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薄暗い城
薄暗く埃っぽい部屋。見たことのない高い天井。
なん…だ…ここ…
―さっきまで俺は…
そう思いかけ、記憶を巡らせ始めた瞬間、さっきあった出来事が頭の中を支配した。
この世のものとは思えないほどの痛み、衝撃。体の中の血液、熱が奪われていく感覚。ソウマの中で生まれた堅い意志。
―そして、薄れゆく意識の中、何かを俺に伝えてきた謎の声。
忘れかけていたことを思い出した。思い出したくなかった。さっき、俺は『死んだ』んだ―
「―っ…ぐっ…ハッ、ハッ、ハッ……うぅ……ぁあ…」
『死』を思い出した瞬間、全身を鋭い恐怖が支配し、吐き気と頭痛がソウマを襲った。
死んだ、死んだ、死んだ、俺はさっき死んだんだ。あっけなく、無様に死んだ。
―アイツとの約束も果たさずに死んだ―。
お、落ち着け。




