそうです。
その子の「不憫」エピソード。何枚かの写真が残っています。
【頭の上に矮鶏を乗せて、情けない表情をしている】姿の写真が。
優秀な和犬であった彼女(雌の紀州犬)は、ボスである父に絶対服従。『動くな』と言われれば、ジーーっと身じろぎもしません。そして、その頭に矮鶏を乗せて完成、と。
矮鶏の方は元々大人しい上に犬の頭上ですから、怖がって逃げることも出来ないフリーズ状態。犬は父の命令解除をただ待つだけ……。
……うん? これって不憫の元凶は「ニワトリ」じゃなくて「父」ですね(笑)
では気を取り直して、ニワトリ原因の不憫エピソード。
紀州犬亡き後、次代の犬としてやってきた柴犬君。元気いっぱいでしたが、自宅の庭の大部分はすでにニワトリのものとして占拠されております。
そんな中、あまり動物を繋いだり閉じ込めたりしたくない父が考え出した手段が、なかなかイカしていました。
1.庭の両端に高さ2mほどのポールを立てます。
2.その間に丈夫なワイヤロープを、ややゆったりと張ります。
3.そのワイヤロープに滑車を取り付けます。
4.滑車に、新しく3〜4mほどの繊維ロープをぶら下げます。
5.垂れ下がる繊維ロープの先に、犬を繋いで完成です。
……フィールドアスレチックによくある「ターザン」の、ワンコ版の完成です(笑)
ある程度行動は制限されますが、犬は自由に走れます。ニワトリ達は、そのロープ下の動線にさえ入らなければ安全です。
ニワトリ優先のこの「ワンコ・ターザン遊具」は、その次の犬の代まで引き継がれ、長く使用されました。
なお次世代では改良され滑車が二つになり、片方に犬、もう片方に高さ地表10cmほどのボールが取り付けられ、日々「半手動・半自動の『ほ〜れ、取ってこーい』装置」として稼働しておりました。今でも滑車のカラカラいう音と、ボールに取り付けられたリンリン鳴る鈴の音を、ありありと思い出せます……とりあえず、煩かった(苦笑)
我が家での庭の使用優先権は、1.ニワトリ、2.犬、3.人間、でしたから……。
さて、この装置に繋がれた犬は当然ですが、ニワトリほどの行動の自由がありません。つまりニワトリの攻撃を避け得ません。
……攻撃的なニワトリに突かれ、悲鳴をあげるシーンは何度か目にしています。まあ不憫っちゃ不憫ですね。一応、ニワトリさん達の名誉の為に弁明するなら、基本ニワトリの方が臆病ですので、普通にしていればニワトリは犬に近づきません。要は、犬がちょっかいを出すから反撃されているだけです。
こうして犬達は、「庭はニワトリのもの」「奴らに手を出すな」ということを、痛みと共に学習するのです。繋がれていない時でも、自然な動作でニワトリを避けて庭を移動する犬……力関係が変に見えますが、これが我が家の摂理でした。
なお前作にも記しましたが、攻撃するニワトリは“弱い場所”を狙ってきます。我が家の犬達は、主に鼻に攻撃を受けていました。
そういえば、この初代柴犬くん。何かとエピソードに事欠かない子でして、「鼻に攻撃を受けて悲鳴をあげる」は、たびたびのシーン。ただし、攻撃主がニワトリだけとは限りません。…………キュンキュン悲鳴をあげつつ、鼻の先に“カニのはさみ”をぶら下げて戻ってきた時のことは、忘れようにも忘れられません。家人そろって大爆笑でした。
また、ニワトリが騒いだことで外敵の気配を察知し、格好良く現場に向かったのはいいものの、その場にいた蛇にビビって尻尾を巻いて帰って来たりとか。人間の後ろに隠れて『ねえ、あっちに蛇がいるの! なんとかして!』と言わんばかりに、鼻を押しつけて人間を現場に追いやった姿、情けないものの印象深いシーンです。
一方で、ニワトリが土浴び(砂浴び:寄生虫などを落とすため、土の上で転がったりする行動)する場所で、犬と何羽ものニワトリが一緒にうずくまって日向ぼっこ、という、ほのぼのシーンも量産してくれました。
なんのかんので犬たちは、ニワトリ達と良い関係を築いていたとは思います。
結論。ニワトリも可愛い。でも犬はもっと可愛い(?)
なお自分は、どちらかというと猫派です。『四つ足で毛皮がある生き物』なら、大抵好きですが。多分、一度しか飼ったことがないので、憧れもあって好きなんだと思います、猫。
そして作者は、いい歳してファザコンです。
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ということで、『世間の非常識』として繰り広げられていた、我が家でのニワトリ達との生活。如何だったでしょうか。お楽しみいただければ、作者も、ニワコッコ達も、本望です。
最後の方は、ニワトリの話なんだか、犬の話なんだか、身びいきの父語りなんだか、よく分からない構成になってしまいましたが、ご容赦いただければ幸いです。繰り返しますが、作者はファザコンです。(大事なことなので二度言う(笑))