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CosMOS  作者: 螢音 芳
用語集&登場人物一覧
7/144

登場人物一覧(Chapter.6~9まで)

※この世界での役職名は、地球での曖昧な記憶を元に踏襲しているだけなので、地球の定義からはズレていることをご了承ください。年齢については、肉体年齢であり、オービスにいる時は年齢が止まっています。

※新規の人は名前の横にNEW!と、内容をアップデートした人は名前の横にUP!と、表記しています。


◎エイジス

〇ワタセ ハルカ UP!

主人公、14歳、渡瀬家長男、中学二年生。エイジス諸島連合皇国の皇子。長い旅の間に肩書が増えた。そんなことよりも、ようやく登場人物一覧でトップの位置に来ることができたことが大きいか。ロストしたことにより、オービスに来てからの記憶が欠落したが、母体型ケイオスに取り込まれた際に他者からの記憶や認識による影響を受けて取り戻すに至った。

・プローム B3

青基調の黒の装飾ラインのベーシックな機体。武装は片手長剣(ロングソード)。特殊武装を積んでいない分、制動性能、バランス性能、瞬間出力、各種センサー機能が他の機体より高い。

・プローム ファーヴェル

前ゲームから引き継いだ剣の外観をベースに作り上げた白基調に青い装飾ラインのプローム。機体のスペック的には、B3を継承しており、回避性能に優れている。この機体を使用している時のみ、ハルカとノインで感応能力の使用が可能であり、エネルギーや闘志を他の機体、乗り手に譲渡することができる。飛行型ユニットに関しては、加速力と旋回機能とのバランスを重視して、飛行機の主翼のような形状ではなく、鳥の翼のように複数の風切り羽のパーツで構成されている。


〇ワタセ イツキ UP!

渡瀬家家長、34歳。仕事は宇宙航空関係のプログラミング&システム調整の技術者。

エイジス諸島連合皇国の皇。敬語がデフォルトだが、その理由は高校時代で礼儀がなってないと教師から叱られてから意地のように続けている。怒りが度を超すと地が出る。今のように温厚という印象が定着したのは大学時代の水戸部教授の影響が大きい。


〇ワタセ ケイト UP!

渡瀬家の民間PMCパートタイマー主婦。34歳。エイジス諸島連合皇国の皇妃。VR技術を活用して無人戦闘機を操縦したり、遠隔から戦術兵器使用を指示して自宅にいながら働いていた。ここ数年は日本支部に自ら出勤して活動している。ハルカやナノに仕事の詳細を明かしていないのは、機密情報漏洩の問題もあるが、報復や誘拐の危険性を危惧しての意味合いが大きい。後方支援の仕事しかしていないが、万が一家族に危害が及んだ時の場合に近接戦や射撃の訓練もしている。ということは、家の中にも備えがあるということで…?


〇ワタセ ナノ UP!

11歳。小学5年生。エイジス諸島連合皇国の皇女。様々な苦労を経ているが、基本スタンスは変わらずマイペースに兄をこき下ろす。妖精姫と呼ばれるのだけは本当にやめてほしいと思っている。ファンが増え、好意を持つ少年もいるが、ナノは気づいていない。学校でも気になる子とかはいなかった模様。「ルックス悪くない、運動神経よし、料理できる、なんだかんだで頼りになる、我がまま言い放題できる。そんな男が身近にいたら鈍くもなるわ…」というのはケイトの言。


〇ノイン UP!

黒猫耳少女型フェアリス。フェアリスの中では演算能力と分析能力が高く、能力を駆使してファーヴェルのバランス調整、駆動系の補助を行っている。飛行型ユニットの行使のために演算能力に関してはさらに成長している。杏仁豆腐をこよなく愛し、ハルカの身体を拝借しては、楽しんでいる。日記をつけていることはトップシークレットである。


〇ノウェム

白猫耳少女型フェアリス。ノインの双子の妹。性格はノインと似通っている。

フェアリスの中では思念伝達が得意であり、イメージを伝えたり、かなり離れた距離でもテレパシーが可能。エリア91攻略の折には、自分が封印されても困らないよう自分の能力の一部を貸与していた。プリンをこよなく愛し、どっちをハルカに作ってもらうかで姉妹間で仁義なき闘争があったりなかったり。


