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想力

おれを助けてくれたのは..なんと女の子だった。

学校の制服を着ているということは同じ学校に帰っているのだろう..

だが ..こんな子みたことがなかった。

髪は黒髪のロングヘアーがたなびいていて胸は美乳というのであろうか。大きすぎず小さすぎずちょっどいいサイズであり背筋は燐としていてあれは誰からの目からも美少女といって間違いない見た目だった。

すると、南雲と呼ばれていた女の子はホコリを払うような仕草をしてから、

「大丈夫?怪我はない?」

と聞いて来た。

「は..はいぃ!」

少し噛んでしまったかもしれない。なにしろ女の子と話すこと自体が、高校に入ってから存在していない。なにしろ高校では1年生の序盤からいじめられていた現在2年だからこの1年間ぐらい女子と話してないのだ。

しかも女子の中でも美少女と呼ばれる分類の人。おれとはまさに月とすっぽん。

話をするのだけでも緊張してしまう。

身体中痛いはずなのにそんな痛みなど吹き飛んでしまいそうだ。

「山崎ー!あんた一般の人相手に、世界恩恵サーチバル使うなんて規則違反るーるいはんじゃないの?こんなことが、あの人にでも見つかったら..」

すると、山崎は今までみたことのないように慌てて

「ち..違うんだよ!!こいつ世界恩恵サーチバルさっきつかってたんだよ!!だからおれも使っただけだよ!」

「嘘いいなさい!使ってないじゃないの!普通あんだけ死にそうになったら使うでしょ!

あの人にお仕置きされないと気が済まないのかしら..」

このながれでも問題はいいがさすがに山崎が可哀想だ。

「あ..あのぅ..一応おれも使えるみたいなんっすよ..」

すると、南雲と呼ばれた少女は

「えっ!!?本当に!!まさか..このひとが...最後の 世界恩恵サーチバル保持者!!?

最後...?どういうことだ..?山崎や南雲って人が使えることにも驚いてるがまだまだ、世界恩恵サーチバルを持っている人がいるってこと?そしておれが..最後?

それには、山崎も驚いたようだ。

「え..!!こいつが最後..!?なんだよそれ..」

「さっき、あの人から連絡があった。今、世界恩恵サーチバル持ちはもうこれで最後になった。このメンバーで世界を破壊しなっていわれたって....」

「なるほどねぇ..だが、おれはこんな弱い奴とは組む気がない..」

再び構えた。山崎が戦闘態勢に入る。

「そうね..私も実力がみたい。一般人に介入してるなら止めなきゃいけなかったけど、そうじゃないみたいだし..」

南雲も、もう止める気はないらしい。

だが、せめて 世界恩恵サーチバルの出し方ぐらい教えてほしい。

おれは、緊張しながらも勇気を振り絞って話してみた。

「あっ...あのぅ..!せめて 世界恩恵サーチバルの出し方教えていただけると..」

「えっ..あんた出し方わからなかったの!?なるほど..出さなかったんじゃなくて出せなかったってことか..まぁそれくらい言わないと公平じゃないわよね..」

想力マナ..つまり想いの力、◯◯をしたい!とかいう意思の力で発動するわ。これは結構出すたびに自分の想力はなくなっていくものだから使いすぎには気をつけて。闘いが終われば回復するけどね」

「南雲さん..ありがとうございます!」

「私はあなたと同じ2年生だから敬語なんていいのに..まぁがんばってね」

がんばってっていってくれた!!

こんなかわいい美少女に!!

おれはこれだけで闘える!

「さぁ..山崎くん!!もう逃げない!!おれと勝負しろ!!」

「明が調子のってんじゃないぞ!!」

いよいよ、山崎との闘いが始まる..

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