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最後の戦いへ

最後の刻だ。

先輩によると、どうやらこの世界には一つ異質な所があるというんだ。

そこを破壊されると世界の軸が歪む。

だから、 最初の4フォースチルドレンたちはその場所を守るしかなくなった。

世界を..壊されないように。

誰よりも世界の破滅を願った男たちがこんどは、自分の都合のいい世界になると守るようになってしまった。

こんな矛盾があって、なるものか。

変えなければいけない。

あの、誰かわからないような神様のような人に言われた世界の破滅を起こさないと、この腐った世界は終わらないんだ。


いよいよ決戦の刻だ。

おれたちは、仲間を集めて先輩が案内する場所に向かう。

そこは、すぐ近くにあった。

なんと学校から歩いて20分もかからない山の頂上にあった。


「ついたよ。いよいよここだ。」


「先輩..この先に...?」


「そう。この世界の矛盾点がある。そこにはぼくを除いた3人と戦うことになるだろう。だけど大丈夫。ぼくたちは必ず勝てる。理由はないけど確信できる」


全員の意思は固まった。

いよいよ、最後に向けて歩幅を進める。


「よう、遠矢。久々だな。色々連れてきてこの場所になにしにきたんだ?」


あいつだ。あいつがおそらくこの世界NO1能力者だ。恐ろしいほどのオーラを感じる。

一瞬でも油断したら失禁してしまいそうだ。

紅髪の髪の男は恐らくおれたちが今からすることに気がついているのだろう。


「な..なにをしにきたか言わなくても君ならわかるだろう。奈落くん。」


「あぁ。そうだな。貴様らの行動は全て知のカラスこと平尾黒鳥が教えてくれたよ。で、おれの相手は誰だ?」


場の空気が一瞬固まった。あんな化け物と相手をしなければならないのか。というのがもう言葉にしなくても伝わってくるようだ。

なら、この空気を変えなくてはならない。

それができるのはだれだ...?おれだ..!!


「おれが..相手だよ。」


「お前は...あぁ。遠矢を倒した明ってやつか。いいぜ。楽しみだよ」


「黒鳥の相手はぼくが引き受ける。翼があるこいつにとって僕以外の適格者はいない。」


遠矢先輩が乗り出してきた。なるほど。確かに空中を飛ばれたらおれたちに、勝つみこみはない。


「おれのあいてはだれがやるっすか..?」


黄色の髪で少し他よりも幼く見える見た目の少年が前に出てきた。

だが、なめてはいけないだろう。


「「なら、私がいくわ。」」


龍華先輩と萃香先輩は丸で狙ったかのように息ピッタリであった。

だが、仲の悪い二人が狙っているはずなどない。


「なにを被らせてきて。この泥棒猫が!」

「あんたが被らせてきたんでしょう!この腹黒女!!」


お互い睨みつけたままだ。

せめて、こんなときぐらい緊張感だそうぜ...


「やった!おれっちこんなかわいい子二人と相手できるなんて付いてるね!!」


こいつもこいつで緊張感ないな.....

さっきまでのシリアスがぶち壊しだよ...


「なら、俺が余り物か..」


山崎が最後の能力者と戦うことが決定した。


「..........余り物で............悪かったな.........」


正直何を言っているか全然聞こえない声だった。

見た目も黒いフードをかぶっているせいか顔がわからない始末だ。


さぁ、どうやらなんやかんやで戦いの配役は決まったらしい。


「さぁーーて!!ゲームスタートだ!!」

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