表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
黒魔女裁判から始まる白魔女とのオフホワイトな日常  作者: 旧プランクトン改めベントス
第1戦:健康でサブカル的な最低限度の(子供らしい)生活
5/19

3.所属パーティーを変更した!▼


 魔王・インペリアル:「じゃあ、下がれ。」

 悪魔・レス:「魔王様、彼女はどこに」

 魔王・インペリアル:「ショウ坊の砦に座敷牢があっただろう、あそこへ。」

 鬼・ショウ坊:「はっ!」

 悪魔と鬼が魔女の腕を持ちます。


 ヤマト:「あ~、ちょっと待ってください。」

 魔王・インペリアル:「何だ。」


 ヤマト:「私、これからお世話になりますし、申し遅れましたが自己紹介をしますね。」

 魔王・インペリアル:「人質とは思えん台詞だが」

 ヤマト:「ん~、確かに名乗る程の身分でもありませんね。」

 魔女はうなずいて、悪魔と鬼を見ました。


 ヤマト:「出発進行!」

 鬼・ショウ坊:「はいはい。」

 悪魔・レス:「君も歩くんだよ?」


 魔王・インペリアル:「違っ、違う!あと、我輩の部下に命令するな!」

 ヤマト:「はあ…」


 魔王・インペリアル:「お前達も簡単に言う事を聞くな!」

 悪魔・レス:「すみません、可愛らしかったのでつい…」

 魔王・インペリアル:「数世紀も独身のくせに祖父の顔になるな!」

 ヤマト:「あ~っ、魔王様、『独身のくせに』ってセクハラ」

 魔王・インペリアル:「…どっ、ど、読書ぐらいしか趣味が無かったので良い暇つぶしだと呑気に構えるなと言いたかったのだ!(こじつけ)」


 悪魔・レス:「あ、あの、魔王様、私は聖職者ですので別に独身のくせに、というのは性的嫌がらせには感じませんよ。」

 魔王・インペリアル:「…だ、だよな。そうであろう?」

 魔王は胸を張りますが、内心ほっとしていました。


 ヤマト:「セクハラで部下に訴えられるとか、魔王の名が廃りますもんね。」

 魔王・インペリアル:「きっ、きっさまぁっ!!」

 鬼・ショウ坊:「ま、まあ…ガキの言う事だし許してやって」

 魔王・インペリアル:「お前も立派な保護者の顔をするな!どkっ…どこの馬の骨とも知れぬガキの事だろう、そう気にする事はあるまい?(特大ブーメラン)」

 今回、魔王は踏みとどまる事が出来ました。偉いです。


 鬼・ショウ坊:「いや、俺も前の職場で上司からの結婚まだかっていう言葉には慣れてるので気にしませんよ。むしろ前の上司の方が遠慮なかったですし。」

 魔王・インペリアル:「ここで黙っておいて、冥界に魔王軍ではセクハラが行われているとか報告するなよ…な?何かあるなら今言ってくれ。」

 魔王も必死です。

 鬼・ショウ坊:「いや、本当に俺は大丈夫ですから!」


 魔王・インペリアル:「ハースも!何かあれば言ってくれて良いからな?」

 亡霊騎士:「ま、魔王様?!」

 ※亡霊騎士も冥界出身


 魔狼:「さすが10もいかぬ年にしてレベル30となった人間…百戦錬磨の魔王様を『セクハラ』のたった4文字で口封じするとは。」

 吸血鬼:「要注意人物ね。」



 ☆ロード中…☆



 必死で亡霊騎士と鬼になだめられ、魔王は落ち着きました。


 魔王・インペリアル:「まあ良い…人間よ、早くしろ。」

 ヤマト:「自己紹介を?」


 鬼と悪魔は腕を放して、魔女の小さな背中を押します。

 鬼・ショウ坊:「自己紹介というより、自己PRをするつもりでいけ。自分は使える奴だと申し出て、少しでも魔王様に情けをかけていただき良い待遇にしてもらえ。」


 魔女が悪魔を見ると、彼はうなずいて前を示しました。

