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第13話『海水は空の味』

「コホン……それではルイン・シーザーをギルドへの加入を正式に許可します」


「やったね、ルイン〜!」


「よかったねルイン!」


ルインは照れくさそうに頭を抱える。


「いやーそんなに褒めなくても〜」


「今日はルイン加入記念でどっかにお出かけしに行かない!」


「そうだね、海とかどうかしら」


ルイン加入記念で海に行くことになった。私の時はこんな事してくれなかったのに。


「海か、いいな!」


「けど海ってどこに行く?」


「それなら前に行ったヴヴスの海岸に行こうよ。あそこ綺麗だし」


「いいね、そうしよう!」


そう言ってみんなと一緒に海岸へ向かう。


「着いた!」


目の前にはターコイズブルーに煌めく海が!


「綺麗!早く入ろうよ〜!」


「えッ……入るの!?」


エレナが大声で問い返す。


「そうなんじゃないの?水着持ってきてし。」


とクロエが言う。クロエは既に着替えており持ち前のサングラスを掛けて日光浴をしている。


「ッ……水着持ってきてないよ……」


「裸で泳げば」


「アンタねぇ……」


「おーい、リリスーボールで遊ぼうぜー!」


ルインが私にボールを投げる。

そのボールは私の顔にめり込む。


「痛てッ……ルインめ〜!」


ボールを投げ返す。


「危なっ!」


ルインがボールを交わす。しかしそのボールはルインの後ろにいたエレナとクロエに飛んでいく。


「あッ……エレナァァァァ〜!」


「ん、な……うわぁァァァァ!!?」


勢い良く飛んでいったボールは見事にエレナの顔に当たる。


「あ……エレナ〜大丈夫〜?」


「……リ……リ……スゥゥゥゥゥ!!?」


エレナが大声を出して私にボールを投げてくる。


「ウギャァァァァ〜」


思いのほかボールの威力が強くてその衝撃で海に飛ばされる。


ザブーン


「……ん、お……おお〜!!」


目の前には綺麗すぎる海中と泳ぐ小さなお魚が沢山いる。


「あ……そうだ!水の中で爆発したらどうなるのかな〜!」


「よ〜し、行くぞ〜!」


私の周りに魔法陣が展開される。


爆破魔法ブラスト!!」


ドガガガガァァァァン


海の中から大量の気泡が溢れる。そして水を爆破の力で押し上げる。


「ちょっ……何あれッ!?」


「クジラじゃない」


岸からエレナとクロエ……そして集まってきたであろうたくさんの観光客の声が聞こえる。


「プハ〜!エレナ〜どうだった〜!」


私がエレナを呼ぶと、鬼の形相で飛んでくる。


「リリスゥゥゥゥゥ、観光客に迷惑でしょォォォォ!」


「うわぁぁぁぁぁ、待ってェェェェ!」


結局捕まってみっちり説教された。

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