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憎しみ
あの遠足を機に、僕は遅刻ぎみになる日が増えた。長い通学路のせいで足が痛いと訴えて片足で立っていると、学年主任からばかにされた。
「明日足パンパンになるぞ。」
なんて言われる。ふざけるな!憎い!お前らは車でここまで来ているのに僕達生徒は歩きだ。お前達もあるけばいいのに!そう思うと憎くてしかたなかった。なのに誰1人として分かってはくれなかった。憎かった。全てが憎かった。昔は当たり前だったからなんていわれて歩けといわれるのだ。今は時代が違うのだ。バスぐらいだすべきである。せめて先生達もその道を歩いて来るべきだ。仕方なく授業を受けて帰宅する。帰宅するのに30分も歩いて電車だ。ふざけるな!時間の無駄だろ!と怒りたくなった。さらにロッカーにはなるべく荷物を置くなと言われた。は?重い荷物を持って通えと言いたいらしい。僕はこの学校に来たのが運の尽きだと思った。沈む夕日を見ながら憎しみと悲しみを抱いて歩き続けた。