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キリギリスの鼻歌

希望の衝動

詩が苦手で所々文章がおかしい


……でも直す実力がない

人間が美しい、私はそうは思えない

汚くて、卑怯で、醜悪で、

おぞましく、矮小で、脆弱で惰弱だ。


それでも、人間の希望を、

その荒ぶる様な衝動を、ごくたまに、

本当に、ごくごくたまに、

例えようが無いほど、美しいと思う



「希望なんて下らない」

今まで数多くの人間がそう言ってきた

時として、私もそう思う


けれども、

走る血流が止まらない

言葉にならない思いが、隙あらば飛び出そうとする

この感情が、躍動が、胎動が止まらない


確かに希望なんて下らない

吹けば消えるような、

単なる楽観的な空想にしか過ぎないかも知れない、

何の根拠も確証も存在しない


けれども、

それを美しいと思う、

美しいと思える自分を誇りに思う


突風吹き荒ぶ嵐の晩の、騒ぐ様な気持ちや、

突き抜けて晴れ渡る、青空を見上げてる様な気持ち、

何も生み出さないけど、

何にも変らないけど、

何処へも行けないけど、

何ももたらさないけど、

それでも過ぎ去ってしまうのが惜しいような、

駆け出してどこかに行きたいような、

何でも出来そうな、

何にでも成れそうな、

そんな気持ちを希望と呼ぶなら、


それを美しいと、私は思う

心の中まで吹き飛ばしそうな、あの風のように、

今日を焼き尽くして明日を照らす夕日のように、

いつ終わってもおかしくない、

いつ消えるか誰にも分からない、

そんな湧き出す様な、怒りにも似たこの感覚を、

私は、胸を張って、美しいと云う

希望というのは

いつも抱くのが難しいからこそ気高く、

衝動のように湧き上がるからこそ美しく、

だからこそ信憑性と現実味を帯びる

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