ほっとけの顔も三度まで
めんどうだから、ほっときたい。
一度めは見て見ぬふりで
二度めは 大目に見てやって
三度めは 堪忍袋の緒を締めなおして
なんとかこらえてきたけど
これ以上 繰り返すつもりなら
もう口を出さずにはいられない
おれの目の黒いうちは好き勝手を
赦すわけにはいかないぜ
つけあがらせちまったのなら
早めに手を打たなかったこちらの咎か
増長してのさばる輩は
こちらが蒔いた種ではなくとも
花まで咲かさぬうちに そろそろ
刈り取ってやらねばなるまい
ほっとけの顔も三度まで
過ぎたる干渉は及ばざるが如しとしても
ほっとけの顔も三度まで
四度めに至ってはじめて向けた
凄まじい形相は
鬼と出るか 蛇と出るか
ほっといて、よけいめんどうなことになる事例も。