Origin doragon & Lost sacred (龍の幕開けと失われた神聖)
試作
プロローグ
―創星期― 神が星を産み出した時代
神は、手始めに宙を漂う混沌の渦からあらゆる物質を掌握し中に秘められた情報がから求める世界を作り出した。
広大な大地に見渡せぬほどの大海原、雲上に聳える霊山から麓に拡がる巨木の並ぶ樹海、全てを覆う大気の層そして外空に浮かぶ天界と霊界といった様々な地形を作り出し各地に住まう数多生命も地に蠢く虫から木々を超える程の巨躯を持つ獣 、各聖域を守護する7体の聖獣に至るまでを作り出した。
そして己が偉業の観測とある意味での管理者とし人々を構成し様々な命を与えた。
そんな最中 創った身に覚えの無い醜い生物が誕生した。
その生き物に四肢は無く、有るのは 頭と尾に鋭い牙だけ…
後に”蛇”と呼ばれる生物世界のバグに当たりる存在とわいえ神は、それを眼にしたのにも関わらず何ら処置を行わなわ無かった。
それどころか神は、高を括ったその力無き姿にいずれ朽ちると。彼の成り行きは、多少仕方の無い事なのだ。と言うのも神の傲慢さ故にと他に危惧せねばならない存在が楽園の周囲を嗅ぎ回っていたからだ。
しかし蛇は 滅ぶこと無く増え 悲劇は 起きた 天界に忍び込んだ1匹の白蛇が天界の箱庭に当たるエデンの園から1つ実を盗み出し 地上の仲間に向け空から落とした。エデンの園とは、神が新たなモノを生み出す言わば研究室のようなものであった。
蛇が盗んだ実は《力の実》と言いその実を喰らった者に絶大な力を与える天界の果実である。
その実を含んだ他の蛇達は、姿を変貌させた 地を揺るがす脚に岩山をも穿つ剛腕
さらには、天を切り裂き羽ばたく翼、陸を覆い焦がす焔までも手に入れた。
それは、己らが虐げられ心の底から欲したモノなのだろう。この世界に抗う力を
こうして龍が誕生し 神との戦争に発展した。
戦争は、永きに及び 神は、最初己の力で天使の軍を作り出しそれらで龍の討伐を試みて居たが手に負えなくなり人々に力を与え共に戦う英雄を量産した。
その中でも見込みの高い英雄に神自ら作り出し武器 神機を8人の英雄に託した。
託された剣の種を次に記す。
聖王剣、
炎天剣、
陽光剣、
迅雷剣、
暴風剣、
氷結剣、
水流剣、
残力剣
これら神の御業による英雄の量産が第1次英雄文明に当たる。
程なくして天界に忍び込んだ白蛇は、裏切り者によって捕えられ神にその身を龍へと変異させられた。
彼女は、業の報いとして身を徐々に蝕みされながら己が同族を殺す為の毒を与えた。そして裏切り者には、龍が決して寄り得ぬ土地で息抜き他の者達と共存できる術を与えた。
その為かは、定かで無いが両者の争いに拍車が掛かり神の乗る神製龍率いる神軍と現龍帝率いる龍軍の壮絶なる最終決戦のが始まった。
両当主の一騎打ちの力は、拮抗したかのように思えたが神は、力の過剰使用により衰弱しており最後の力を使って龍の当主にかなりの負荷でを負わせた 。
戦いの末神は、死ん事に伴い天使達も後を追う様に滅び天界からは、神聖が大地へと解き放たれ神機共々数多くの英雄達は、力の大半を失った。
神聖とは、神の力の根源であり世界を維持管理する力でとあるそれら全ては、天界にあり大地に放たれた事により天界は、見るも無罪な荒地と化し天界にあったいくつかの他の機能は、聖域へと譲渡されたが主導権その者龍に奪われ今空に浮かぶ月が天界の果てであると言われている。
それから新たなる権限を得た龍達は、天変地異を起こし連なっていた大地を砕き新たなる土地を出現した広大な砂漠、とめどなく黒煙を吹き出す火山地帯、龍にとって住みやすい大渓谷など
そうして神の築いたもの大半が失われ龍の支配による暗黒時代が幕を開けた。そんな中聖域だけその害を免れた。と言うのも聖域の管理者たる聖獣は、神と独立した存在であるが故の現象であった。
時を同じくして空から紅き流星が神の作り出した龍の死骸 目掛けて落ちてきた。それは、龍の死骸を覆い地に潜って行った。