〇ウコン

熊型フェアリス。半人型のときは、ガタイのいい武者姿になる。義理人情に厚く、サコンよりも直情で、感情や思いを表現することが苦手なフェアリスの中では感情表現が豊か。直情すぎるがゆえに、おっちょこちょいな場面も。ちなみに、本名はゴメス。


〇サコン

狐型のフェアリス。半人型の時には公家っぽい和装姿になる。フェアリスの中でも情緒に溢れている。冷静に事態を読むこともあり、その辺ウコンを諌めたり、ウコンに背中を押されたりといい相棒関係である。本名はフォート。本人曰く、捨てた名と言うことであり、指摘すると怒る。


〇ヤナギ

毛足の長いネズミ型フェアリス。フェアリスの首長なのだが、くじによって選ばれた。くじ引きながらも責任感は感じており纏めようとするものの、上手くいかずに落ち込むことが多い。滅多に怒らないが怒ると怖い。


〇ツバキ

ヤナギの妻。性格はおっとりしてるが、苛烈な気性を内包している。フェアリスの中では多重処理に長けており、複数の動作をこなしつつ、別な思考を働かせることができる。そのため、豊富な火器をもつケートスの操作・制御を任された。ケイトに関しては戦友のような意識があるのか、敬語抜きで話すことも。ヤナギ同様怒らないが、怒ると怖い。


〇ミナト

31歳の男性、シーナ大帝国の製薬会社の子息で医師。黎明の旅団の支援者、加えて元サザン貴族院所属のスパイ。厳密にはスパイというよりも、支援活動をしつつ、アナンのメッセンジャーや情報を流すだけの役割。潜入して破壊工作するような過激な活動は出来ない(というより無理 ※本人談)。イツキ、ケイトの考えに賛同してからは、貴族院のスパイの立場を辞めてタイタスで知事を務めている。


〇あの人 NEW!

名前を呼んではいけない出オチの人。もとい、ハルカ(とユイ)の憧れの人。29歳。

グランクエストでネットゲームから引退して、CosMOSは未プレイ。人に対する機微は深く考えるものの、自分のことに関してはやや鈍感で場当たり的なので適応能力だけはやたらと高い(笑)。

人に対する機微が深いという点ではナギと馬が合う。



◎ノトス・サザン合衆国

〇ユイ・ゴドー UP!

政府高官の娘、アイドル、プローム乗り、ヒロイン、ツンデレと属性てんこ盛り少女、15歳。チームエウロスのメンバーの一人。外見はサリ似、性格はアナン似なのだが、アナンと比較されると非常に怒る。ハルカへの感情については地球にいた頃からの感情が継がれている。“歌う星乙女アストライア”という二つ名があるが、むしろじゃじゃ馬と方々から言われていることの方を気にしている。

・プローム エニエマ

メタリックピンクに白の装飾ラインの機体。武装は二丁拳銃。機体を駆動させながらシールドを複数展開できるという特殊武装を搭載している。そのため、フル戦闘するとエネルギー消耗が激しく長時間戦闘には向かない。


〇アナン・ゴドー

ノトス・サザン合衆国、サザン貴族院主席。40歳。茶目っ気の多いおじさんながらも、政治的な立ち回りは巧みであり、狡猾。彼のする行動には必ず裏があると周囲から認識されているが、大抵間違いではない。むしろ、そう勘繰って警戒する相手の心理を楽しんでいる節すらある。腹黒さの裏で情熱的な面もあり、なんだかんだで面倒見のよい面が見えることも。


〇サリ・ゴドー

ヒロインよりヒロインしている、アナンの妻兼、ユイの母親、36歳。夫に対する敬語はデフォルト。サキ曰くお嬢様系美魔女。ただし、性格に関してアナンに通じる部分がある。救出された時の経緯からケイトのことを敬愛している。


〇シュウ UP!

サザン貴族院特殊上位部隊隊長。26歳。プローム乗り。ユイの護衛的役割であり、部隊の中では兄貴分。面倒見の良さと切り替えの早さから地球でもオービスでもチームエウロスの隊長を務めることになった。サキとの仲については、地球から恋慕をもってたが、結局伝えることのできないまま引きずることになり、オービスでも同様の状態に至っていた。

・プローム 黒曜

黒基調に金の装飾ラインの機体。武装は大刀(青龍偃月刀)。武装に炎熱効果を付与する特殊武装を積んでいる。エネルギーを犠牲にして、熱の刃を飛ばすこともできる。防御性能も高いが、代わりに素早さを犠牲にしている。だが、デメリットを技量によって補っているためさほどデメリットにはなっていない。


〇サキ UP!

