表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ねえ、にいさん  作者: 葵林檎
プロローグ
1/2

プロローグ

「土砂ぶりですね」


自分は、この部屋に1つしかない窓から、外の景色を覗き込んだ。空は分厚い灰雲に囚われていて、青空は見えそうにもない。雨が降る音が、激しくなっていた。


「傘を貸すから帰ってくれない? 」


にいさんは、どこから持ってきたのか分からない折り畳み傘を投げつけてくる。薄桃色の下地に、白色の水玉模様がのっていた。


「嫌です」


即答。自分には新品の傘を壊す趣味はない。


「だよね〜」


諦めたような表情でにいさんは答えた。



この物語は吉野京ヨシノケイ、である自分と、主人公である仁井遥ニイハルの取るに足らない日常である。


蛇足になるが、過去に縋る自分と、現在に留まるにいさんの、未来へと進むための話でもある。








評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