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絞りきってないし

私と国木田は車に揺られる事数時間……

「うん、改めて何も無いわーー!!」

「うぇ……二度と乗りたくない……」

「国木田、どうしたの気分悪い?」

「誰のせいだと思っているんだ!?」

「う〜んと……

ーー可愛い私に免じて許して!!」

「許すかーー!! って叫んだらまた

気持ち悪くなってきた……」

「国木田も大変だ〜ね〜」

「……あとで覚えておけよ、テメェ……」

と国木田はトイレに向かっていった。

「流石にやり過ぎたかな……

まっ、これぐらい許してくれるよね!!」

と米粒ぐらいの罪悪感とスイカぐらいの幸福感を

心に持ちながら、国木田が出てくるまで待つ事にした。



「で、樋口さん。今日はどこに行くの?」

「そうだね……あぁ抹茶ラテ美味しい」

「人の話を聞けよ」

「ん? なんだっけ抹茶ラテの話?」

「違うわ!? 今日この後、僕らはどこに

向かうんだって話だよ!?」

「なんだ、そんな話か。つまんない」

「人を巻き込んでおいてなんだいその反応!?

本当、もう嫌だ……七海にもふもふしたい」

「彼女好きだね〜国木田は」

「当たり前だろ? あんな可愛い彼女がいたら

大切に思うだろ?」

部内では平塚が国木田大好きオーラを出しているけど

実際は国木田も同じぐらいの大好きオーラを平塚に

向けて放っている。

……簡単に言えば、似たもの同士だ。

「とりあえずどこに行くんだ?

ーー君の事だ。どうせ手回しは済んでいるんだろ?」

「おっ、流石私の右腕〜鋭い〜」

「僕は君の右腕になったつもりは無いんだけど……」

「とりあえずは〜高校に行くよーー!!」

「高校っていきなり重要な箇所に向かうね……」

「まぁね。そこで私の同期が数人集まるらしいんだ。

ーーしかも広樹をいじめていたクズ共が」

「まさか復讐なんて考えてないよね?」

国木田が私を不審そうに見てきた。

「まさか〜私はそんな事考えないよ〜

ーーだってまだ絞り取れるぶん絞りきってないし。

復讐なんてそれが終わった後でも出来るでしょ?」

「ちょっと樋口さん!?」

「まず情報を絞れるだけ絞りきって〜

それから奴らで同士討ちさせようかな〜

あっでも、泣き叫ぶ顔も見たいかな〜

ーー奴らどんな風に泣くのかな〜楽しみだな〜」

「ーー樋口さん、ストップ」

「あら、私は何をしていたんでしょう〜?」

「バカな真似はよせ。そんな事したって

何が変わるわけじゃ無いんだよ?」

「うん、知ってるよ?

ーーだからこそ苦しめたいんじゃない。

自分だけのうのうと生きるなんて無理だって

思わせないとね!!」

「……僕は君を全力で止めるからな?

これ以上、君が堕ちるのは見てられないからね」

「嘘だって〜私はそんな事しないよ〜

話を聞かせてもらって推理するだけだよ〜」

「本当か……?」

「私を信じてよ〜

ーーなんて話をしていたら着いたよ」

「ここがか君の母校……」

「そう、ここが私の忌々しき母校だよ」

(待ってろよ、クズ共……!!)

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