 悪魔・レス:「絨毯の金色の線の手前まで進んで、『ヤマトです、よろしくお願いします』って。」

 ヤマト:「分かりました。」

 魔女は赤い絨毯に織り込まれた模様の端まで進み、立ち止まりました。


 魔王の真正面に立ち、ばちっと視線が合います。少しの間を空けて、魔女は貫頭衣の裾をつまみました。


 悪魔・レス:「怖いかもしれないけど、頑張って!」

 緊張で固まっていると思い、悪魔が小声で応援します。魔王は少しこの人間が状況を把握して自らに恐れをなしたと感じて気分が良くなりました。


 魔王・インペリアル:「そう怖気づくな。先ほどの威勢はどうした?我輩は挨拶せよと言ったまでだ。何もしない。」

 「我輩は魔王・インペリアル!」以来のよく響く自信に満ちた声を魔王は発しました。魔王軍幹部はトップの声に、かつての落ち着きを取り戻します。


 しかし、次の瞬間、魔女が片足を後ろに引いて上体を下げたので一同はすぐに警戒しました。でもそれは杞憂でした。


 ヤマト:「ご機嫌麗しく存じます、魔王陛下。わたくしは人間界より参上いたしました、魔女のヤマトと申します。わたくしのために貴重なお時間を割いていただきました事、大変光栄に思い」

 魔王・インペリアル:「止めろっ、いきなりカーテシーなど気味が悪いっ!」

 魔王は本当に鳥肌が立ちました。


 魔狼:「お、面を上げよ、魔女・ヤマト。」

 ヤマト:「はい、閣下。失礼致します。」

 魔狼は全身のふさふさな毛が針のように逆立つ感覚を覚えました。


 鬼・ショウ坊:「ヤマト、気持ち悪いからさっきまでの態度を少し丁寧にするだけで良いぞ。『わたくし』ってのも止めろ。」

 ヤマト:「そ、そうですか…では『私』で。」

 魔女は軽く咳ばらいをしました。


 ヤマト:「私が御社を志望する理由は」

 魔王・インペリアル:「レスがいるからだろう?」

 ヤマト:「ぐっ…」

 鬼・ショウ坊:「完全な負け戦だな。」

 内定が取り消しになりそうな勢いでバレてしまいました。


 ヤマト:「前世、力を入れた事は」

 魔王・インペリアル:「レベル上げだな。」

 ヤマト:「はい!その中でも特に白魔道に力を入れていました。」


 魔狼:「以前、所属していたパーティーには聖女がいたそうだが、役割分担はどうしていたのだ?」

 ヤマト:「はい!聖女がバリア・ヒールを得意とするのに対し、私は格闘技と薬学の心得もありましたので、戦闘時は攻防で役割を分け、通常時は私が予備の薬を作り聖女がその効果を高めていました。」


 亡霊騎士:「希望先の部署には腕利きの白魔導師がいて、専ら戦闘職の鬼とタッグを組んでいるのだが、その中に入って自分の強みを生かせるとすればどこだ?」

 ヤマト:「はい!え~…そうですね…」

 魔女は言葉を詰まらせます。

 人魚:「頑張れ~!」


 魔王・インペリアル:「この魔王城は原則魔族しか入れぬのだ。その原則を破ってまでも貴様を飼うメリットは?」

 ヤマト:「…これまで御社にとって人間の情報源は、勇者パーティーの戦う姿のみだったはずです。しかし、人間である私を24時間365日、観察する事によりもっと人間の生態や思想について情報を得る事が出来」

 吸血鬼:「魔界は人間界で言う所の24時間制でも1年365日制というわけでもない事は知っていて?」

 ヤマト:「…暗黒領域は、人間界の暦で言うと6日と9時間ほどを日周とし、人間界の3倍程の時間をかけて年周期的な環境変化を繰り返す場所です。」


 吸血鬼:「だから?」

 ヤマト:「…っ、私の生活している様から、人間界の暦で生きてきた人間の生活リズムを知る事も出来るはずです。勇者パーティーは自らの目的を達成するまでほぼ寝ない状態で動きます。それ故に普段の人間について正確なデータは集まっていないのではありませんか?」

