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陸上自衛隊 統合介護団  作者: 通りすがりの野良猫
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田中1尉の悪巧み

田中1尉は施設内に、営内班、内務班等再現、そこで以前の軍の訓練等をリハビリテーションに役立てるように持っていってしまう。

その効果は如何?

アンケートの結果を踏まえて、彼が上申したのは、、、

「施設の一部を営内班、あるいは内務班らしくしつらえ、更に一部は護衛艦の艦内生活を模してしまう」ことであった。

希望される男性のご入居者はかっての制服や軍服のレプリカを提供され、大部屋で過ごしていただくのである。男性と限ってるのは、嫁さんがほぼ呆れて通常の居室を望まれるからであった。

でも男性陣の盛り上がり方は尋常ではない。

かっての軍服に袖を通したとたんに、目の輝きすら変わる。


意図してなかった効果だが、認知症状予防の一つ、「回想法」をやっているようなことらしい。

日課もそれぞれのシチュエーションに合わせて設定しなおした。

朝はいずれもラッパで始まり、ラッパで終わる。

間稽古として無理なく、ストレッチやリハビリテーションがあり、掃除などもできる範囲で自分たちで行う。

また、他のイベントごとについてもかっての軍の教場を再現、そこでは五感を刺激するために、懐かしいモールス信号の送受信も行う。

更に一歩進んで射撃訓練も取り入れるべく準備中である。


さすがに38式等実銃を用意はできないのでエアガンを使った近接射撃訓練となる予定だ。


また前庭では、基本教練(停止間または行進間とも)を行ったり隊歌演習、早い話が軍歌の合唱等で軽く身体もほぐしたり。

心身をリフレッシュすることから入居されてから、めきめき心身の各部によい影響が見られるようになってきたのである。


もともとは、オタク趣味の田中1尉の企みで始まったことが、心身の改善から、介護度軽減にまで繋がっていったのである。

この想定外の効果に厚生労働省はプロジェクトチームを編成、この施設を見学すると共に、同様な発送でさまざまな業界をシミュレートできる体験型回想法施設を検討するきっかけとなっていく。


なんと厚生労働省まで乗り出す騒ぎ。どうなりますやら

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