サザン貴族院特殊上位部隊副隊長。27歳。プローム乗り。部隊の中ではお姉さん的立場(姉貴分ではない)。チームエウロスの副隊長。冷静に見えて、熱血である。特に、攻勢を続けることで有利さを維持する戦い方はその性格を表している。シュウの思いに関しては気づいていたが、自分からその指摘をすることはできず、踏み出せなかったのはサキの方も同様である。

・プローム エヴァーレイク

青灰色に銀の装飾ラインの機体。武装は変化弓。エネルギーを消費して矢を放つことができ、極冷却効果の特殊武装と合わせて使うことで、相手の足止めが可能。代わりに、防御性能を犠牲にしているので、技量が試されるピーキーなチューニングをしている。


〇レン

サザン貴族院特殊上位部隊隊員。15歳。プローム乗り。感情の起伏が表に出にくいタイプ。平常時は広報活動のコンポーザーや機材調整担当。チームエウロスのメンバー。プロームの性能や年齢の近さなど様々な理由からミナとコンビで行動することが多い。

・プローム ディザスター・ロア

黄緑色に黒の装飾パターンの機体。装飾パターンについては、ディザスター・ケインと類似している。武装は火砲杖。武装と名前の由来は前ゲームのグランクエストから。最大出力がケインよりも落ちるものの、拡散砲などの命中性能はロアの方が上。


〇ミナ

サザン貴族院特殊上位部隊隊員。15歳。レンとは対象的に明るく活発なタイプ。平常時はユイのメイクや服飾担当。チームエウロスのメンバー。

・プローム フォロカル

朱色に白の装飾パターンの機体。武装は短剣だが、あくまで護身程度の武装で、センサー機能と通信機能を生かして戦場にいながら敵を分析したり、味方の情報伝達をサポートしたり、相手の機体をハッキングして誤情報を敵機に送り込んだりする支援的な立ち回りが基本。性能上、火砲杖やスナイパーライフルなど後方支援武装との相性が良い。


〇イリス

サザン貴族院、主席家族および特殊上位部隊と縁の深いフェアリス。兎耳白髪の幼女。常に眠そうでやる気のなさそうな表情をしている。ノイン、ノウェムと同様人に対する警戒心が強かったが、ゴドー家や特殊上位部隊の面々と関わっているうちに、信頼関係を構築していった。


〇ゲン

サザン貴族院、軍部総長もといノトス・サザン合衆国、軍部総長。40歳。本来なら現場に出るべき人ではないのだが、現場主義かつ、本人も腕が鈍ることを気にしてよく現場へと赴く。ノトス首都の潜入作戦や、エリア91攻略戦に参加するのもそのため。白兵戦では屈指の強さなのだが、ケイトには一本取られている。アナンとは同年代であり悪友という仲で、行政面に関してアナンを嗜める役。いろんな意味で苦労の多い人。


〇カエデ

ノトス共和院プローム部隊アルファ小隊隊長、特務官。21歳。長髪長身の眉目秀麗な男性だが、本人はあがり症の緊張しい。真面目でストイックな性格であり、ハヤトとは対照的ながらも親友かつ戦友。カエデ、ハヤト、リクの三人で幼馴染であり、地球でもオービスでも絶妙な関係を維持している。チームエウロスのメンバー。

・五月雨

紺色に赤の装飾パターンの機体。武装は刀(鞘付き)。特殊武装で近距離の相手に幻影を見せることができ、幻影の斬撃と実体の斬撃を織り交ぜながら戦う。特殊武装を積んでいるため、やや防御性能が低いが、全体的にはバランスがいい性能となっている。


〇ハヤト

ノトス共和院プローム部隊アルファ小隊隊員、特務官。21歳。周りからはチャラそうに見られているが、物事の本質を鋭く捉える一面もある。生真面目すぎるカエデと、優しすぎるリクの間で気を使う立ち位置にいることが多い。チームエウロスのメンバー。

・スモーキングF &F

カーキ色に迷彩柄が部分的に曹植されている機体。二重武装持ちで、アサルトライフルとスナイパーライフルを使い分けて戦闘する。命中補正や威力など個々の武装性能が落ちるので二重武装は他プレイヤーからは敬遠されるが、ハヤトは命中補正を犠牲にしつつもFPSで鍛えた腕を駆使して難なく命中させている。ちなみに、正式名称はスモーキングFox &Falcon。


〇リク UP!

