掃討は進んでいたが!
蟻の掃討は進んでいるが、今度は新手の赤いやつ?
スピードは普通のやつの三倍!
朝鮮半島での蟻の掃討作戦は順調に進みつつあり、蟻の巣もようやくシステム的に探知できるようになったことから蟻を発見次第、数時間での攻撃が可能になった。
また北朝鮮は蟻が発生した最初の場所ではあるが、皮肉なことに民間人の居住区には餌がないことから、軍隊の関連施設が狙い打ちにされることになった。大規模な都市を守る韓国と違い、比較的小さな拠点を守ればよい北は唯一の資産である軍事力をフルに活用したことで被害を最小限にできたらしい。
ある意味貧乏人対腹減った蟻の戦いで、生活のかかった貧乏人がどれくらい強いかを示したようである。
ここまで順調に進んできた日米韓共同掃討作戦、通称キムチ
ガーディアン だが突然、トンデモナイ脅威に直面する。
夏のくそ暑い中、韓国中部のなんとか言う都市の残骸の中に、いた陸上自衛隊普通科連隊の前線で突然の警報が流れる。
「音響探知機に反応、通常の蟻とは違う音響特性あり!通常の蟻の3倍の速度!」
「地下を上昇中、まもなく前方2時の方向、距離300メートルで地上に出ます!」
「各中隊は射撃体制をとれ、目標確認次第射撃開始」
そこに出現したのは、いつもの蟻が子供に見える、赤い大型の蟻だった。
「射撃用意、撃て」で射撃開始になれども、小火器ではなかなか効果が見えない。
キャリバー50、重機関銃や無反動砲の攻撃はさすがに効いてるようだが。
大型になり骨格もそれなりのようだ。
本来ならば重くなり機動力低下のはずだか゛何故か機動力もアップしている。
距離は150メートルまで詰まった段階で蟻達は近くの森に隠れてしまった。
その後は近接航空支援のA10がカタをつけてくれたようだが、地上部隊としては深刻な脅威となった。
この距離で小銃や軽機関銃が有効でない、のではかなり危険である。
どうやらキャリバー50は有効とは言え、それなりの重い機関銃をたくさんは配備できない。また至近距離にきた場合はどうなるか?
この問題は、キャリバー50の弾を撃てる18式特殊小銃と、
それを扱える18式機動防護服が仮制式になるまで解決しなかった。
それまではキャリバー50を1トン半トラック後方に複数搭載したガントラックや倉庫に眠っていた各種機関砲を出してきて、3トン半に搭載しパトロールするなど厳しい日々が続くのであった。
なんせ蟻はしょせん蟻だから、冬までにせっせと餌集めするのである。
それまでの蟻は餌がだいたい小動物がメインで、副次的に人間も襲っていたが、大きい蟻は、最初から人間に的を絞っているからたちが悪い。 今までコアリだけなら、車の中に隠れ助かった事例もかなりあったが、オオアリになると、外側にパイプなどでスラットアーマーを着けていないと、フロントガラスを破壊され引きずり出されるようになってしまった。
その後は「運びやすいように」されお持ち帰りである。
この秋をすぎ、彼らが行動を控える冬にいかに対策するかが、鍵になっていくのである。
そうしないと次の春には朝鮮半島には人間は居れなくなるのである。
陸上自衛隊にとっては火力アップが急務なようです。




