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動揺!マンネリと倦怠感!

「あ、ありません。そのような感情は。俺は、16歳のあの日。初めて世界制服に乗り出した時と同じように、いつでも新鮮な気持ちで戦いに臨んでおります」


 自分でも信じられないほどに、俺は動揺した感じでそう答えてしまった。


 俺の答えを聞くと、爺様は黙った。


 まさか……見破られてしまったのだろうか。


 俺の心の底の底……俺自身でさえ気づいていない部分に。

 

「そうか……それならいいんじゃ。何、ネクロム社の連中に、最近はあまり聖治自身からサイコカオスに対しての改善の注文がないと聞いたものでな……もしかして、と思っただけじゃ」


 爺様の眼光は確実にそれは俺の心の中を見透かしていた。


 俺はその場で脂汗を垂らすことしか出来なかった。


 爺様はそんな俺の様子をしばらくじっと見ていたようだが、いきなりその睨みをやめてニッコリと微笑んだ。


「……ま、何はともあれ、今日も戦いだったんだったんじゃろ? まずは腹ごしらえでもしたらどうじゃ?」


「え……あ、ああ、はい」


「真奈ちゃんも、な?」


「ええ。そうさせていただきます」


 そのまま俺と真奈はテーブルに座ると食事が運ばれてきた。


「聖治よ。戦いというのは飯を食わねばできないものじゃ、お主はただでさえひょろひょろと細長いのだから、もっと力をつけんとダメじゃぞ?」


「あ……は、はい……」


 俺が間抜けにそう返事すると、隣の真奈は笑っていた。


 何か言うとしたが、なんとも先ほどの爺様の言葉が頭に残ってしまっている。


 ホーリーセイバーに、勝つ意識……


 いやいや。そんなことを考えても仕方がない。


 ホーリーセイバーには、勝とうと思って当たり前なのだ。


 今更勝つ意識があるかどうかなんて聞いてくる爺様も人が悪い。


 大方俺をからかっての発言だったに決まっている……


 俺はそう思うことにした。隣の真奈と爺様は何か嬉しそうに会話しながら食事をしていたが、どうにも俺は食事があまり喉を通らなかったのであった。

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