表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
192/958

第4章 奈菜と言う名のマドンナ(その14)

「あの、突然にバイトを辞めたのは・・・・。」


ここら辺りからが、哲司の感覚がますますおかしくなる。


「まて、まてよ・・・・!」

声に出している自分に驚く。

だが、そんなことに構って入られないことが頭に浮かんだのだ。



「バイト、突然に辞めたってことだけど、・・・・・・。

それって学校が始まったからでもないんだよなぁ。

店長が慌てていたんだもの。バイトに来る予定だった筈だ。」


「ん?

て、ことは、まだ学校は始まっていないってこと?

奈菜は高校の冬休みを利用してバイトをしてたんじゃなかった?」


「だとすると・・・・・・・、スノボーの勘違いは1月の中旬じゃなくて、もっと前?

1月にはなっていたと思うから、じゃあ、年が明けて直ぐだったんだろうか?」


いくら時系列に物事が整理しにくいタイプの哲司ではあっても、さすがに学校の休み期間といったものを無視する訳にはいかない。



「普通、高校が始まるのは8日だよなぁ。

融通の効く私学でも、遅くても10日ぐらいからは始まるだろう。」


そこまでを確認すると、先ほどようやくの思いで書き込んだ「1月中旬スノボーを抱いて・・・」というのは誤りだということに気がつく。


「でもなあ、そんなに早かったかなぁ。」

哲司の実感である。



何度も首をかしげた哲司だったが、突然、ポンと手を叩いた。


「そうだ、この日のことなら、あいつに聞けば覚えているに違いない。」


哲司は携帯電話を手にとって、アドレス一覧を呼び出した。

ある男にメールを打とうと考えたのだ。


「いや、直接、電話しよう。」

そう言って、今度は電話帳を呼び出す。

そして、その中から意中の男の番号を選んで電話をかけた。



「おうおう、おひさ〜。」

相手の男は気軽に電話に出てきた。

もちろん番号通知で掛けているから、相手も誰からの電話だと分っていて出てきたのだが。

  


(つづく)



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