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02 薄汚れた世界と薄汚れた私
いくつもの傷を負って生きてきた
世界は残酷 人は悪人
それが私にとっての常識だった
目を合わせて 心を読み取る
皆 薄っぺらいんだね
厚みのない人間達が 建物の間を歩いていく
まるで紙芝居
人間関係なんて ただの道具
誰かを利用するためのもの
こんな汚い私を許さないで
私もあなたを許さないから
こんな汚い私を助けないで
私もあなたを助けないから
「ストーリー」
あなたは疲れ切っていた
だから楽になる方法を探していた。
あなたが惹かれたのはカラフルなお菓子
きっと夢の世界につれてってくれる。
あなたはそう予感した。
一粒口にしたあなたは、この世のありとあらゆるしがらみから解放された。
周りの人からはたとえそう見えなくても。
あなたは次第に、幸せになった。
幸せになって、そのまま目覚めなかった。