危機一髪
どうすれば..どうすれば..
たしかに釘の能力は出たが、そもそもどういう風になったら発動するのかもわからないし、そもそもあれに勝てそうにない。
「殴打暴手!!!!物理攻撃では負け知らずだぜ!!そしてぇぇーー!!」
なんと山崎は廊下の下、つまり床に向かって殴りつけた。
すると..!!床が爆発し、その勢いで..
山崎が..飛んだ!!!
「なんだよあれ..!あんなのありかよ..!」
山崎は一気に加速しておれの目の前まで飛んだ。もう..逃げられない!
「にげるのはおしまいかよ!!明ぁぁぁ!!」
その針だらけのグローブでおれを殴った。
痛い..痛い..身体が悲鳴をあげている。
もはやおれはサンドバッグのようにひたすら殴られた。
「能力を使えるようになっても..結局力関係は変わらないようだなぁ..明ぁぁ!」
そのとうりだ..多少、世界恩恵が使えても..結局なにもかわらない..
やっぱりおれはなにをやっても..
「ぐふっ!!」
山崎がいきなりまた吹っ飛んだ。
今度はおれがだした力じゃないであろう。
身体から釘がでていない。
「てめぇ!!なにしやがる!!南雲!!」
山崎がとっさに叫んだ。南雲..?
その瞬間、自分を助けてくれたのが女の子であることがわかった。
「一般人いじめて..それで満足なのかしら???」