ノトス共和院プローム部隊アルファ小隊隊員、少尉。21歳。幼馴染3人組の紅一点。ヤムナハの策により、精神束縛を受けて軍人のような振る舞いをしていたが、元来は優しく明るい性格。プローム乗りとしての腕も確かなことから、軍の中の兵士からも人気が高い。チームエウロスのメンバー。“水辺の戦乙女ウンディーネ”と呼ばれているが、本人は知らない。軍内ではそれを暗喩として極秘に秘蔵写真が出回っているとか…。

・プローム アクアカプリス

青色に白の装飾パターンの機体。特殊武装として、排熱装置を活用した特殊な霧を発生させる。発生させている間は動けなくなるが、味方機は霧内部にいる敵機を識別できる。五月雨、スモーキングF&F、アクアカプリスの3機で連携することによって、敵の抵抗を防いで速やかに撃破することが可能となっている



◎ユエルビア共和国

〇ガイナス・マクラミン UP!

ユエルビア共和国首相。人間にフェアリスが完全に取り込んだフェア・ヒューム。人類に対する憎しみ、怒りが強く、それが顕示欲と直結していたが、それは取り込んだ人間の感情とガイナス自身の感情を互いに高めあったことで、暴走するに至ってしまった。ヤナギの干渉によって自身の状況を理解し、罪悪感に苛まれながらもユエルビア復興へ向けて邁進することとなる。元来は責任感と負けん気が強い性格。フェアリスとしての元の名前はリ・ガであり、ガイナスは(アダムの林檎所属の)イヴァンの元の名前である。


〇ミゲル NEW!

もともとはユエルビア政府の一政治家であったが、ウイルス型ケイオス発生後にガイナスの演説に立ち会い、ガイナスとともに民衆の混乱への対応、ウイルス型ケイオスへの対策と施策の整備を進めているうちにユエルビア共和国首相補佐の座についた。あまり意見することはないが、堅実で正確な仕事ぶりは各国の為政者から一目置かれている。


〇ヒロ NEW!

ユエルビア共和国軍、プローム騎兵団最上位部隊所属のプローム乗り、12歳。正式名称が長いので、最上位部隊と略される。声や振る舞いから幼くみられるが、実際様々な面で幼い。演劇調な態度をとったり、相手に二つ名をつけたりするが、それは自身を奮い立たせるためのもの。地球では早い中二病のためにそのような態度をとっている。よくも悪くもユエルビア軍のムードメーカーである。気分のムラはあるものの、プローム乗りとしての腕前は高い。

・ルシフェル

黒紫のルシフェルだ!という抗議が聞こえるが気にしない。黒基調紫装飾ラインの機体。スピード重視のチューニングに大鎌という組み合わせにより乱戦には滅法強い。特殊武装は積んでいない。


〇タカオ NEW!

ユエルビア共和国軍、(略)最上位部隊所属所属プローム乗り、15歳。ヒロから師匠と呼ばれているが、プロームの、ではなく中二病の、というのが正しい。全盛期の時にはヒロとともに様々なプローム乗りの二つ名を考えて投稿していたという過去があるが、今は落ち着いて自重しつつヒロを諫めている。

・ハイタカ

濃緑色に黄緑装飾ラインの機体。武装はボウガン。アサルトライフルと違って一発一発装填式だが、貫通力が高く取り回しがしやすい。強襲型や飛行型のケイオスであればコアを破壊することもできる。また、矢にヴェノム効果を付与したり、閃光弾や焼夷弾などの効果を付与して放つこともでき、支援や迎撃など様々な立ち回りができる。が、それは補給が十分にある場合の話で、ストックが尽きたら弱い。


〇ミレイナ NEW!

ユエルビア共和国軍(略)最上位部隊副隊長、15歳。他国のプローム部隊の中でもかなり若い年齢で軍の要職に就いているが、寡黙なジンの通訳をしたり、暴走しがちなヒロをたしなめたり、アクの強いタカオを諫めたりと、チームのバランス取りを一人で担っており、信頼は厚い。温厚で慈愛に満ちた性格から“戦場の聖女マリア”と呼ばれている。

・アマリリス

紺色に白の装飾ラインのセンサー機能特化の機体。武装は拳銃のみで護身用。センサー機能や通信性能に関してはフォロカルとほぼ同じである。


〇ジン NEW!

