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転生ダンジョンマスターですが、弱小だし、辺境だし、どうやって生き残れと?  作者: 膝関節の痛み
デビリン閑話②

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お魚のはなし、毛づくろいのじゅん位のはなし

 生まれたす穴に住んでいたころ、私よりちょっと先に生まれた兄は、お魚があまり好きではなかった。

 お魚を食べるときに、おなかのやわらかいところだけ食べて、あとはのこしてしまった。

 そしたら、お母さんはおこって兄のせなかをかんだ。


「いつ食べものがとれなくなるかわからないんだから、おのこしはぜったいにいけません」


 って言って、兄が泣いてもなかなかゆるさなかった。

 私はおこられなかったけど、私も泣いてしまった。

 兄と私は、泣きながらおのこしはぜったいにしませんとお母さんと約束した。


 お母さんはとてもこわかったので、私は、お肉を食べるときに、ビロビロはのこしたかったけど、お母さんにおこられるので、がまんして食べた。


 さいしょのす穴を出たあとでも、おこったお母さんを思い出すので、おのこしはぜったいにしてないです。


 今のお家に来てからは、ほんとにおのこしはしていない。

 なぜかと言うと、お肉をあまり食べないからだ。

 むかしは、お肉も食べないとおなかが空いたけど、お家の近くの池にはお魚がいっぱいいるので、お魚だけ食べれば、お肉は食べなくていい。

 たまには食べるけど、ビロビロはいつたべてもおいしくない。


 池のお魚は、今まで食べたことのあるお魚とちがって、大きくて味もおいしいので、私は、今のお家をはっ見したのは、ほんとによかった。


 池のお魚のよいところは、おいしいことと、つかまえるのがかんたんなことです。

 池のお魚は、朝と夕方に行くと、見えるところにいっぱいいる。

 池のまわりの草をたたくと、虫が池におちて、お魚はそれを食べによってくるので、

うでをシュッとすれば、一回で1匹か2匹とれる。

 または、3匹とれる。


 お魚のおいしい食べ方は、こまかく分けないことだ。

 おすすめは、あたまの方の半分としっぽの方の半分の2回で食べると一ばんおいしい。

 あたまの方は、少しはごたえがあって、いろいろな内ぞうの味がまざって、味がこいからとてもおいしい。

 しっぽの方は、やわらかくて、お魚の身の味がいっぱいして、とてもおいしい。


 1回で全部食べるのもいいけど、味がまざりすぎるところが少しざんねんだ。

 3回で食べると、まん中としっぽの方はいいけど、あたまのところの味がちょっとうすくなるので、やっぱり2回の方がいい。


 お魚のあたまには小さなきいろい石が入っていて、味はしないけど、食べると力がでる。

 むかし食べていたお魚には入っていなかったので、力が出る石は池のお魚だけに入っている。


 池のお魚を食べてから、私はすごく大きくなった。

 とくに前足がつよくなって、お魚をとるのがもっとかんたんになった。


 あと、むかしは、ボアはすぐにおこってぶつかってきたけど、今は私を見るとにげる。

 私がにおいをつけた木の内がわには、ボアは入ってこない。

 私は小さい時からボアには負けなかったけど、妹はボアにガシガシふまれてけがをしたので、私のなわばりの中にいればガシガシされない。


 妹はあまりあたまがよくないので、なわばりの外に行かないようにちゅういした。

 主がつうやくしてくれたので、ちゃんとわかったと思う。

 

 池のお魚は大きいので、一回のお魚とりで、だいたい5匹くらい食べるとおなかがいっぱいになる。

 けんぞくになる前は、毎日お魚をたくさん食べないとおなかいっぱいにならなかった。

 でも、けんぞくになってからはすぐにおなかがいっぱいになるので、3日に一回くらい池に行けばだいじょうぶ。


 おなかがすいたときに、お魚をとりに行こうと思ったら、雨がふっていると行きたくなくなる。

 お魚とりはかんたんだけど、毎日池に行くのはたいへんなので、行かない日ができてよかった。

 お魚はとてもおいしいけれど、私はおなかがいっぱいになってねるほうがもっと好きなので、お魚をとりに行くのは5日に一回くらいだったらちょうどいいと思う。


 妹は私のことばが少しわかるようになった。

 かゆいところも、3回くらい言えばだいたいわかる。

 毛づくろいのさいのうは、いちばんあると思うので、1回でかゆいところがわかれば、だい1位もゆめではないと思う。


 今の毛づくろいのだい1位は、妹と主の母だ。

 ちょっと力がつよすぎるときもあるが、火のま力で手をあったかくして毛をすいてくれるので、あたたかくてとてもいい。

 すぐにねむくなってしまうところが気に入っている。


 だい2位は妹で、だい3位は妹のよわい方の姉だ。

 私はつよい方の姉なので、よわい方の姉も守ってあげている。

 よわい方の姉は、ことはば妹よりつうじるけど、わしゃわしゃするだけでぎじつがともなっていない。

 ぎじつというのはわざのことで、この前、妹の母が言ってたのでおぼえた。


 主は、だい4位だ。

 手は小さいし、毛づくろいのとちゅうでねてしまうからだ。

 だい3位とまよったけど、毛づくろいのじかんがみじかいのでだい4位になった。

 主だからだい4位になってちょっとかなしい。

 でも、べつに毛づくろいをしなくても、私は主といっしょにいるとポカポカしたきもちになるので、そうごうだい1位は主で、ふどうのだい1位だ。


 そのほかには、妹の父もいるけど、毛づくろいする気がまったくないので、むししている。

 妹の母が、毛づくろいをしながら言っていたけど、男ってほんとにだめね。

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