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最後の闘いへ


「なぜ...とどめを刺さない...?」


遠矢会長は消えかかりそうな声でつぶやく。身体はさすがに起きられないようだ。地面にへばりつきながらも声を発する。

その言葉に力はない。


「おれが..いかしたいからですよ。あなたは、まだ..利用できますからね..」


かといって、おれにも立ち上がるように力は残ってないのだ。さすがに、地面にへばりつくことはないにしてもそのまま地面に腰を下ろしまま座っている。


「はは...そっか...そうだね...わかったよ..敗者は勝者のいうことを聞くのが鉄則だ。なんでもいうことをきこうじゃないか。なにが...いいかい?」


「 最初の4フォースサーチバルの行方です。」


「そんなの..知ってどうするんだい?」


「ぶち殺して、世界を壊します」


その言葉に嘘はない。おれは世界を壊すのだ。そのために、 最初の4フォースサーチバルは殺さなければならない。

こんな腐った世界を最初に戻すんだ。


「ぼくでも、できないような..ことを...?いや、君なら出来るかもしれないね。ぼくをついていこうじゃないか」


「え..でも、先輩?」


「心配しないでくれよ。さすがに今からいくわけじゃないんだろ?なら、傷ぐらいすぐ無くなるさ」


そういうことをおれはいってるんじゃなかった。なぜ..おれの味方をしてくれるのかという点について聞きたかったのだ。

一度殺しあったんだぜ...

普通はこんなにあっさりこっちに付くとは到底思えない。


「ぼくはね...前々から..あいつらのこと..嫌いだったんだ。」


先輩は言葉を選ぶように、ポツリポツリと語り始める。


「最初にいきなり異世界に連れられたのは言っている通りぼくたち4人だったのだ。天使をなのるうさんくさいやつに、いきなり最初に 世界恩恵サーチバルを手にしたものだと言はれ、能力を持たされそのまますぐに地上にもどされたんだ...そして世界の壊し方を教わった。世界には矛盾している異次元の空間があってそこを破壊すれば全てが壊れると。」


「もちろん..ぼくたち4人は最初から顔を知っていたわけでもなく、むしろ初対面だった。そんな4人が集まって、まずこの力をどう使うか話し合った..」


「そしたら、リーダー格の男がこういった。この力は自分たちのために作ろう。自分らの国を作ろう!!と。そのあと、すぐにその異次元を見つけてみんなでまもろう!なんていいだしたんだ。」


「それで、先輩は守ったんですか?」


「まさか、ね。さすがに3対1じゃいいたいこともあまりいけないからとりあえずなにかあったら全力で駆けつけるとはいった。だから知のカラスからなにかあったら情報を送らせているんだ。そして奴らは他に能力があるやつで本当に壊そうとしているやつらは全員殺してしまうという約束を作ったんだ。」


「それを..破った人は?」


「初期の頃に何人かね。まだぼくらの力がわからなくて6人ほど集めれば勝てるとおもったのだろう。だが、ぼくがいうのもなんだけど 最初の4フォースサーチバルには一瞬で蹴散らされて殺されたよ。それからはあまり表だって攻撃するやつは少なくなったというわけだ。」


と、いうことは簡単だ。守っている3人を撃破後その場所を破壊すればこの世界は崩壊するのだ。


「前も言っていたとうりぼくはまえまえから奴らは気に食わなかったのさ。一緒に倒そうじゃないか」


遠矢会長が、倒れながらも手を伸ばしてくる。これは、握手の手だ。

従っていたときにはあり得ない友情の手だ。

おれはその手を強く握り返す。


「おかしいね..ぼくは君とは最後までたたかうとおもっていたのに。でも、君と最後に仲間になれてよかったと思うよ。これが、友情の力なんだね」


「先輩とぼくの力ですよ」


もう、たちあがれる。おれは立ち上がった。

こんな所でじっとしている暇はないのだ。


「おれは..みんなを呼んできます。明日、たたかいましょう。これが本当の最終決戦です」


おれは、仲間たちに声をかけに各自の教室へ向かった。

もう、迷いはない。

これが本当の最初決戦。

おれは...世界を....破壊するんだ


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