表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
陸上自衛隊 統合介護団  作者: 通りすがりの野良猫
3/106

ヒアリング

部隊、施設についての叩き台はできましたが

伊丹駐屯地の厚生センターの二階で、田中1尉は召集訓練参加のうち介護、医療職の予備自衛官に集まってもらった。

「訓練参加お疲れ様です。私は田中1尉と申します。今後、駐屯地内に介護施設を建設する計画は新聞等でご存知かと思います。これについて説明させて頂き、現場の立場で忌憚ないご意見をお願いいたします。」

そして、プロジェクターで説明を始めていく。「まずは現在検討中の施設についてから。

鉄筋コンクリート8階建て。

定員70〜80人。

形態はサービス付き高齢者住宅です。対象は要支援〜要介護5まで。

1階は事務所、クリニック、食堂設置2階〜5階が居室、6階はイベントフロアー、リハビリルーム等、7階は付属訓練施設、8階は倉庫等に当てます。

人員面ですが管理部門に管理者以下事務所を設置、ケアマネ等を配置、それと介護の実戦部隊としての訪問チームを24時間体制とします。医療、看護については基本的に24時間常駐を目指してますが、それが確立できるまでは駐屯地医務室、地区病院と連携します。」

次にこの施設の所属等についてですが、

と次の画像を示すと、参加者からどよめきの声が上がる。

「自衛隊、なかでもほとんどが陸上自衛隊駐屯地内に建設が予定されますため、所属は従来の直轄部隊と同じになります。

部隊名称は現在、仮にでありますが、「統合介護団」になります。

この各地の介護施設は有事特に災害有事の際には、自衛隊としての要介護者支援の地域拠点となることが想定されます。その際に、傷病者の後送には陸海空様々な自衛隊、米軍、その他部外との協力が必要になるため日頃から統合運用を前提とするほうが得策としたためです。さらに有事で周辺の施設が利用不可でかつ移送が困難な場合は、天幕を利用した「野外応急介護所」を開設する等計画されてますから、その際の必要な人員規模からみても、団規模の上級部隊が必要とされます。

各施設については第○○施設介護中隊を公式名称となりますが、もっと世間うけする別称も可能であります。以上が部隊、施設の概要ですが何か質問、意見は?」




さあどうなるやら

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