ユエルビア共和国軍(略)最上位部隊隊長、38歳。極度の人見知りな上で寡黙であり、対外的な会話はミレイナに任せている。付き合いの長いチームメンバーや一部のプローム乗りはジンの会話をある程度理解できる模様。ミレイナとはプライベートでも付き合いがあり、それはオービス、地球でも変わらない。寡黙さの裏は実は非常に面倒くさいからという理由であり、やろうと思えば陣頭指揮を直接行うことができる。

・豪鬼

橙色に装飾ラインなしのシンプルな機体。武装は大剣で特殊武装としてヴェノム機構を積んでいる。乱戦にやや弱いが、防御特化のプロームや巨体ケイオスの討伐に向いている。豪鬼自身も防御性能が高く、下手に近づけばヴェノムをもらうことになるので、近接が得意なプローム乗りとしてはあまり1対1で戦いたくない相手である。


〇ネクト NEW!

犬耳の少年のフェアリス。Chapter.5のクーリアの演説の際にパフォーマンスとして利用されたこともあり、人に対する猜疑心、恨みが強かった。シーナとエイジスの衝突後はケートスに身を寄せていたが、それでも人への猜疑心と恐怖心はぬぐえなかった。ヒロと協力し、感応能力を得るに至ったことによって、多少人への恐怖心は緩和された。



◎シーナ大帝国

〇クーリア・シス・シーナ UP!

シーナ大帝国の若き女帝。16歳。公での発言は議長イスルギに頼ることが多く、イスルギの策により、長く精神束縛を受けていたが、途中から何者かの支援を受けて精神束縛に抵抗して地球に帰還するべく、密かに計画を進め、実行に至る。先にオービスから去った父と母からは見捨てられたと思い、絶望に沈んで自暴自棄となっていたが、ワタセ家の真意とムゥから両親の真実を知り、地球帰還計画を破棄した。その後も、女帝として在籍し、会議の場で物怖じせず発言し、重要な決断をくだしている。もともと為政者としての素養は高く、カリスマ性もあり、国民からの人気は高い。リジュのことを受け入れ、説得し感応能力を得るに至った豪胆さもある。


〇グウェン UP!

シーナ大帝国プローム部隊オフィーリアのダブルエースの一人、29歳。地球では後衛の天才と言われた有名プレイヤー。熱い闘いを好み、味方と相手の士気をあげるために積極的に煽る。強いプレイヤー、プローム乗りに対しては尊敬の念を持って接する。勝ち気な気性と姉御肌な性格から、内外にファンが多い。で、“紅い貴人”という二つ名があるが、ツァンから“紅い鬼人”とも言われてからそちらの名前も広まってしまった。ツァンとは歳の離れた義姉弟であり、話すきっかけとしてゲームに誘ったところ二人でかなりのゲーマーになったという背景がある。地球に幼い息子と、そして生まれてくる予定の生命を宿している。

・プローム ラジカルハンド

真紅に金の装飾の機体。火砲杖とスナイパーライフルの二重武装で、後方から撃破を確実に重ねる戦いを得意とする。そのため、彼女は他の機体からマークされやすいが、彼女に注意が向き過ぎると他の機体からの攻撃をもらうことになる。


〇ツァン UP!

シーナ大帝国プローム部隊オフィーリアのダブルエースの一人、19歳。地球では、黒曜とトップ争いをしている、猛者。感情が表情に出にくいものの、行動は非常に素直。それゆえ、思わぬ行動や大胆な行動をすることも多々あり、周囲が振り回されることも。グウェンとは義姉弟であるが、仲は良い。

・プローム 魂炎

群青に銀地の装飾の機体。武装に大刀と特殊武装にブレイズ機構を積んでいる。黒曜と武装パターンは一緒だが、黒曜よりも防御性能がやや低く、代わりに駆動性がやや上となっている。


〇オウゼン NEW!

