夢幻の彼方へ~双極性へのレクイエム
狂喜のステルス・・・私は幻影。
一体俺は何者なのだろうか・・・
一体何が欲しいのか・・・一体俺は何処へ向かっているのか、そして、そこには何があるのか
もう後戻りは出来ない。
本当のところは、この幻夜祭を終わらせたくない。
この世で直面する、あらゆる困難、恐らく私は満足のいく何かを見つけることが、できるであろう。
たとえ自分自身の世界が崩れ堕ちたとしても・・・
本当に必要なモノは、壊れた自分ではなく
丁度よいテンション・・・
安定しない状態に・・・苛立つ
完全に俺は病気だ。
しだいに・・・感情が再び変化する・・・
強烈な悲しみへと・・・
このまま進めば身の破壊を免れない。正直私は沈んでいる・・・喜怒哀楽が激しく何者かが俺の脳内を支配する
何故か涙が果てしなくナガレル・・
神からの贈り物
訳もなく止めどなく流れる涙・・・目の前が・・・霧がかかって、視えない・・・
リアルじゃない自分・・・どうせ永遠なんて永くは続かない。
俺は幻影、レクイエムが聴こえる。
幻夜祭、・・・いや・・俺のカーニバルは終わった・・・
虹の楽園など存在しなかった。不安定なステルス戦闘機
俺の心の中の戦闘機、広い世界を見てきた。
しかし、いつも理想の自分には辿り着けない。
こんな自分にはもう耐えられない
高望みだと思われるだろうか・・・
ただただ、いつも、ただ単純に未来に希望を抱き、輝き、生きる事だけを考えてきた。
誰か教えてくれ・・
何時か、わたしの事を理解してくれる日が来るのかを・・・
暫くすると、憂鬱だった気分が再び狂喜で高揚の気分へと、シフトする
これから俺は戦場へ戻る
俺の世界へ
カーニバルはまだ終わっていない!
俺は決心した。今なら自分の強さを信じられる。今度こそ地に堕ちるかもしれないが
あの高揚感が再び俺を復活させたのだ!
幕は再び上がる。アンコールだ!
さあ!ステルスと共に戦場へ向かうぜ!!
俺は機体を大きく旋回する。
無茶苦茶な気分、制御できない自分
愉快な気分・・そしていつか堕ちる自分・・・
今はキッと躁鬱混合状態なのだろう・・・訳など分からない
ステルスの加速により次第にまた全身の血が駆け巡る。
ステルスが暴走する。
再び狂躁曲が聴こえてくる・・・
幻聴か・・・いや、幻夜祭の復活だ!!!
すっかり夜は明けた。俺は目覚める。
狂喜の戦士
戦場の地に侵攻する
たった一人で・・・
双極性障害1型を患い10年が経ち、やっと向き合えるようになったと思う。
家族、友人との誤解や反発、レジスタンスな毎日。
最近はこの神からのギフトを楽しみ、コントロール出来ている。
実際、双極性障害の友人の自殺なども経験した。
双極性障害の有名人もかなり自殺などが多いのはご存知だろうか・・・。
ニルヴァーナ、カートコバーン、田宮二郎、etc・・・。
うつ病ももちろん自殺率が多いかもしれないが
双極性障害の自殺はある意味豪快だ。
自身も豪快にやってしまおうかと思うこともあったが、俺は書くことにより救われている。
このアドレナリン出しまくりの非現実的のようで現実な俺の世界を知ってもらいたい。