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陸上自衛隊 統合介護団  作者: 通りすがりの野良猫
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ATACMS発射!でもね?

多数の蟻の発見されたショッピングモールはつるかめ戦闘団などからの攻撃を受けるが

目標となったショッピングモールを制圧するため、沿岸にあった我らが「伊丹鎮守府」所属LSSL「つつじ」と「さつき」は現地で搭載されたATACMSミサイルを発射!

初弾からショッピングモール周辺には小型弾頭が雨のように降り注ぐ。

また地中貫徹型弾頭つきも、深々と貫徹した後、建屋を吹き飛ばす。

これに呼応して、つるかめ戦闘団はデッドストックのオネストジョンをぶっぱなす。

これはさすがにスピン安定で進路を安定させる、ただのロケット弾だから、目標建屋のずいぶん手前に落ちてしまう。

まあ、元々は核弾頭W7を装備、多少のエラーも核弾頭の威力でカバーするのが本業だから、仕方ないわいと、他の本部管理中隊のメンバーと見ていた田中1尉の前に、驚きの光景が拡がる。


遥か手前に弾着して目標から大きく外したはずなのに、爆発の余韻が収まると、そのクレーターにはまた、蟻や羽根蟻の 姿がわき出ている。いや、当初の予想の2〜3倍の拡がりのある蟻の巣が現れたのである。


「またうちだけの手に負えないかも(>_<)」と報告が上級司令部に届く前から、特科中隊は効力射に入りとにかく制圧にかかる。


周囲に展開したキャリバー50、20ミリ、40ミリの機関砲も、動きだし飛び立つ羽根蟻の群れに、砲身も焼けよとばかり、連射するのが見える。


しかし、こうまで拡がる巣を想定してなかったから、どうしても制圧範囲は限られすり抜ける群れも出始めた。


田中1尉は、群が南下するのを不安げに見送るしかなかった。

飛び立った羽根蟻は様々な高度をおおむね南に向かう風に乗って行く。飛ぶうちに群れは拡散していくようになれば、いくら手練れの操縦士でも一度のパスで数匹落とせたら良い程度になってくる。


つるかめ戦闘団の直接援護をしていた、アードバーク隊もその名に恥じぬ勢いで羽根蟻の群れを追って行ったが、群れの分散は、戦果の減少に直結する。

さらにややこしいのは、地上に落ちたやつも必ずしも、被弾したわけでもなく、軟着陸しているケースがあるからだ。

この場合はとりあえず周辺を銃撃し確実に仕留めないと、また新たな蟻の勢力圏を拡げてしまうから、飛行中の群れは見逃さないといけなくなる。

かといって、まさか近くにいるかも知れないイージスなんかに頼れないし。


まさにピンチ。

何を持って対抗したら良いだろう?

つるかめ戦闘団が途方にくれた頃、

羽根蟻たちは広い緩やかな群れを作り、また各地に降りながら日本海へと流れてゆくのである。


ばらけた羽根蟻は、流れながら日本海へ向かいつつあり。

さあどうする?

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