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躁うつ病という名の厄介者  作者: 鈴城 陽彦
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暴走列車

双極性障害

この世界観を、この病の厄介で楽しい部分を私なりに表現してみました

逃れられないのなら、楽しんでしまおうと

これは半分ノンフィクションであり、もちろんフィクションですが

同じ双極性障害で悩む方、双極性障害を知らない方にも楽しんで頂けると思います。



昏睡状態になっていたかの様に


深い眠りから私は

目覚める・・・・・・







冷風が吹きつける寒い季節


晩秋の風が冷たく


落ち葉が風で舞っている・・・




今の私の気分は最悪で退屈だ…














恐怖が支配する

得体のしれない暗闇…


不安や絶望感がヒシヒシと

全身に突き刺さる…





今の私は自分らしい感情を完全に喪失している・・・




そして、わたしは、秋空を見ながら


オカシクも、フシギな体験を思い出していた・・・








強烈な高揚感(テンション)



ソレは決して、避けられない、生まれ持っての宿命



ソレは、まるで、自分自身ではない感覚、決して、何者かなのかはワカラナイが、私の中に確実にもう一人が存在する、、、





あの覚醒が待ち遠しい・・・





そして、わたしは、以前の



オカシクも、フシギな体験を思い出し続けている・・・






そして・・・今夜





最強の高揚感が再び私を呼び醒す




恐れを知らない強烈な高揚感がわたしの脳内、脳細胞、脳神経、を支配する、


高揚し切り、この高揚の反動により、後に、闇が訪れ、このを破壊する・・・







神に祈ろう




そして、この

自分の運命を受け入れたのなら

それは、途轍もなく最大で強力な力となる















今夜、列車が暴走する…



この穏やかな夜の街を…



あの途轍もない猛烈な高揚感が再び蘇る



狂喜の季節・・・もうじき、あの狂喜の列車がやって来る‼︎




その狂喜の暴走列車、いや・・その暴躁列車を止められる者など誰一人いない





奴は必ずやってくる・・




私の脳心経の奥に巣をつくるかの様に・・・ジワリ、ジワリと、忍び寄る









夜のしじまの獅子・・・




もう一人の自分、ハイな自分、抑えきれない........



制御不能の暴走する狂喜の暴躁列車


もう一人の自分を乗せて..


止められる者など誰一人として居ない・・






そして今夜・・・私は、立ち上がる・・・


列車が、もうじき、やって来る・・・


もう止められない・・・







終着駅などない、行く先など、誰にもワカラナイ・・・わかる者など、居るわけがない・・・




遠い遥か彼方から、激しい鼓動、異常な高揚と共に、更にハゲシく猛烈な汽笛音を鳴らし、そして、猛烈な興奮状態を維持し、いよいよ、行き先不明の暴走列車が到着する・・




さあ!飛び出そう!美しき強烈な高揚感の世界へ・・・


飛び出そう!止められない自分へ・・・



いよいよ列車が到着だ・・・


壊れかけの暴走列車、燃料は満タンだ!!


さあこの覚醒を楽しもう!





「オカエリナサイ・・・」





そして、その狂った暴走列車へと、乗り込む


いずれ堕ちる自分を気にせずに・・・


列車の燃料は、満タンだ



楽しもう。狂った暴躁列車に乗って・・・


いずれ堕ちる自分を気にせずに・・・


列車の燃料は自分のエネルギー


燃料が尽きるまで



さあ!!


永遠と、どこまでも続く線路

天国と地獄が交差する

果てしない道のり


そして今夜私は、立ち上がる!!



ようこそ俺の覚醒の世界へ・・・



Welcome to the world of my awakening!!


スーパーハイテンション劇場へ・・・


Iinvite you to the world of terrible awakening…


覚醒する俺の劇場へようこそ!!




Are you ready?






It’s sow time!!





Sowtimeの始まりだああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


アクセルは全開


全壊寸前っ!


暴れ狂う暴走列車


もう誰にも止められない!!




制御不能だ・・


果たして凶器と化す狂気の列車を制御できるのか・・・


いや・・・狂喜に満ち暴躁する自分自身を・・・


もう、あの頃の私は、そこには居ない・・・


絶叫し、雄たけびを上げ

叫び続け夜の闇を突っ走る狂喜の黒い列車


その列車の燃料は自分のエネルギー


燃料が底をつくまで・・・精一杯


そして、今を楽しむ・・・・・・








ブレーキの利かない暴躁列車へ、ようこそ












つづく・・・



双極性障害1型を患い10年が経ち、やっと向き合えるようになったと思う。

家族、友人との誤解や反発、レジスタンスな毎日。

最近はこの神からのギフトを楽しみ、コントロール出来ている。

実際、双極性障害の友人の自殺なども経験した。

双極性障害の有名人もかなり自殺などが多いのはご存知だろうか・・・。

ニルヴァーナ、カートコバーン、田宮二郎、etc・・・。

うつ病ももちろん自殺率が多いかもしれないが

双極性障害の自殺はある意味豪快だ。

自身も豪快にやってしまおうかと思うこともあったが、俺は書くことにより救われている。

このアドレナリン出しまくりの非現実的のようで現実な俺の世界を知ってもらいたい。


実際、双極性障害は周りからの理解を得られてない。

同じ障害をお持ちの方に少しでも楽しんで頂けると幸いです。

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