表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
60/84

問い詰め

後半から話が重たくなります。

私は国木田を引き連れて、高校の中に入った。

彼が入る時には1つ下の卒業生だと言ったら

意外とすんなり入れてしまった。

「緩すぎんだろ……」

「いやでもこれでも厳しくなった方だよ?

私がいた頃なんてもっとガバガバだったよ」

「これ以上に緩いって学校として大丈夫なのか……?」

「まぁ厳しくしたのは私が夜中に忍び込んだりしたのが

きっかけなんだけどね!!」

「犯人隣にいたよ!? 君がきっかけか!?」

「いや〜つい学校中に写真貼るには

忍び込むしか方法は無かったんだよ〜」

あの頃を思い出して懐かしむ。

……まぁ良い思い出なんてないけどね。

「いやいや笑いながら何を言っているの!?

それ普通にアウトでしょうが!?」

「ワタシガホウリツ〜!!」

「それ独裁者の発言だからね!?

もう色々とアウトだろ……」

「可愛いから許してっ!!」

私は国木田に向けてウインクした。

「可愛いのは七海だ!!

てか他の女性に可愛いって言うと七海が怒る……」

「いやいや聞こえてないでしょ普通?」



「あっ、今センパイが他の女性に可愛いって

言った様な気がする……」

「国木田先輩? 今近くにいないけど……」

「私のセンパイレーダーが告げている

センパイが他の女性に可愛いって言ったと」

「七海……貴方は何者なの?」

「そりゃセンパイの彼女だよ〜」

「……聞いた私が馬鹿だったわ」





そして私達はとある教室に向かった。

「頼も〜!!」

私は勢いよく扉を開けた。

「……樋口? なんでここに?」

小林国治というか男と

「翔子ちゃん……?」

佐藤里奈という元クラスメイトの2人がいた。

「樋口も呼ばれたのか?」

と小林が聞いてきた。

「ううん。違うよ〜。だって

ーー呼んだの私だし」

「「えっ……」」

2人とも驚いた表情をした。

「おいおい樋口なんの冗談だよ〜」

「そうだよ翔子ちゃん、貴方がそんな事

するはずないじゃない」

まっ、そうだろ。

彼らの前での私は元気で明るくて性格もいい子だった

から普通はそう思うだろう。

「ねぇねぇ君達は私の中を知っているんだい?

ーー何でも知ってるような口ぶりやめてもらえる?」

だけど、もう猫をかぶる必要も無い。

私はわざと声のトーンを下げた。

「ど、どうしたの翔子ちゃん? こ、怖いよ……」

「そうだ樋口、お前らしくない」

と2人は慌てて始めた。

(うん、見てて滑稽だよね〜)

「じゃあまずは里奈ちゃんから〜」

と私は目の前にいる女性に指を指した。

「里奈ちゃんは期末のテストでカンニングしたでしょ?

貴方のグループが虐めていた女子に命令して

わざと解答が見えるように置かせた。

ーー違う?」

「……ッ!?」

「あらら図星みたいだね〜。あっ、ちなみに音声いる?

今ならタダであげるよ?」

と私は自分のスマホを取り出した。

「お、お前……」

小林が驚いた様に佐藤を見た。

「わ、私は命令されてやっただけよ!!

私は悪くない!!」

「さてさて次は小林君かな〜

貴方はサッカー部で自分がレギュラーに入れる様に

他の部員を怪我させたり、退部させたでしょ?」

「な、なんで知ってる!?」

「暇だったからねちょっと調べたんだ〜

いや〜調べれば出てくる出てくる〜」

「小林……あんたも同じじゃない!!」

「うるせぇ!! お前だって同じだろ!!」

と言い合いを始める2人。

うん、実に滑稽だ。

実はこの2人以外にも今回呼ぶ候補ば何人かいた。

中でもこの2人を選んだ理由は

ーー数人の中でも比較的楽に私の要望を聞いて

くれそうだったからだ。

精神的にあまり強くなさそうだったので

わりかし証拠をひらひらと見せつければ

さっさと私の要望を聞いてくれると思った。

動揺している2人に私は呼びかけてた。

「そして2人には提案があります〜!!

私の要望を聞けばこの噂は他の人に話しません

ーーさぁどうする?」

今回名前が出てきた2人ですが

次ぐらいで退場してもらいます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