想いの羽
君はまずそこにひとつの点を見る...
その点は微妙に発行している...
色々な色を持つそれぞれの魂の様な
灯火を君は見る。
無数の灯火はどんどん数を分裂していく...
お互いにそれらは共鳴しあい、それぞれが
ゆらゆらと動いたり、激しく回りに共鳴を及ぼしたり
また飛んだり弾んだりする。
色々な魂はそれぞれ影響を及ぼしながら
動き回る。
それぞれの点に見える魂は、分裂しどんどん
数が増していく、
それを君は霊力をもって見てみなさい...
それを見るときのコツは簡単だ。
気持ち次第で見ることもできれば見ないこともできる。
海の例えをしよう。
川に居続けると川は流れる...
それを川の観法という...
それはそれで正しい事だ。
しかし、川に居続ければ流れてしまうし、ひとつの川は
ひとつの物語を培う。
しかしそれはひとつの川でしかない...
海に流れたとき人は海の壮大さを知る。
海はいく万の川の流れつきしもの。
すなわち川に至るものは海である...
静かであれ...
大きくあれ...
壮大であれ...
こだわるな...
川に居続ければそれでもいい...
しかし海としては失格だ。
そういう気持ちで点を見てみるのだ。
安部はそれを例えを理解し、そしてとらえ直した。
山、海...
壮大...ひとつ、二つ、三つ...そしていつか、無限へ...
壮大な見方に立って...
そうねんじて見た...
するとそのイメージの世界は、広がりを持ち始めた。
それが海の法として見方か?
と確信した。
安部は見た...自分というものがそこにはなく...
一切の物事はしかし安部のなかに把握できた...
そのひとつひとつの魂は世界空間まで広がり
そこにはひとつの流れとしてのイメージが培われた。
その魂としての川の流れはいつしか海に行き着き
そして魂同士がまた雲になり、地に降り注ぐ...
それを霊力で見続けた。
すると海江田は口を挟んだ...
ここにとどまる事はそれでもいいが...
次へいくべきだろう...
君に音というものを授けよう...
君にはひとつの音が聞こえる。
その音はひとつのリズムとひとつの哲学性として
魂を持ったメッセージを発し続ける...
すべての点はそれをはらみ、大きく影響しあっている。
その点たちは、その発する音が共鳴しあい、ひとつの
メッセージをはらみつつそれら事態が変化していく...
その音は魂をはらむので、その音同士が
共鳴しているが...
君はそれをメッセージとして、すべて個々に別個として、
理解しだす。
すると、君は新たにその世界観でそのイメージの世界を
身だすだろう。
すると安部の持つそのイメージの世界は次々と彩りと
意味を深めていった。
その点は海江田のいうように広がっていった。
そして海江田は話続けた。
その点はそれぞれに発する個性によってその音の
持つ運命的なれんさによって
あらゆる物事とドラマ的な音楽を個々のグループ同士
によって演奏しだす。
共鳴は共鳴を呼び、それぞれが音を醸し出す。
安部はそこになにかの感情というものがあるように感じた。
するとそのストーリーの音の連鎖は素晴らしく
新しいストーリーはどんどん生まれていく...
その次に少し次元というものを教えよう...
話は変わる...
関連性はそのうちにわかるだろう。
話は変わった。
まずひとつの世界をつくっる方法を君は理解した。
次にその世界空間にたいして、見えない部分を見てほしいい
そこに流れる法則を。
それを過去の記憶を使って思い出しながら、
イメージする方法をとってみよう...
君はその見方で色々な昔の記憶を旅してほしい。
安部はちょっと理解しがたかったがそれを、世界という
レイヤーと哲学というレイヤーに置き換えて考えてみた。
それはインスピレーションを使えば気がつく事だった。
それはレイヤー(次元ひとつひとつの単位)層という空間の
違いだということに気がついた。
言い換えれば、ひとつの写真を撮る...とする
次にそれを透明なフィルムの集まりのように分ける。
そうしたときに山は山、川は川、人は人というグループに
分ける。
それぞれを繋いでいるのは空間というもので、
それぞれが何かしらのメッセージに気がつく。
安部は思った、これが集合論という空間的なものの見方か...
安部はこのものの見方を会得した。
海江田はそれに気がつき、続ける。
次にその空間の捉え方によって
先程のストーリーに戻ってほしい。
さっきはそれぞれになにかの関連性を持つ
音楽的なストーリーをそれぞれが奏でていると
いう訳だったね。
次はさらに空間を多様化した方法を通してその
空間を見つめ直してほしい...
そして安部はそれを見てみた...
魂のなかにひとつの哲学性があり
それらが影響されると、そのなかにメモリーが
インプットされていく...
音楽を奏でると、新たな音楽がそのメモリーによって
新たな影響を与え生き物の様に音楽が
変わっていく...
するとその空間同士の接点を音の中の魂として
リンク仕合ながら、その魂どおしのなかに
ひとつの世界が生まれるという連鎖は
なにか不思議なそれぞれの関連性と
繋がりを持つ、なにかの繋がりを
いっぱい持つものとのなった。
それらは集合というグループでそれぞれが
哲学性のレイヤーで繋がりあっていた。
それらは、まるでアミダくじの様に
すさまじいその世界の広がりのなかで
リンクしあっていた。
そのリンクの繋がりはやはりアミダくじのごとく
近道や、線同士が結び付く線が新たにあり
そして迷路の様に繋がりあっていた。
安部は千里眼によってそれらを見続けていた。
そのご安部はそれを世界に置き換えて見てみる事に
してみた。
世界は素晴らしい繋がりやそれらの考え方で見てとれた。
安部はそれができた。
今まで教えられた観法によって今いる現実空間をとらえて見ると
その見えてくる世界空間はとてつもなく見やすかった。
それらは安部の思っている世界とはまるで別次元のものだと
とらえ直す事ができた。
さらに世界は複雑だと安部は想う様になったが...
しかし、そこを理解しだすと、怒濤のごとく
安部は、見えてくる広がりがあった。
まだまだだが時間がない...
この先の方法は箱にしまっておいて
次へいこう...
そうして想いへ羽をつける授業はとりあえず終わったのだった。