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陸上自衛隊 統合介護団  作者: 通りすがりの野良猫
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計画変更!世界最強の介護施設へ

田中1尉は屋上にヘリコプター発着場を計画していたが、ただヘリコプターが降りるだけでなく、オスプレイ垂直離着陸輸送機も想定した設備を計画していた!

これは建物の強度を耐震強度を上げる名目で行ってたが、あるひのこと、、、

「ちょっと待ってくださいよ、8階は倉庫の予定です。ご存知ないでしょうが、介護施設で一番困るスペースが倉庫なんですよ?信じられないかもしれないが、毎日失禁して朝夕布団交換、週に15枚も布団交換したりするような例もあるんです。交換するおむつの類いもバカにならない。

介護施設ではおむつ、寝具置き場とかは、通常の部隊の武器庫や弾薬庫みたいな物です、有事の際を考えると2ヶ月分の所要量は欲しいんです。先の東日本大震災では、大阪でも品不足あったくらいです、また明○乳業関係の工場被災で栄養食品が入らなかったことなんかもあったらしい。

まずは有事も見据え十分なストック確保、倉庫の確保が先決です。」

捲し立てる田中1尉に対して、防衛省の統合幕僚会議からきた2等海佐は、軽くあしらっていた。「あたしとこも、国有地を探してるの!あんたとこがそれにふさわしいから、わざわざ出てきたんだからね!」

ショートカットで小柄な黒髪の女性は田中1尉の好みなのではあるが、好みであるそういう女性を妻に迎えて、今に至る経験から田中1尉の中では「総員退避ー」が鳴り響きはじめた矢先、

「田中1尉、あんたの施設の計画はその図面の通りに変更になりました。この件は陸幕も了解させたの。一応こちらでも計画図を検討させて、変更してもおつりがくるくらいの強度の余裕は確認済み。

恐る恐る図面を見ると、あら?平らでいざと言う時はオスプレイすら余裕で離発着可能なヘリコプター発着場が見たことないような形に、変っている。

いや、見たことあるぞこの形、、、。

「松崎2佐、ひょっとしたら、屋上にイージスシステム載せるんですか?」

「あんたホントにバカね、システム一式なんか無理よ。アンテナ部のみよ。後のシステムは下に下ろすし、ミサイルのランチャーはリスク分散もあるから数セルごと分割配置するの」

田中1尉は振り返り、「糸原くん、改造工事はどのくらい工程に影響する?」「それが、、松崎2佐の持ち込まれる計画と機材からはほぼ遅れはありません(^-^)」

機材リストと図面を参照すると謎が解けた。

7階までできた段階で、モジュール化されたレーダーアンテナ群をヘリコプターで載せるだけなんである。

ヘリコプターの項目を見たら納得せざるを得ない。

それは彼自身も見たことのある、世界有数のクレーンヘリコプター、CH54である。

さらに各ユニットがそれぞれヘリの搭載を前提にモジュールにされていたことである。

これには恐れいるしかない。

こうなると、、陸上自衛隊のイージスの運用を海自がサポートするだろうから彼は、一つの提案を松崎2佐に行い、快諾を得た。

彼はこの「世界最強の介護施設」をさらに魅力あるものにする計画を立てたのであった。










なんと、小柄な癖に態度はでかい、それなり美形のウェーブさんは、イージスアショアのアンテナ部を施設屋上に持ってきてしまった。

こうして「世界最強の介護施設」ができることになったのである

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