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第52話『再び冒険』

【翌日】


「リリスー、起きて!」


エレナの声に反応して、ゆっくり目を覚ます。


「ん……よく寝た〜!」


ふと視線を下すと、隣でカルデラが寝ていた。


「……カルデラ?」


エレナがカルデラの体を揺すると、ゆっくりと目を覚ました。


「あら、エレナちゃん……もう朝かしら?」


「……なんでお前がここに居るんだよォォォォ!!」


エレナの怒号が静かなアクアリウムに響き渡る。


「エレナうるせェェェェ!」


ルインがエレナの背後に忍び寄ると、勢いよくエレナに一撃を喰らわせる。


「いだッ……ル、ルインめぇ……!」


すると、突然布団の中から足を掴まれる。


「ぎゃ、何〜!?」


「どうしたリリス?」


恐る恐る布団の中を確かめると、カルデラの下から手が伸びていることに気づく。


「リリス……たす……けて……」


「えっ、クロエ!?」


クロエがカルデラに踏み潰されていた。


「ちょ、カルデラ!退きなさい」


エレナは急いでカルデラをベッドから突き落とすと、クロエが大の字になり、魂が半分抜けたような顔で転がり出てきた。


「たす……かった」


「大丈夫〜?」


クロエを心配している一方で、カルデラはエレナに叱られている。


「なんでクロエを踏み潰して、リリスの隣で寝てるのよ!」


「だってリリスちゃんが可愛いんだものー」


「そもそもアンタに私たちがここに泊まってること教えてないんだけど!」


――


アクアリウムを散策中。


「てかなんで一緒に行動してるのよ!」


「だってリリスちゃんが――」


「アンタが好きなのは私でしょ!今度はリリスが好きになったの!浮気性めッ!」


ふとルインの顔を覗くと、「めんどくせー」と今にも言い出しそうな表情で歩いている。


(それにしても……)


気づいたら、魔法祭典をしていたコロシアムに到着した。


「ここ、コロシアムだよね?」


「……そうね」


見る影もない更地がそこには広がっていた。


「カルデラと戦いたかったな〜」


無意識にそう言うと、カルデラが目を光らせて私に抱きついてくる。


「もう、リリスちゃんったらー!私も戦いたかったわー!」


「……そういえばギルクエってここでもできるの〜?」


そんなカルデラを無視してエレナに問う。


「そうね、ギルドは全大陸にあるって聞いたし……ていうか魔法祭典の主催はアクアリアギルド本部だし」


「じゃあさ、ギルクエ進めようよ!久しぶりにさ〜!」


私の言葉を聞いたクロエとルインの目の色が静かに変わった。


「……そうね。行きましょう」


エレナが答えると、ルインが私の腕を掴み、勢いよくギルド本部へと向かわされるのであった。


――第53話へ続く。

2章3幕『ギルクエ編』開幕!

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