二人のデート
音楽を聴いていた。
安部は言った。
僕は昔聞いたんだけど、名前を
なづけたのは、親父なんだ。
アベルからとったらしいんだ。
花梨はいった、じゃぁ私は
カインだね...羅刹はビクッとした。
おい、名前の話はよそうぜ...
どうやら羅刹は、自分の
名前を気に入ってはいないらしい...?
というよりもその逆か?
と安部は思った。
とりあえず自分の話題にする。
アベルはとても優しいんだけど
とても罪なことに確か...
カインを殺してしまうんだったな...
カインかぁ...
残念でした。
私は、実は花梨のような、
神秘的な、かつなにかの
霊的な芳香を父がもってもらいたいと
願ったと聞いたわ...
自分本意に考えるのは
良くないよ安部くん...
花梨らしくもなく
そういう、意見をするのか...
安部や羅刹の性格が少し
だんだんと刷り込まれて来たなと
安部は思った。
花梨のいいところは残して
こういう、意識の擦り合わせは
とても重要だと花梨は言っていた。
僕らは、三人でとてもよく
お互いを観察していた。
それはどうやら同じ人生を共に
する運命共同体としての
意識を花梨からもらっている
ようなきがした。
花梨はいった。
安部君、今日は私と一緒に
来てくれない?
安部は、なにか嫌な予感がした。
が、うんと頷いた。
私は少しこういうことは必要だとおもうの...
花梨いついていくと、駅前に
一人の女性がいた。
花梨とは全然違う、日本人形のようで
かつなにか小悪魔チックな要素をもった
笑みを持つ女の子がったていた。
そこで安部は花梨...?
どうしたの?と聞くと、
あなたに紹介したい子なの。
えっ?
安部はビックリした。
なんじゃそりゃ?
とおもったからだ。
安部と花梨は昨日デートしたばかりなのに...
まぁちょっと花梨らしいやと安部は思った。
なにかの理由があるのだろう...
その子は言った。
安部さん?ですか?
とても安部さんの話は花梨さんから聞いています。
正直花梨さんとは親密な間柄で、
ぜひ安部君ともお近づきになりたいと思って
いたので、こういう風に紹介してもらいました。
よろしくお願いします。
今日は少し、喫茶店でもご一緒していただきたくて、
もちろん時間は安部くんにお任せします。
それじゃぁね...安部くんよろしくね...と
花梨は立ち去った...
えっと安部は最後に思ったが時すでに遅かった。
私は、海松、ミルと言います。
ミルと読んでもらえればいいです。
ミルさん?
海松は言った、安部さんは名字なんでか?
いや名字ではない...実は名前なんだ。
ええっ?すごい!
知らなかったらしい。
海松さんはとても可愛らしい子だったが
明らかに花梨とは違っていた。
どうして海松を紹介したんだろう?
それは、だんだんと明らかになっていった。
海松はとっても明るく安部を
したってくれるようだった。
安部はそれが、花梨にはなく
それを花梨は安部にたいして
持てないのはそういう要素が
花梨にはないということだと
安部は理解した。
海松は生まれもってのそういう
なにか人懐っこさを持っていた。
しかも海松はとても頭が
切れるように観れた。
まるで、羅刹のように
きれるとまではいかないが
とてもそういうなにか
違った現実的な
客観せいを持っていた。
安部さん...?
ちょっとにこってしてみて?
うんうんその方がいいですよ...♥
これじゃぁまるでデートじゃないか...
安部は思った。
ところで、安部さん...
完全に慕われている...よく言えば...
悪く言えば相手ペースだ。
安部はなんだろう?ときいた。
花梨さんとは恋愛関係なんでしょ?
安部はうーんと悩んだ...
海松はそれを観ていった。
私はきっと安部さんを
花梨さん以上に愛せますよ...
ビックリした安部は一言いった。
それは、ありがとう。
でも僕はとても嬉しいのは
嬉しいけど、人には均一に
優しい人間なんだ。
それは付き合っていけばわかると
思うけど...それでもずるいとか
おもうと思うけどそれでよかったら
そう思ってくれるのは構わない。
でも、僕も人だから君が
僕をどうおもうかは操作できは
しない。
だから悪い意味でも、君と
すこしすぐにはとはいかないと思うんだ。
海松さんはいった。
大丈夫ですよ、海松は
安部さんのそういう優しいところが好きだから。
???だった
何を花梨はこの子にいったんだ?
海松はとても人懐っこく、とても
好かれやすい正確なのだろうと安部は思った。
とくだなぁそういう性格は...
安部は海松とは長い付き合いになるだろうと
核心した。
安部はいった。
他に好きな人はいないの?
居るよ...
えっ?!安部はぎょっとした。
その女性のしたたかさというものにたいしてだった。
それってどういう意味で?
もちろん私の大切な人です。
それは憧れという意味で。
う~んいまいちこの子がわからない。
それはどういうことなの?
それはですね...
私のお父さんなんです。
どうやら海松さんはお父さんの子とを好きといって
いるらしい。
彼氏彼女の関係ではないということだった。
安部は思った。すでに僕はもうこの子の
虜になっている...
どういう科学反応だ?
まぁ続けよう。
それで君のお父さんはどういうひとなの?
えーとねぇ...とても強くてとても弱い人。
冷たいのに、暖かい人。
自分のやるべき定めに徹している人。
ふーんそうなんだ...
そういう人なんだとしか答えられなかった。
安部はいった。
お父さんのこととても大切に慕っているんだね。
海松はいった。
とても悲しい人なんだ...
安部はへーっといった。
そのデートは続く。
ケーキを食べにケーキやさんに入る。
今日は私が半分は払いますので。
もちろん自分の分はという意味だろうと思った。
そしてケーキを食べると、彼女との話を
色々と聞いているうちにどうやら引かれる
原因はそのそだった環境にあるように思った。
とても素晴らしい才能の持ち主のようなその
美海さんは安部を引き付けていった。
安部はいつしか美海を離したくないとおもう
ようになっていった。
ところで、言っていたのですけど、
美海はいった、安部さんのこと、
花梨さんはとても好きだと、愛していると
いっていましたよ...
!?何を突然この子は?と安部は思った。
今までの話の流れで、どうして突然と
不思議に思った。
私も花梨のことは大好きです。
人間として、恋人として...も...
ようやくわかった...
どうやら、この子は、恋人と
友達との区別がつかない子なんだと...
この子は、誰とでも仲良くできるがゆえに
だれとでも、親密な関係を保てて
しまう子なんだ...
いわゆる、そういうこだと判断した。
安部はそれでもいいかなと
思って聞いていると。
美海は続ける。今度
三人でデートしよう?
えっ・・・
ぁあいいけど...
安部は答えた。