能力覚醒
ーーーー翌日ーーー
翌朝目が覚めた。昨日は色々あったなぁ..
おれはまだ寝たいという脳からの反応を無理やり拒絶するようにベッドから勢いよく飛び出した。
朝は苦手だ..
「あっ!!超能力!!」
唐突に昨日自称神様からもらった力を思い出した。
「しっかし..どーいう風にしたら発動するんだろうな..」
細かい説明は一切受けていないのでわかりようがない。
やっぱり、定番といえば何か呪文のようなものを唱えたら発動する系だろう。
うん、それに違いない..
よし!!善はいそげだ!!
「メラ○ーマ!!」
普通にでなかった。ならば..ならば..
「こいよ!!エクスペ○トパトローナム!」
普通にでない。英語系を無理かぁ..
そろそろ学校にいく時間なのと呪文を大声で叫ぶ恥ずかしさでおれは逃げるように家をでた。
そして、またいつもの日常が始まるのかぁ..憂鬱だなぁ.,
いつものように下駄箱を確認する。いつものように大量の釘が....
釘???
胸騒ぎが急にする。いつもの日常にはない感覚だ。釘を見ていると興奮する。
なんだこの感情は..
おれは逃げるようにして下駄箱を去った。今のまま立っていたらなにかに呑み込まれそうな魅力に満ちていた。
「おい!明!!!今日も元気そうじゃねーか!!」
山崎のやろう..,またかよ..こんなやつがいる世界なんて..
「おい!聞いてんのかよ!俺様が話かけてやってんだぞ!挨拶して土下座して靴でも舐めろよ!」
こんな世界なんて..
「てめぇ!!舐めてったらぶっとばすぞ!!」
なくなっちまえ!!!
「グフっ..!!」
突然、山崎の身体が真横に一直線に飛んだ。そのまま廊下の壁に激突する。
なにが起きたんだ..
自分の身体を見て見ると..そこには...釘が大量に刺さっていた。