元シーナ大帝国民主議会議員、現シーナ大帝国民主議会議長、65歳。政治方面でのクーリアのサポートを担当している。ミトベは旧体制において派閥が異なるため、対立する仲であったが、交友があった。ノトス・サザンのアナンとは仲が悪く、周囲からは互いに同属嫌悪という見方が強い。


〇イスルギ

元シーナ大帝国民主議会議長。58歳。長年自分の地位を守ることに固執しており、その立ち回りは姑息かつ小狡い。戦争寄りで皇帝一家を犠牲に地位に保っていたが、クーリアの恨みを買い、失脚。現在は収容所に送られている。



◎黎明の旅団

〇カナタ UP!

黎明の旅団所属のプローム乗り17歳。同年代5人組の中でリーダー格の存在。明るく、熱い気性を持ちながらも、必要な時には自分で起伏を抑えることができる。チームエウロスのメンバー。母体型ケイオス総力戦の際に窮地の戦況を打破するためにシャラクと感応能力を得るに至った。

・プローム アストラル

青紫に、黒の装飾ラインの機体。武装は大剣。特殊武装に電撃を積んでいる。チームの中では、アタッカー的ポジションになることが多い。


〇ケンジ

黎明の旅団所属。情に厚く、熱血でありムードメーカー。感情に対して非常に素直で好みの女性に対して赤くなるなど、反応がわかりやすい。チームエウロスのメンバー。

・プローム マックスガイツ

ベージュに黒の装飾ラインの機体。武装は手甲で、格闘戦メインで戦うことを主眼にチューニングしている。特殊武装として振動を増幅する機構を積んでいる


〇ルイ

黎明の旅団所属。ケンジと同じくムードメーカーであり、感情の起伏が表情や行動に出やすい。周囲からそれをからかわれることも。チームエウロスのメンバー。

・プローム ディザスター・ケイン

赤に黒の装飾ラインの機体。武装は火砲杖。エネルギーの放出の切り替えにより、レーザー単射、複数を貫く拡散砲(分散レーザー)、ブラスター弾、閃光弾を切り替えて放つことができる。範囲殲滅に優れており、遠距離攻撃ができるものの、命中精度は高くない(本人の腕前ではなく、火砲杖の武器特性として、である)。


〇アヤメ

黎明の旅団所属。ルイやケンジと比較して静かな印象の少女。表情や言葉に出ることは少ないが、その内心は情緒豊かで、優しく気配りに溢れる一方で怒らせると5人中最も怖い。チームエウロスのメンバー。

・プローム 風招

翡翠色に、濃緑の装飾ラインの機体。武装は二振りの短剣ダガー。柄を接続すると、双刃刀になる。


〇リュウ

黎明の旅団所属。5人の中では中性的な外見の少年。カナタやケンジの熱血二人に対しては1歩引いたところから指摘を入れる役。チームエウロスのメンバー。

・プローム 清澄

水色に白の装飾ラインの機体。槍の柄を3分割し、その間をワイヤーで繋げた三節槍という特殊な武器を使う。それぞれ連結している時は普通の槍としても使用できる。


〇ナギ

黎明の旅団、団長、30歳の男性。硬派でぶっきらぼうながらも、奥底では熱血な気性であったり面倒見の良さが垣間見える。カリスマ性があり頭も切れ、ミステリアスな魅力もあるので団員からは支持を得ているのだが、ヴァルドと並ぶと迫力や威圧感が半端ないと言われて気にしている。

・プローム ペイルライダー

黒一色で、装飾パーツも黒の機体。武装は長剣だが、外観はファーヴェルよりも無骨。ややパワーを重視した性能をしており、ナギの出力のコントロールの巧みさもあって、一撃が重い。武装を破壊する戦い方が得意であり、それに合わせて長期戦向きのチューニングをしている。


〇ヴァルド

黎明の旅団、番頭、38歳の男性。旅団の中では資金繰りやマネージメントをしたり、場合によっては歩兵部隊の指揮や自身も戦闘員として参加したりとマルチな役割をこなす人。外見は非常に厳つく、本人もそのことを自覚しており、子どもの世話をしたいと思いつつも、入れないもどかしさを感じている。



◎アダムの林檎

〇イヴァン NEW!

