1匹 プロローグ
「あ~あ。早く学校行きたい!もえぎ、今何時?」
「5時半だけど・・・夏流ちゃん。今帰宅してるのに、それはちょっと早いんじゃないかな?」
あたしは翠藍高等学校に通っている。
この子は傍本もえぎ。
おさげのみつあみで、恥ずかしがり屋。さらに読書が好きという、なんともべたな女の子だ。(めがねはかけてないけどね☆)
高校に入ってからできた友達だけど、とても親しくしている。
この学校は男女仲がよく、いじめもないし、個性豊かな人達でいっぱいだ。
はっきり言って、とても楽しい。
だからこそ、家に帰るのはいやなのだ。
あたし、双葉夏流は・・・・・。
「あの!夏流ちゃんの巫女服姿、とってもかわいいから!今日も見てっていい?」
「はぁ・・・いいよ。ゆっくりお茶でも飲んでって」
――双葉神社の、巫女さんである。
いたって普通の学生巫女、双葉夏流。
そんな彼女の平凡な毎日は、ある日一匹のおおかみによって変わった。
いやいや、今宵の月も美しくあれ。と同じ舞台なんですよ!
翠藍高等学校!
知っている名前も出るかもしれませんなっはっはー!
なんて、調子に乗ってごめんなさいw
こんなダメダメ作者でよろしければ、最後までお付き合いください。
よろしければ感想ください><