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躁うつ病という名の厄介者  作者: 鈴城 陽彦
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狂躁曲~祭りの終焉~これぞ男の祭り~だ~よ~♫


この世界観を、この病の厄介で楽しい部分を

私なりに表現してみました

逃れられないのなら、楽しんでしまおうと

これは半分ノンフィクションであり、もちろんフィクションですが

同じ双極性障害で悩む方、双極性障害を知らない方にも楽しんで頂けると思います



俺はまた自由を手に入れる・・・


空の旅は、まだまだ、これから続いていく。

鎖の極・・・


夢幻の旅路、地平線も何も見えない、宇宙との境目を彷徨う。


俺はステルス機を自由自在に操り操縦する。


誰にも、俺を阻む事は出来ないのだ。


追いかけてくる者は誰もいない。


狂気の戦闘機が爆音と共に狂いだす


私は狂気のパイロット。


いや狂喜のパイロットだ!


もう誰にもこの暴走をとめられまい


止められるモノは、アレしかない


あれは一瞬で全ての身を破壊する。


あれは、双極性障害一型の自分自身をも抑え込む


白い小さな悪魔が俺を誘っている・・・


白い小さな悪魔は自分自身をローの世界に引き込む気だ!


冗談じゃないぜ!!祭りはこれからだ!!!


まだ終わらせない、終わらせたくない・・・


あの小さな悪魔よ、消え去れ!闇で俺を待っていろ!

どうせそこには、いずれ辿り着くのだ・・・


自分の無限さを知っている、そう・・・自分の限界が無いことも、分かっている


躁状態は俺を無敵にする。




自分の事は自分自身、良くわかっている。


今はまだ、あの白い小さな悪魔には、手を出せない。


冴えわたる脳、何でもできる。





自信がみなぎる。周りの動きがスローに見えるこの感覚


躁状態の脳の覚醒は素晴らしい。


狂っていると思われても仕方がない。


それが俺の宿命。


宿命からは決して逃れられない

運命は変えられない

好きなことを思う存分やるだけ


好きな事をやるのは楽しいことだ。それが一瞬でも・・・


双極性障害Ⅰ型・・・神からのギフト。


俺は、神から唯一、許された人間なのだろうか・・・












過去を振り返るなど意味は、ない。





周りの事など気にせずに突っ走る自分、無茶苦茶な自分。


ついつい度が過ぎてしまい、いつも周りを巻き込む、なんでも


大袈裟で俺は疲れを知らない。睡眠も休息も必要ない。食事も要らない


奴は、とにかく手が付けられない。コントロールなど出来やしない


それが俺だ!!



嗚呼・・・全身の血が駆け巡る。爽快で愉快な気分。毎日がお祭りだ

狂躁曲が聞こえてくる・・・

幻夜祭は終わらない。

夢幻飛行は続くのだ。


視界も鮮やかだ。なんて美しいのだろう…


ステルスからの眺めは最高だ。

テンションは上昇し続ける。楽しくて仕方がない。でもそれは決して永くは続かない…



人には喜怒哀楽があり俺はそれが人より強力に激しいだけだ。

コントロールできない自分。今は狂喜のパイロット、レーダーにも映らない


無敵のストレス 邪魔するものは、全て排除する。

そんな気分・・・



双極性障害Ⅰ型を患い10年が経ち、やっと向き合えるようになったと思う。

家族、友人との誤解や反発、レジスタンスな毎日。

最近はこの神からのギフトを楽しみ、コントロール出来ている。

実際、双極性障害の友人の自殺なども経験した。

双極性障害の有名人もかなり自殺などが多いのはご存知だろうか・・・。

ニルヴァーナ、カートコバーン、田宮二郎、etc・・・。

うつ病ももちろん自殺率が多いかもしれないが

双極性障害の自殺はある意味豪快だ。

自身も豪快にやってしまおうかと思うこともあったが、俺は書くことにより救われている。

このアドレナリン出しまくりの非現実的のようで現実な俺の世界を知ってもらいたい。

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