 魔狼:「…フン、なるほど。」

 魔王たちの見事な連携のとれた圧迫面接に、魔女は持ちこたえました。


 ヤマト:「実際に。」

 魔女は魔狼を見ました。


 ヤマト:「四天王の1柱・第8戦ボス【法と秩序の番犬】・魔狼カロルは、仮眠休憩を挟んだ勇者パーティーによって8時間の待ちぼうけを食らい、心配になって出てきた所に1撃不意打ちを食らったと記述にあります。」

 魔狼:「ぐっ…」

 吸血鬼:「懐かしいわね、何十年前の話だったかしら。」


 ヤマト:「時を遡ると、他にも事例はあります。四天王の1柱・第7戦ボス【亡霊騎士】・ハースは第12次遠征の際に『最高で最低の長い夜になりそうだ』と決め台詞を言った所KYで有名な第12代勇者から『目無いのに明るさは感じ取れるんだね、可愛いじゃん』と言われ『そういう意味じゃなあああああっいっっ!』と独特のイントネーションで鎧を共鳴させる程の大声で言い返し、それが人間界で『そういう意味じゃないおじさん』という、奇声を発しながらがくがく動くオモチャまで作られ10年程いじられて」

 亡霊騎士:「うるさい、うるさいっ!」


 ヤマト:「第1戦ボス【人魚】・イブキ率いる海空軍は6次遠征の際に人間界との日較差により出航タイミングが半日ずれて勇者パーティーと行き違いになり…」

 人魚:「いっ、言わないでよ~!あれ、恥ずかしかったんだから~!」


 ヤマト:「第6戦ボス【吸血鬼】・イターシャは第3次遠征で運悪く対戦中に日食が当たりダイヤモンドリングが起こった際に数十年ぶりの強烈な日光をいきなり浴びて眷属と共に即死…そのせいで人間界では『四天王最弱』という風評被害を受け…」

 ※暗黒領域では日食が終わる際になぜかめちゃくちゃ明るくなる。日食の間、暗黒領域を造った天使が調子に乗って人間界へ侵攻しないように、神様がいじっているという説が有力。

 吸血鬼:「なっ、なっ、何て事まで覚えてるのかしら、この子はっ?!」


 ヤマト:「本来ならば、昼間なのに一時的に暗くなる日食は、暗黒領域を恐れる人間からすれば不吉な現象で、勇者パーティーも動かずその場に留まっているでしょう。」

 吸血鬼:「そうよ!だから私達も安心してたのよ。」

 ヤマト:「しかし、勇者パーティーは人間界での時間感覚で『もう日食が終わっているだろう』と早めに動き出してしまいました。まだ暗黒領域では始まってもいなかったのに!」

 吸血鬼:「そうなのよぉぉぉおお!!」


 四天王に加え、五英傑の人魚まで精神的にダメージを受けます。クリティカルヒットです。


 魔王・インペリアル:「こ、これだけの軍勢に対し、1人で…」

 魔王にも効果は抜群のようです。


 ヤマト:「とにかく、時間のズレはあまりにも戦況に左右するものだと思われます。したがって、今一度生活リズムを観察してみる事が、魔王軍増強と魔族の繁栄につながるのではないでしょうか。私はその点で、御社に大いに貢献できると考えています。」