裏組織、アダムの林檎のリーダー。もともとはノトス軍所属の歩兵であったが、戦場で何度もロストと復活を繰り返すうちに、地球での記憶を断片的に思い出し、人という種族に対し憎しみと諦観の念を抱いて戦争を続けるオービスの世界を維持しようと活動するに至った。地球の記憶を持ち、オービス残留の意思をもつ同胞を集めて“アダムの林檎”を組織した。が、その実際は、故国の孤児院が破壊されようとするところを目にしたまま転移し、その記憶が曖昧ながらも深く刻まれていたためで、無意識に地球への回帰を阻止しようとしていた。プロームに乗ることもできるが、技量としては高くなく、リクを下したのもプロームのスペックとケイオス操作のノウハウがあったことによるものが大きい。

・エクリプス

白色基調に白系迷彩柄のプローム。武装はアサルトライフル。タイタス奪還戦の際には他国のプローム技術が発達していないためにスペック的な有利を持っていた。


〇イサミ NEW!

アダムの林檎所属の構成員。28歳。主な役割はスカウト、偵察、諜報。軽薄で利己的かつ享楽的な性格だが、やや年齢の割に幼く臆病な面もありヘタレになることも。臆病な一面があるおかげで、カレンやヤムナハ、ミトベ、イヴァンほど狂気に染まってない。恋愛に関しては非常に一途。


〇リジュ NEW!

豹耳のグラマラスな女性型フェアリス。イサミとは享楽的な性格から馬があい、恋愛関係に発展している。組織内の役割としてはアダムの林檎に所属するフェアリスの統括をしている。視点は非常にシビアだが、本質をついていることも。クーリアの言と意気に根負けし、感応能力を得るに至る。


〇ミトベ NEW!

元シーナ大帝国の政治家であり、元ノトス・サザン合衆国ヴァンレスト大学の教授であり、現アダムの林檎の構成員、65歳。温厚な話し方と穏やかな雰囲気から人当りはいいが、目的のためであれば手段を選ばない。人の心理をよく理解し、周囲を巻き込みつつ行為の正当化をし、相手を追い詰めるため性質が非常に悪く、そのためにアナンや他の者から危険視されるに至った。イツキとケイトの大学生時代の時には結婚するに至ったイツキとケイトのことを応援したりアドバイスすることもあった。現在の性格に至ったのはオービスで繰り返される戦争の影響もあるが、地球で若いうちに妻子を喪ってしまったこともあり、教師活動をしながらも心の底で理不尽さを抱いていたこともその一因である。


〇ヤムナハ・アーブル UP!

元ノトス共和院主席。39歳。顕示欲および虚栄心が非常に強い。戦争派。サザン大陸に土地浸潤型ケイオスを繁殖させて混乱を招いただけでなく、サザン大陸への出兵やノトス軍への非人道的扱いなど様々な件に関与した罪で逮捕され、共和院主席の地位から失脚した。地球の知識はないものの、アダムの林檎のメンバーであり、フェアリスが人類をオービスに転移させたことを知っていた。アダムの林檎の作戦の数々がことごとく阻止されたことに業を煮やし、母体型ケイオスの封印を解き、結果、早くに取り込まれたことによって地球での記憶を失ってしまうこととなる。が、アナンの叱咤により、ケイオスの束縛からは逃げることができた。


〇カレン UP!

24歳、女性。ノトス共和院プローム部隊ブラボー小隊のエース、ツインハックの乗り手。非常に好戦的かつ弑逆的な性格。その戦い方は“戦闘狂い”とも揶揄されるが、連携せずとも孤で圧倒する強さに畏怖や尊敬の念を抱く者も多い。ノトス・サザン合衆国がエイジスと同盟を組んだ後に部隊を辞職し、アダムの林檎へと移った。ハルカにケートスでロストさせられてから飛行ユニットの駆動を訓練していたために、通常よりも戦線復帰が遅れた。母体型ケイオスに取り込まれながらも、ファーヴェルとの戦闘により自我を引き出され、死闘を繰り広げることになった。全力を尽くす戦闘と称賛を受け、多少満足できたのか、おとなしく復活には応じた。

・プローム ツインハック

黄色に黒の装飾パターンの機体。武装はふた振りの片手斧。投げるも良し、強襲して切り裂くも良しと臨機応変な立ち回りを可能としている。特殊武装はなく、センサー性能はB3よりも低いが、その代わり回避性能や駆動性能を高めている。飛行ユニットは、ファーヴェルと異なり、飛行機の主翼のようになっている。旋回性能はファーヴェルよりも劣るが、直線のトップスピードと加速力はツインハックの方が上である。



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