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異世界「ダイソン」の裏設定

 SF作家の巨匠、アーサー・C・クラーク氏は「クラークの三法則」の中で次のようなことを書かれました。


「十分に発達した科学技術は、魔法と見分けがつかない」と。


 そしてそれこそがこの異世界ファンタジーの正体でもあります。


 異世界「ダイソン」


その正体は遠い昔に高度な科学技術を持った異星人が作った「ダイソン球」(恒星を卵の殻のように覆ってしまう仮説上の人工構造物。恒星の発生するエネルギーすべての利用を可能とする宇宙コロニーの究極の姿)の中の世界のことです。

 異星人がここを作った理由はダイソン球の実証実験を兼ねた一種のテーマパークのような所が欲しかったためです。ただ、創造主である異星人がここを訪れなくなって久しく、今ではその異星人がどうなっているのか不明です。


 ダイソン球内部ですが「フレア」と言われる恒星と恒星に近い順で「ガイア」「アース」「チキュウ」「テラ」の4個の惑星が回ってます。


 4個の惑星には大陸が1カ所あるのみで大神殿にある「神の門」は各惑星(大陸)間を繋いでいるワープ装置であり、それぞれの惑星に人工天体である「神の御座所」が衛星として回ってます。

 この4個の人工天体には異星人が残したAI基地があり、それぞれの惑星とこのダイソン球の中の管理をしてます。

 普段の業務は主に「神の門」の管理と球体内のエネルギーを「マナ」に変換することで、「厄災」以外の人類のいざこざには基本タッチしません。


 魔法の発達したこの世界において科学・物理はチキュウの研究機関【テクノウィザード】を除くと学問としては殆ど発達してませんので、住民達は自分達がいる大陸が実は別々の惑星とは認識しておらず、一つの世界にある別大陸としてしか認識していません。このような理由でどれだけ飛行魔術で空(成層圏内)を飛んでも他の大陸(惑星)には行くことは出来ないのです。


 なお、本来なら天球内であるので星が見えないのですが天球内部の壁面に照明をくっつけて人工的に星に見えるようにしてます。


「厄災」の正体について


 ダイソン球その物や内部についての科学技術に興味のある他の異星人が宇宙船に乗ってここに来ることがあります。管理AIはやってきた宇宙船に最初に警告を発し、目的等を調べて平和的に観察したい、またその後にここの住民になりたいと申し出た異星人に対してはダイソン球外壁にあるゲートを解除して船を招き入れ乗組員に必要に応じて外宇宙についての記憶処理を施し、ここの住民として受け入れたり、一定期間だけの滞在を許可したりします。


 ただ、中には資源略奪や技術略奪のために最初から戦闘モードで来る宇宙船もあります。

 それこそが「厄災」の正体です。


 このような攻撃的な宇宙船は内部に強制ワープをさせて何処かの惑星のあまり人がいないところに墜落させます。

 このダイソン球内では科学・物理兵器よりも「マナ」を使用した「魔法」の方が強いで生き残った乗組員を「魔物」として冒険者や「勇者」達に退治させるのです。


 「勇者」等に選ばれるのは主にこの世界へやってきた異星人や異星人達の子孫であり、この時だけ管理AIは記憶処理した彼らの過去の知識等を部分的に復活させたりします。そのため「魔法」と「科学知識」を持った彼らは強いのです。

(チキュウの【テクノウィザード】は実はこの異星人の持ち込んだ科学力の研究がメインとなってます。今の所、研究は遅々として進まず……なのですが)


 ただ、何時までもこのダイソン球の科学力や魔法が侵略してきた異星人に勝てるという保証はありません。もしも負けそうになったらその時には管理AIはここの技術を悪用されないように天球の外壁を消去して、管理AI自らも自爆するように創造主の異星人にセットされています。

 その時には各惑星(大陸)間のワープや「マナ」の消失により魔法も使えなくなるため、ここの世界の住民は非常に厳しい生活を強いられることになるでしょう。


 他に特例として、もしもこの世界の住民が独自で惑星間飛行が出来るような「科学力・物理知識」を身につけた時には、管理AIはこの世界の秘密を住民に告げるように創造主である異星人に命令されています。この辺りはチキュウの【テクノウィザード】の活躍次第と思われます。


以上が異世界「ダイソン」の本当の設定です。


 ダイソン球内部で完結する王道ファンタジーストーーリーもよし! SF方面を絡めたファンタジーなストーリーを作るもよし! 


  どうか皆様で楽しんで下さいませ。

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