 魔王・インペリアル:「人質に個室を与えるっ!」


 ヤマト:「やった~!!やりましたよ、お兄様っ!」

 魔女は悪魔と鬼の方を振り返ります。

 鬼・ショウ坊:「やるじゃねぇか。」

 悪魔・レス:「うんうん、よく頑張ったね。」


 魔王・インペリアル:「我輩たち…なぜここまでメンタルをやられているのだろうな。」

 亡霊騎士:「ええ…」


 吸血鬼:「大体、レスとショウ坊!あなた達はそっち側なのが気に食わないのよ!」

 「四天王最弱」という黒歴史を思いだしてしまった吸血鬼が、鬼と悪魔を指差します。八つ当たりです。


 鬼・ショウ坊:「はあ?」

 悪魔・レス:「そういうイターシャこそ、私にお世話押し付けて高見の見物していたでしょ?」

 どこ吹く風です。


 人魚:「そうだとしてもプレ竜は何の被害も無かったじゃん!第2戦でも色々やらかしエピソードがあるのにさ!」

 人魚は八つ当たりに正当性を持たせています。

 邪竜:「はっ?!わ、我も?!」

 ※唯一被害を受けていない邪竜・プレリュード


 魔女はきろっと人魚の指さす邪竜を見ました。

 ヤマト:「…石油王はイジりませんよ、お金くれるおじ様、だ~い好き♡」

 鬼・ショウ坊:「お、おまっ…」

 ※邪竜・プレリュードとの対戦場所には巨大油田と資源採掘場・宝物庫があると言われている。


 邪竜:「…何かそれはそれで傷つく。」

 人魚:「むきぃ~っっ!」


 魔王・インペリアル:「…もう良い、我輩、今日の所はもう傷つきたくない。」

 魔狼:「ま、魔王様…」

 魔王・インペリアル:「部屋の準備が整うまで、ショウ坊とレスで悪魔教会から出すんじゃないぞ。」

 弱弱しく魔王が命令しました。



 ☆ロード中…☆



 謁見の間を出て、鬼が扉をしっかり閉めたのを見届けると、悪魔はくるりと魔女の前に回り込みました。

 ヤマト:「何ですか?」


 悪魔・レス「監視を仰せつかったからには、もう知ってると思うけど改めて自己紹介するね。」

 鬼・ショウ坊:「おう、それは大事だな。」

 鬼も魔女の前に立ちました。


 悪魔・レス:「まず、彼は魔界の防衛相で、鬼のショウ坊。普段は魔王城周辺の集落を囲う砦で防災に備えているんだ。見た目が違うから火車鬼って言うけど、厳密にいえば人間界で見る鬼と同じだよ。」

 鬼・ショウ坊:「よろしく。」


 悪魔・レス:「次に。私は魔王城にある教会の司祭で、悪魔のレス・キュー。司祭として宗教上の行事もあるけど、医療と教育にも携わっているね。魔王城の付属施設だから孤児院は無いけど…仕事は人間界の教会がやってる事とほとんど変わらないかな。私の事は好きに呼んでくれて」

