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留美の誕生日

その日は留美の誕生日だった。

4月25日。

当然のようにお祝いをさせてもらった。素敵なところで祝いたかったのだけどこの時期はどうも新入社員の教育やらなんやらで二人とも時間が読めないので予約はせずにいつもの居酒屋になってしまった。


ホワイトデーから一ヶ月経ったけれど一体あの二人はどうなったのだろうか。


最初の頃は、こうして二人をこれから見ようというときは隠れて見ていたのだが、ロザンヌが便利な道具を出してきてからというものもうこっそり隠れるのはやめて透明になる魔法をかけている。

目の前で運ばれる焼き鳥を見ていると食べたくなってしまうものだな。


そんなどうでもいいことを考えていると僕らがやってきた。


「ごめんな、こんなところになってしまって。」


そうだそうだ。現実の僕からも謝るよ、ごめんな。


「しょうがないよ、色々考えてくれてたんだよね、ありがとう。」


僕たちの会話をしばらく聞いていたが、これといった情報はまだ入ってこない。

飲み物が遅いとか料理が美味しいだとかそんなことばかりだった。


情報も掴めないまま二人は次の日も仕事ということで帰ることになった。

このままだとロザンヌも消えてしまう。


《勝も異動になったし、もう戸惑うことないし、脅されることもないし、渉とこれからも過ごしたいな。》


その内容が知りたいけれど、時期を待つしかないもんな


「まぁまた違う理由なのかもしれないわね。」


「あぁそうだな。」


「彼女が戻ってくるわ。」

急いで魔法をかけてもらった。


「渉、渉」

彼女は必死になって探していた。

着信もあったようだけど当時の僕は気づいていなかったようだ。


そのときの彼女は、顔面蒼白で誰かに追われているようにも見えた。

それは言うまでもなく。

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