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躁うつ病という名の厄介者  作者: 鈴城 陽彦
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最終章 覚醒の眠り

さあ、終盤に向かって厄介者はどうなるのか?

厄介者は強く、もろく、人間臭く、常に自分自身と戦っています。



悲しいことがあると生きてるのが嫌になる・・・

この偏見の世間にイライラする・・・

そのうち奴らは俺の世界を徹底的に奪い、徹底的に抹殺するのだろう・・・

でも俺は死なない躁強制障害Ⅰ型のサイクル・・・

暗い闇の世界に堕ちる前に、そして、俺は神のしもべ・・・・俺は神から唯一認められた人間と信じる馬鹿野郎だ・・・


しかし、俺はどの次元でも何度も生き返る。


白い小さな悪魔には、もう頼らない!頼りたくない!!!頼ったとしても、既に手遅れだろう・・・


躁が出現し激鬱になる。双極性障害の自殺率は極めて高いという。

死をも考える猛烈な絶望感が襲う。

そして、それにむかって行動している自分の人生はまるで自ら地獄の門を叩こうとしている


しかし、しっかりしているのに心が震えだす。どこまで耐えられるのか・・・


白い小さな悪魔をやれば気持ちは落ち着くんだね・・・

こうして心は壊れるんだね・・・

こんな罪は受けたくはない!


俺は常に勇敢だった・・・

夜が・・・心の闇が訪れ、全てが壊れていく。


こんな罰は受けたくはない。

もう既に、この組織によって、あの暴走の代償は、取り消された。

もう思うがままの自分ではない

躁の反動でLOWが・・・容赦なくやってくる

俺は飛び立ち翔ばたこうとするが、身体や脳が付いていかない。思考も停止する。


神よ・・・俺は悔いを改めるのは何故なんだと時に神を憎む時がある。


夢が終わったかのようなこの感覚。


一生涯誰にも理解は、されないだろう・・・


躁状態は本当に素晴らしい反面、社会生活に支障をきたす・・・しかし・・・神に感謝する、そして、見えない何かの力に感謝している。当たり前だ!

俺は病気だ・・・白い悪魔が誘っている


脳内のアドレナリンが大量に放出され・・・時に悪魔がささやく・・・

それは私の胸の奥底に複雑な巣を作るかのように・・・


そして俺を落ち着かない気持ちにさせる・・・


まるで、黒衣を着て闊歩する悪魔が、足音なくジワリジワリと近づく様に・・・


そして、しだいに、私は火の中に追いやられこの心身を焦がす・・・


高揚していたころの自分は、まるで魔法のような感覚・・・

まるで戦士のように勇敢で高揚しきった日々・・・



決して死など恐れはしない。

こんなことはもう、どうでも良かった。


もう耐えられない・・・

なんどきも何かの仕掛けの様に心の葛藤の末、混乱をもたらしてばかり・・・

そして取り残された罪悪感・・・

夢のように、晴れやかだったのが今や曇りがかった日々を送る


フラットなど存在しない・・・


躁転の夢


強気な男・・・



俺の中のあらゆるものが消え去っていく・・・・



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