表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
非戦闘員パーティー  作者: 四条水羅
1/6

合格発表!

200年前

人類と悪魔は互いに不干渉の日々を続けていた

しかし、悪魔王が新悪魔王に殺され、人類と悪魔の中立は一瞬にして破られた。

新悪魔王率いる悪魔軍は人々の住む街を攻めその領土の半分を占領していた。

そんな中一人の勇者が立ち上がった。

その勇者は悪魔軍を一掃し、また人類と悪魔の長い均衡状態が続いていた。

人々は悪魔に対抗するための養成機関をつくり未来の対悪魔戦争に備えた。



そして現在

対魔専門学園(魔専)は国内屈指の対悪魔養成学校として注目を集めていた。

全国の多くの学校では、騎士学部・魔法士学部・武闘家学部をメインに学生を育成している。




対魔専門学園入試試験会場



大きく張り出されたその紙はさすが名門と言わんばかりの迫力があり、私に緊張と期待を感じさせた。

「あー、お腹痛いキリキリする。」

「そんな緊張することねーって」

「うるさい大河の脳筋バカッ、あんたはいいじゃないどうせ合格よ。断言するわ、あんたが受からないならここにいる全員受からないわ。」

「お前だって落ちる気してねーだろ?」

「断言するわ、私が落ちたらここにいる99パーセントの奴は落ちるわ。」

「受かる気満々じゃねーか。」



 ここ対魔専門学校の入試方式は

全ての受験者が同じテストを受け、合格発表日に、それぞれの適正に合った学部に振り分けられる。

知力+体力+魔力+実技力、それぞれ100点、計400点満点で行われる。

ボーダーは4割、大体160点程で十分だろう。


 あれ、4割ならイケるんじゃね?とか思うかもしれないがそんな簡単にはいかない。何せこの入試は辛い。とても辛い。普通の学校なら普通で成績上位者だったとしても、当たり前のようにこの入試で落ちる。


 私の合格プランは、

知力 100

体力 50

魔力 80

実技 60       計290


 そして私の隣の脳筋は

知力 0

体力 100

魔力 100

実技 100      計300


 あくまで予測だが、ここまで予測しがいのない奴は居ないことは事実だ。

 まぁ、この予想は1か月後の合格発表で現実になるんだけど…。



私は魔力に自信があるので魔法士になると確信していた、が…

「ないっ!ない、ない、ウソ?、私の受験番号がないっ!」

そこには私の番号はなかった騎士学部か武闘家学部も考えられるが可能性は薄い。

「どうだ、沙也有ったか?」

「無い無いわ、どこにも、」

「そんなわけねーだろ。全部見たのか?」

「全部は見てない、魔法士だけ。」

「全部見ろよっ!このインテリバカ野郎!」

頭いいのか悪いのかわからないあだ名だな…。

「有る訳無いじゃない!」

「お前番号何番だ?俺が探してやる!」

「120番」

「よしっ120だな?ぜってー見つける!」

そう言って遥輝は人ごみの中へ入っていった。


そして10分も経たないうちに無言で帰ってきた、

「お前120番って言ったよな?」

「ええ、やっぱり無かったのね?いいの私が悪いの…」

「いや、120番は有った。お前はブトウカ学部だ。」

「私が武闘家?何で?適正判断では体力より魔力の方が圧倒的に高いはず。」

「ちげぇーよ!お前は舞踏家学部踊り子学科だ。」

「は?武闘家じゃなくて舞踏家?そんな学部聞いたことないわ!」

「俺だってねぇーよ」



祝!舞踏家学部入学




こうして私の最悪な学園生活が始まろうとしていた。


はい、1話目読んでくれてありがとうございます。

初めて書くので至らない点多々ありますが、頑張っていこうと思う気も多々あります。

良ければ、2話以降も見てくださると嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