 ヤマト:「じゃあ、貴方♡」

 悪魔・レス:「それ以外で。」

 即答です。


 ヤマト:「ダーリン♡」

 悪魔・レス:「結婚してないでしょ。」


 ヤマト:「先せぇ♡」

 悪魔・レス:「君の世界のご老人は喜ぶかもしれないけど、私は駄目って言うよ。」

 鬼・ショウ坊:「新婚の年の差夫婦か。」

 悪魔・レス:「ツッコミありがとうね、ショウ坊。」


 鬼・ショウ坊:「おう。なあヤマト、悪いがレスは俺の相方で、互いに夫婦みたいなものだからあまりやると妬くぞ。」

 わざとらしく肩を組まれたので、悪魔は前言撤回をしようと思いました。


 ヤマト:「第4・5戦エリアボスとして…親友以上の関係ですか?」

 鬼・ショウ坊:「ああ、そうだ。BLじゃないからな。」


 魔女はきっと鬼を睨み、間に割り込んで悪魔の前で両腕を広げました。

 ヤマト:「お兄様を犯したら鬼とて許しませんよ。鬼は鬼らしく人間界の女騎士を群れで襲ってください。」

 鬼・ショウ坊:「お前は何を言ってるんだ。レスは相方だし、女騎士とか興味ないからな。」

 悪魔・レス:「…私、受け前提なんだね。」

 鬼・ショウ坊:「レス、お前も何を言ってるんだ。」

 鬼は何だか悪い気持ちになって、悪魔から腕を離しました。


 ヤマト:「良いでしょ、減るもんじゃなし!お尻見せてくださいよ!」

 鬼・ショウ坊:「相方をそういうノリで汚すなんて親友のする事じゃねぇよ!」

 悪魔・レス:「そうだよ!ヤマト、何を言ってるの、そんなのは見るもんじゃありません!」

 鬼・ショウ坊:「レス、その反応はどういう意味だ。」



 ☆ロード中…☆



 結局、魔女は「レスさん」または「お兄様」と呼ぶことにしました。

 鬼・ショウ坊:「まあ無難だろうな。呼び捨てにしない事には驚いたが。」

 ヤマト:「年上ですしね。ショウもそうしたらどうです?」

 鬼・ショウ坊:「俺呼び捨てかよ!一応ヤマトの10倍は歳いってるからな?」


 ヤマト:「嫌なのぉ…?」

 魔女は瞳を潤ませました。

 鬼・ショウ坊:「いや、別に良いけど。」

 鬼は演技にほだされて言ったわけではありませんが、魔女はなかなか小悪魔的演技に慣れてきたと心の中でニヤリとします。


 悪魔・レス:「…。」

 悪魔はひょいと魔女を抱き上げました。魔女を見るために中腰になっていた鬼の負担を軽減させるためのちょっとした気遣いです。


 悪魔・レス:「ヤマト、だったら私も呼び捨てにしてよ。ショウ坊とは年離れてるけど、大事な親友なんだ。それに、ショウ坊は付き合ってくれてるだけで、ヤマトの保護者は私なんだから、ね?」

 間近での悪魔の顔は破壊力抜群です。さすが上位悪魔、付け焼き刃の小悪魔的演技なんて敵いません。


 ヤマト:「ううっ…ショウさんって呼びます!」

 ちなみにこの後、魔女は鬼の部下の真似をして「兄貴」と呼び始めるので名前が関係なくなるのですが。それはまた別のお話。


 悪魔・レス:「そう?」

 悪魔は鈍感な所があります。特に自分の容姿が爽やかイケメンである事については自覚がありません。

 鬼・ショウ坊:「そういう所だぞ、レス。」

 悪魔・レス:「何が?」



~黒魔女の魔族図鑑②~


●【鉄の火車鬼】ショウ坊 (鬼族/鬼-冥界種)


・普段は魔王城とその城下町を囲む砦にいる。悪魔のレスと仲良しだが、実は100年ちょっとしか生きておらず人魚のイブキに次ぐ若手なので相方とのジェネレーションギャップが頻繁に起こる。


・当初は魔界で死んだ人間の残留思念を処理すべく冥界から魔王軍へ派遣されたが、何か魔界にいる内に魔王城の防衛相になっていた。


・同種は死者の監視・世話をする冥界種の鬼なので、「ヘルオーガ」と呼んだ方が正しいのかもしれないが、進軍して彼と会うまで人間は冥界産の鬼を知らなかったため、彼を魔界で発見された鬼族の変異種「パンデモニック」と名付け、死と隣り合わせの魔王城へ運ぶという特徴から死者を運ぶ「火車」という文字が当てられた。これは学術的な分類が行われた現在でもその名称が残っている。魔界の鬼より小柄で威圧感は薄れるが、力の強さは等しく知能はやや高め。


・前職は仏教徒の魂をよりスムーズに導くため、僧兵のような服装をしていた。本来「ショウ『坊』」までが彼の呼称なのだが、「ショウ」だけでも本人は気にしていない。なお、現在の制服は前より動きやすいが襟元が苦しいので洋装も一長一短だなと感じている。


・火災が起きたら不死鳥フェニックスが引く車に乗り、消火活動とガレキ回収を行う。怪我人がいそうならレスも一緒に乗せて行く。


(ヤマトめも)

 第4戦ボスだけど、第5戦の中ボスポジでもあるので厄介。見た目が脳筋だけど、ちゃんと考えて戦っているので厄介。むしろ第4戦までは本気じゃない説まである。


 歴代の勇者パーティーとかベテランの冒険者には力量を尊敬されているけど、人間界の一般市民からは厄介すぎてかなり嫌われている。何なら魔王以上に倒される事を期待されている。


 五英傑の一角として砦で侵入者を食い止め、街への被害を最小限に留めるルートで悪魔教会まで誘導し、レスと共に迎え撃つ。レスが魔法攻撃なのに対し、こっちは体力がある分捨て身の物理攻撃を行う。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