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鼻くそボンバー田中  作者: ふらふら
悪の秘密結社ビフレスト編
10/23

雷撃の銀鳩 クル坊

 昼も夜もきらびやかなネオンが輝く快楽の都市ニヨーク。

  その都市の真ん中に巨大な戦艦の様なビルが立っている。数週間で建てられたこのビルの名を人々は欠陥ビルと呼んでいた。

 そのビルの最上階の部屋で、数人の男女が集まっている。


「アネットがやられたわ。」


 杖をついた小さな女の子が部屋に入って来た。


「アネットさんも大した事ないっぽ、僕なら鼻くそボンバー田中なんて3秒で殺っちゃうっぽ。」


  小生意気な鳩が馬鹿にするようにそう言った。

 

「そんな事を言わないの!」


  女の子が杖で床を叩くと、床に鼻水ボンバー田中が映し出された。

  映し出された田中は屋台で焼き鳥を食べている。


「美味しそうだっぽ……僕も食べたいっぽ。」


「いやいや田中が食っているのはあんたの仲間だから。」


 部屋にどよめきが走る。


「ふふ、冗談っぽ。今回は僕が行くっぽ。」


 鳩が立派な白い翼を広げる。

 この鳩の名前はクル坊、人語を操り体から電撃を放つ銀鳩である。


「分かったわクル坊、あなたの電撃で田中を黒焦げにして来なさい! 」


「了解、行ってくるぽ。」


 鳩はパタパタと飛び立ち夜の闇に消えた。

読んでいただきありがとうございます!

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