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自称悪役令嬢です 結婚破棄されても追放されないのですが……

作者: 爛々次郎

「オルネライア嬢よ 貴様との婚約を破棄する!」

------------------

そうこれは待ちに待った第一王子殿下との婚約破棄宣言。

四大貴族である私オルネライアは貴族であることが嫌なんです。

自由な行動は許されず屋敷ではメイド、外では外堀を埋めたい貴族にずっと付きまとわれてばかり。

1人になれるのは自分の部屋だけ

そして第一王子殿下との婚約が決まるとマナーやダンスに厳しい教育、これも大嫌い。

そうでも図書館で見つけましたの悪役令嬢シリーズ

この物語はヒロインが第一王子殿下と劇的な出会いを果たしそれを気に入らない悪役令嬢が嫌がらせし最後は王子とヒロインはハッピーエンド

悪役令嬢は身分を捨てられて国外追放。


このシリーズを読めば読むほど悪役令嬢に憧れてしまいましたわ。

ですので私まずは1人で生活出来るように特訓しましたの。

1年かかりましたが1通り出来るようになりましたわ。

ですがベランダから抜け出してることがばれて二階に部屋を移されましたの

さらにメイドに部屋を監視され自由はなくなりましたの。


でも大丈夫。あとは運命の出会いを第一王子とヒロインにぶつけるだけ……


そうその半年後とうとう第一王子は運命の出会いを果たせました。(試行回数15回目)


ようやく第一王子の気を引いたのは男爵令嬢であるアンナ嬢

もともと上の身分に興味がありそうなのと王子が好きになりそうなかわいい令嬢ですわ。

このアンナ嬢に対して悪役令嬢シリーズを参考に恋のキューピット兼悪役令嬢としてしっかり導いてあげますわ


その1

アンナ嬢に王子の良いところを自慢気に教えてアンナ嬢に王子を好きになってもらう作戦。


これは成功ですわね。もともとの性格として嫉妬していただけたら良いのですが………


その2

王子とアンナ嬢デート作戦。


王子とアンナ嬢に第三者からの連絡をいれては私はドタキャン

これでデートは完璧ですわね。

内容?見てないのでわかりませんけどその後もちゃんとこっそりあってるので大成功ですわ。


その3

アンナ嬢に嫌がらせ大作戦


ここからはアンナ嬢に貴族の教育と嫌がらせを行いましたわ。

結果はいうまでもありません。アンナ嬢は私の嫌がらせを王子に報告。

それによって私の取り巻きは徐々に少なくなりましたわ。

これは大成功ではありませんこと?


その4

第一王子殿下にパーティーを開いて貰うようにお願い


あれからも嫌がらせ(貴族のマナー講座等王妃としての教育)は行いアンナ嬢も嫌がって報告は続いてますわ。

王子の態度も冷たくなってきたのでついに行動を起こしましたわ。

無理矢理パーティーを開いて貰うことに大成功ですわ。


ぶりっ子ってこんなに大変なのですわね。


あとは追放されるだけ…………ワクワクしますわね。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

そして冒頭に戻る。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「オルネライア嬢よ 貴様との婚約を破棄する!」

そうパーティー会場で聞いた私は泣きそうになりました。(嬉しくて)

でも油断大敵ここは悪役令嬢らしい言葉で返さないと


「王子殿下?どうしてなのですか?私はあなたの為にこれまで尽くして来ましたのに(恋のキューピットとして)」


「貴様がアンナ嬢にした数々の嫌がらせをしてなにを言う?」

「私は何もしておりませんわ」


「王子騙されては行けません。私はオルネライア嬢から嫌がらせをずっと受けてました。それこそ食事のマナーや生活態度、メイドのようにもううんざりなのです。なんとか言って下さいませ!」


「そ、そうだお主は王妃にはふさわしくない。

私も教育されたくないからな。

なので婚約を破棄する。」


????????????

どうしてこうなった。


「だか貴様の教育はスペシャリストだ。

アンナ嬢の今を見るにわかるだろう。

おてんば令嬢から礼儀正しい令嬢に変わってしまった。

父と相談した結果追放するには惜しいと判断した。

なのでこれからは弟の家庭教師兼婚約者として過ごすがいい。

無論貴様の両親には許可を取った。

残念といったが弟の婚約者になれるならいいと受け取ってくれたよ。

ちなみに弟はとても喜んでいたよ。」


第ニ王子は第ー王子の5歳年下でしたわね。

って私の追放生活どこに行きましたのおおおおおおおお



10年後第ニ王子が国王となり国は大きく発展していくのであった。


その裏で躾神と呼ばれた王妃が国外逃亡を図っていたのはまた別の話である。





初投稿です。


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― 新着の感想 ―
[良い点] 国王の座からちゃっかり逃亡したと思われる第一王子が上手か。
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