羽根蟻撃滅戦開始
羽根蟻の退治に、じい様達が持ち込んだ旧式なレシプロ軍用機は思わぬ効果を上げていく
自前で戦闘機と軽爆撃機を持ち込むじい様たちは翌日から、テストフライトと称してパトロールを開始。
羽根蟻が地下で動く時は、通常の蟻とは音響特性が異なるため、音響探知機に妙な信号のあった場所を重点的に偵察し、攻撃するのである。地表に出ていれば、銃撃、地下の場合は、99式が搭載の滑走路破壊爆弾、つまりパラシュートで減速し投下、一定高度でロケットに点火、高速で地面を貫徹して爆発する爆弾だ。このため、超低空から安全に投下して地中の羽根蟻の出現を阻止できる寸法だ。
当初、米軍あたりは「貴重なレプリカを危険にさらすとは?」て疑問視していたものの、そもそも大陸でソ連軍の航空基地を制圧するため等に最適化した99式は、1式戦の援護の元、大きな戦果をあげたため、米軍にも大きな影響を与えた。
米軍などは、無人偵察機にミサイル搭載しているがやはり、運用コストが高い上、遠隔操作はもどかしい。
ただ夜間、悪天候などリスクの高い時は無人偵察機、晴天時は有人機との住分けを図るようになっていく。
また有人機については日本人がレプリカのレシプロ軍用機を投入したことが、あちらのヤンキー魂を刺激、ではこちらもと、より本格的な機体を投入してきた。米空軍の支援を受けるグループはPー51やB−26を、米海軍の支援をうけた連中は、F4U、F8Fを、更に国連軍ってことからイギリス、オーストラリア等からもスピットファイアなどまで参戦し、晴天時はまるで航空ショーの様相。
旧式の機体とは言え現代の技術で作られたレプリカがほとんどのため、信頼性高く、便利なことに、韓国内の臨時滑走路として整備されていた高速道路を使えるため、即応性は下手なジェット機より高く、武装も強力過ぎないことから、地上の味方部隊ギリギリの蟻も攻撃でき非常に有効な近接航空支援も提供できるようになったのである。
またレプリカを持ち込んだのは多くが退役した、ベテランのじい様操縦士や整備士なもんで、お互いに意気投合、場合によれば編隊を組んでこちらでも勝手に統合作戦を始める始末。
そのためアメリカはフライアブルなコンステレーションまで持ち込み、これまた退役した空中指揮管制官達が、無線で連絡し始める、とこれまた大作戦にと発展した。
当初はじい様達の暴走と思われていたが、後述する最終決戦、大量の羽根蟻の一斉発進には間に合ったため、戦局に多大な貢献をしたと、後後々語り継がれることになる。
朝鮮半島上空は航空ショー状態?
こうして最終決戦へと舞台は着々と整備されていくのでした




